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外道王ロイの大陸性覇3 〜一瞬の絆〜
ライト・スーン/文


 ロイはトレードマークのバンダナが吸収しきれなくなって流れた一筋の汗を拭いながら口を開く。

 「ふう・・・本当に遠いな。マリナス、あとどれくらいで着く?」

 「そうですね・・・あと半日・・・とちょっと・・くらいでしょうか」

 ロイですら疲れてきた団体移動に、年老いたマリナスはかなりの疲労を感じながらも答える。

 (ちっ まだ半日もかかるのか。途中でギネヴィアでもくっちまおうか)

 そんなロイの思惑とは関係なしに一行は歩を進める。

 

 この戦いの鍵となる女性ギネヴィアを伴い、ロイ達一行はリキア同盟が集結する地、アラフェン城へと向かっていた。

 そこでリキア同盟の盟主ヘクトルと会い、今後の事を、そしてギネヴィアのことを話し合うつもりでいたのだが・・

 

 「ロイ様!前方に人影が!ギネヴィア様とともに下がってください!」

 ランスが叫ぶと、流石は騎士団、すぐにフォーメーションを組む・・・・が

 「伝令!伝令だ!敵じゃない!」

 高速で走ってきた騎士はロイの前に出ると深刻な表情で重く重く話し出した。

 「リキア同盟軍が・・・・ベルン三竜将と呼ばれるベルンきっての勇将のうちの二人・・・ブルーニャ将軍 ナーシェン将軍ひきいる軍に強襲され・・・全滅に近い敗北をきっしました・・・・」

 「なっ・・・!?」

 全員から驚愕の声がもれる。

 勇猛果敢で知られるリキア同盟が自分たちが合流するための、たかが数日で破れたのだ。

 流石のベルンとはいえ、ここまでの力を持っているなど誰も思ってはいなかったらしく、全員が信じられないような顔つきをしてる。

 

 「ロ、ロイ様。どどど・・どうしましょうか?リキア同盟が破れたとなると我々は・・・」

 かなりパニック気味のマリナスが慌てふためいている。

 

 『ロイ、アラフェン城に何か不思議なやつがおる気配がする。どこかで知っておるはずなのだが思い出せぬ。行ってくれぬか?そやつの正体を見たいのだ』

 いつものごとく何の前触れもなくレツォグが話し掛けてくる。

 いきなり話し掛けるな!と喉元まででかかったのを飲み込みロイは将の顔になる。

 「・・・・よし。これからどれくらいの被害を受けたのか調べるため、生存者を保護するためにこのままアラフェン城に向かおうと思う。どうかな、マリナス?」

 

 

 極めて冷静を努め、ロイは決定を下す。

 「むむむ・・・ロイ様がそうおっしゃるなら・・・」

 一行の先は、今までと同じくアラフェン城のままと決まった。

 もっとも、仲間達が待つ安全なリキアの巣から、大陸を喰らい尽くそうとする猛獣ベルンが待ち構えている危険地帯となったが。

 

 

 

 

 同じ空の下、同じ太陽の時二人の大男が対峙している。

 二人とも40代くらいであろうが、まるで対照的な雰囲気二人であった。

 一方は死神のような凍える目と、少しやせこけた顔からは想像もできないような、体からあふれる覇者のオーラをまとったベルン国王、ゼフィール。

 もう一方は目から燃えるような怒りをあらわにして、凄まじいほどの殺気をゼフィールにぶつけながらも、傷つきほとんど動かない体に血をまとったリキア同盟盟主、ヘクトル。

 二人の間からは見えそうなほどの闘気のぶつかり合いが、今なお続いている。

 

 「ぐっ…!き、貴様はベルン国王ゼフィールっ!!おのれ…よくも…」

 「オスティア候ヘクトルよ。われらベルンの竜将二人を相手にここまで戦うとは、さすがはリキア同盟の盟主と言いたいところだが…一人の勇将が あがいたところでしょせんは この程度よ。観念することだな。」

 ヘクトルの貫かんばかりの殺気を軽くいなすゼフィール。

 

 「なぜだ…わがリキアの諸侯は代々隣国ベルンとは仲がよかったはず。ゼフィール王の代になってからもわれらは礼をかかしたことはない。それなのに…なぜ…」

 「礼? フン、つまらぬことをいうな。リキア地方…いや この大陸はわしが支配せねばならぬ。世界を「解放」するためにな。そのためには「礼」などというくだらぬ事に こだわっているヒマなどない」

 《解放》ただそれだけの言葉が妙にヘクトルの耳に残った。

 

 

 「世界の解放・・・・?よく言ったものだな!しょせん 今、貴様がやろうとしているのはこのエレブ大陸の征服だ!北の雪国イリア、草原の国サカ、そしてこのリキアの地!今や貴様の手の内だ!さぞ満足か!つぎは西のエルトリアか!?そして西方三島を征服するのが貴様の狙いだろう!世界の解放などと大儀名目をかかえるな!侵略戦争に過ぎないこの戦いを!」

 もはやどれだけ正しいことを言おうと負け犬の遠吠えにすぎないことは痛いほどわかっている。

 それでもヘクトルはこの狂気の王の言葉を否定しないわけにはいかなかった。

 「・・・・・・貴様などが理解できぬともよい。それよりもおもしろいことを教えてやろう。リキアの残党どもがここに向かっているそうだ。そこでそやつらが死に行く様をゆっくり見ているがよい。」

 (なにっ!?ロイ・・・なぜここに来る?お前たちが敵うはずがないだろう・・・・逃げてくれ・・)

 

 

 紫のロングヘアーに知的な瞳で妖艶な雰囲気をした女性がゼフィールの前に出てきた。

 彼女こそベルン三竜将の一人、ブルーニャである。

 「では 陛下。私はサカ草原へもどります。しかしその前に・・・さしでたことを申すようですが、あやしげな者を重用なさらぬ方が・・」

 「イドゥンのことか?」

 「兵士達の中には 彼女のことを『暗闇の巫女』とあだ名して、その存在をいぶかしがったり、うとましがるものが多くいます。いかに 能力の高いシャーマンとはいえ…」

 「ブルーニャ、おまえは わしの行動が信じられぬのか?」

 ゼフィールの目から放たれた暗い光に彼女が気付いたかはわからないが、この一言で急激に弱々しくなってしまった。

 「と、とんでもないです!私はただ…」

 「なら おまえは、わしの命令にしたがっておればよいのだ。よいな」

 「…はい、すべては 陛下の お望みのままに」

 そう言い残すと彼女はきびすを返してスタスタと歩き出す。

 途中頬を伝う熱にさらに悔しさがこみ上げてくる。

 (陛下・・・・なぜあのような小娘にそれほど・・・・・・私にはその資格はないのですか・・?)

 

 

 

 「本当かい!本当にヘクトル様は生きてらっしゃるのかい!?」

 詰め寄るようにして、ロイは目の前の目付きの悪い少年、チャドに念を押す。

 「ああ、まちがいない。ベルンの兵士が 城の中に連れていくのを、この目でしっかり見たんだ」

 そう聞くやいなやロイはこのあとの会話イベントをすっ飛ばして、あっという間に城に突撃していた。

 ヘクトルを助ける・・・・もといリリーナを悲しませたくないという思いがロイをレツォグの支配から一時的に解放したのだ。

 あの花のように可憐な少女が、父の訃報を聞いたらどれほど悲しむかは想像にたやすい。

 ロイはそれを未来にしないため、見えないほど速く走り突っ込んだ。

 

 走るロイの前に突如ソルジャー、アーチャーの集団が現れる。

 「ムッ貴様はリキア同盟か!死ねッ!」

 そう一人が叫ぶと一斉に放たれる無数の手槍と矢、風を切りながらロイの命を狙う・・・が

 ギャン!ガン!バン!ズギャッ!ズバッ!ガガガン!ダン!

 全てが空中でロイの舞にあわせてゴミへと変貌していく。手槍が、矢がコナゴナになっていくのにあわせて奥の兵士も体の一部が吹き飛んでゆく。

 ものの数秒で廊下は液体に木クズが漂う赤い海と化していた。

 

 

 

 「早いな・・・・もう来たか。」

 ゼフィールは一人呟いたつもりだが、シッカリと部下に聞こえていたようだ。

 「リキアの残党ですね。何、とるに足らぬものたちです」

 応じたのはブルーニャと同じく三竜将の一人ナーシェンである。

 この卑屈そうな顔立ちでは、言われなければ三下の「自称天才策略家」程度にしか見えないだろう。

 近くにいたヘクトルはこの言葉に反応してしまう、同時に不安と焦りが彼を襲う。

 

 

 「陛下 『竜』たちを使いましょうか?」

 冷たく、高揚のない、それでいて機械的には聞こえない 奈落の底から聞こえる天使の歌声のような矛盾した印象を与える声。

 「イドゥン 今回はいい。『竜』どもは 予定どおりベルンへもどせ」

 「はい。陛下が そうおっしゃるのなら」

 イドゥンとよばれた、ブルーニャの話によれば「暗闇の巫女」と呼ばれる少女は、考えていることがヘクトルですら全く悟れない、まるで感情がないように。

 だが、それよりもヘクトルの心に響いたのは

 (『竜』・・)

 ベルンは竜騎兵を主力として使うため確かにこれは不自然ではなかった。

 (しかし今言った『竜』とは・・・・)

 ヘクトルの頭に恐ろしい推測ができあがる。

 もしヘクトルが思ったとおりであれば、人類は終焉の時を迎えることになるだろう。

 

 

 「さて、ナーシェン」

 「は、はっ!」

 いきなりよばれ一瞬反応が遅れたがナーシェンが緊張した面持となる。

 「リキア諸侯の裏切り者どもが、わしに土産を用意したらしい。しかしわしは今しばらくここにいるつもりだ。そこでナーシェン、おまえが行って相手をしてこい。」

 「はっ!わかりました。それでは陛下、くれぐれも油断なさらないでください」

 そう言ってナーシェンは外に出て愛竜にまたがるとあっという間に見えなくなってしまった。

 ここにいるよりもその土産の方がおもしろそうだと思ったのだろうか。

 

  

 その直後

 ドギャァン!!

 

 けたたましい音と共に謁見の間の扉が吹き跳ぶ。

 みな何事かと一斉にそちらを見る。

 扉が吹き飛んだ衝撃で煙がたっているが、徐々に薄らいでくると、そこから現れる一人の少年。

 「ロ、ロイ!?」

 思わずヘクトルは叫んでしまう、最初彼がかすんで見えて幻だと思ったのは自分の涙のせいだとあとから気がついた。

 

 

 「ベルン国王ゼフィール・・ハァハァ・・ヘクトル様・・を・・ハァハァ・・・かえしてもらう!!」

 異常な強さを誇るロイも、ここまで来る間に数百の兵をなぎ倒したことで多少疲れている。

 その手に握ったレイピアは、すでに壊れる寸前になっていた。

 「・・・ここまで一人でこれるやつがいるとは驚いたぞ、その強さに敬意を表して、わしに勝てたらヘクトルは返してやろう!」

 国王が自分で戦うなどという愚行を止める人間はこの場には誰もいなかった。

 すべての兵士はロイとゼフィールの闘気の竜巻の中で動くことさえ困難になっている。

 イドゥンはゼフィールの決定を覆すなど考えもしていないのか、ただ成り行きを見守っている。

 

 『ロイ! あの娘・・・・』

 驚いた様子でレツォグが何かをロイに伝えようとする。

 しかしロイの耳にその声は届かなかった。

 

 

 「死にたくなければ・・・本気でかかって来い」

 そう言うとゼフィールは手に持った槍のようなものを、このエレブの大地に自分という存在を誇示するかのように掲げる、と思うと、その槍は光を発しあたり一面、目を開けられないほどになる。

 (ちっ 光にまぎれて来る気か!?)

 そう思ったロイはガードに全神経を集中させる・・・・しかし徐々に光は収まった。

 いや、光は槍に巻きつき、巨大な剣のかたちへと集約していく。

 現れた剣は白銀に輝き、見ているだけで魂を魅了するような妖しい美しさに包まれていた。

 その刀身はある者には光すらも飲み込む闇が見え、ある者には自分の死に様が見える、そして・・・ロイに見えたのは―――。

 「なっ・・?な、なにが?」

 「これはベルンに伝わる宝剣エッケザックスだ。手加減はせぬぞ、小僧!」

 

 

 回転し、一瞬背を向けたゼフィールの背後から、人ほどもある巨大な凶刃が雷のように突如現れ、咆哮を上げながら襲いかかる。

 遠心力を利用したゼフィールの叩きつけるような回転切り、

 それはロイをひき肉にするかと思われたが、スッっと右手を上げ、威力を殺しながらたやすく受け止める。

 べキィッ!

 ロイの足元の床が悲鳴を上げる。

 一撃のあまりの衝撃に、ゼフィールの巨躯が浮き、ロイの小さな体が床にめり込む。

 ロイは難なくうけているが、ゼフィールの一撃は大地を砕くほどの威力があるのだ。

 

 

 フルパワーの一撃を止められ隙だらけになったボディにロイのこぶしが散弾銃のようにぶちこまれる。

 超絶な連撃にゼフィールは軽々と吹き飛ばされ、壁に激突する。

 「ぐうっ!」

 小さなうめき声が聞こえた、流石の解放王もロイには敵わないかと思われたが、ゼフィールは薄ら笑いを浮かべるだけだった。

 

 

 「クククク・・・・まさかこのわし相手にここまでのことができるとは思っても見なかったぞ。鎧の上からでもアバラをおられたわ。本気で相手をしてやろう・・・・」

 「へぇ 今のは本気じゃなかったのか?出し惜しみしていると痛い目にあうぜ」

 軽く言い返すが、ゼフィールの不気味な余裕にロイは本能的な恐怖を覚える。

 『ロイ!そやつを本気にさせるな!今の間に倒しておくのだ!』

 レツォグは今までになく焦りながらアドバイスする、しかし先ほどと同じようにロイにその言葉がとどくことはない。

 

 

 「イドゥン!」

 「はい・・陛下」

 イドゥンが紫のローブの中から、その空間だけ闇の核になったような黒い石を取り出した。

 石から暗い影が立ち込め、狙い済ましたようにゼフィールへと向かっていき、体に染み込むようにして消える。

 まるで最初から決まっていたかのようにムダなくさっさと進んでいくその光景に、ロイは目を奪われていた。

 「ご・・ぐ・・・がぁぁぁぁ・・・!」

 魔獣の呻き声があがったかとおもうとゼフィールの体が人とは思えないものに変貌していく。

 目は燃えるように赤くなり、正気とは思えぬ顔つきになる。

 鎧の上からでも膨張した筋肉がドクドクと脈打っているのが見え、顔には肥大化した神経が筋のように浮き出ている。

 体からにじみ出るオーラは、覇者のものから荒れ狂う悪魔へと変わり、その場にいるだけで全身が砕かれそうな邪気が、殺気が爆発したようにゼフィールから放出される。

 「バ・・・・ケモノめ・・」

 ロイの声は震えていた。

 

 

 ゼフィールがその巨躯に見合わぬ残像しか見えない速さで翔ぶ。

 天の裁きのように上空から墜落してくる大剣をロイはすんでの所でかわす。

 ズギャア!!ババババババババ!

 「!」

 床が吹き飛び、余剰エネルギーが大地を割りながら地平線まで突き進んでいく。

 もともとこの城のベルン兵の指揮官であったらしい男も巻き込まれ、あっという間にチリになってしまった。

 「な・・・・」

 鬼神ロイすらもあっけに取られる、ましてや他のそこにいた者など目の前の光景が見えているかすらも危うい。

 

 「なかなかいい反応だ、がっ!」

 空を裂く横薙ぎの一撃がロイを強襲する。

 跳びながら避けると同時に強烈な蹴りを放つ。

 ドガッ!

 林をなぎ払うほどのロイの蹴りを喰らってもゼフィールは平然としている。

 「ウソだろ・・・」

 ロイに魔神の殺撃が叩きおちてくる。

 「くそっ!」

 またも刀身を紙一重でかわす、しかしその風圧だけで皮膚が焼かれたように痛む。

 

 (レツォグ!どうなってるんだ!お前、最強の力をくれたんだろ!?)

 『確かに我が与えた力は最強だ、あの小娘がそやつに与えた力以上だ・・・だが』

 もったいぶったように話さないレツォグにロイの苛立ちはさらに高まる。

 『お前自身とそやつの力の差がありすぎるのだ、その上素手とエッケザックスでは天と地ほどの違いもある。勝ち目は・・ないぞ』

 絶望的な状況を淡々と述べられ、初めてロイの目に死が映る。

 (死ぬのか・・?俺はここで死ぬのか・・?殺される・・?殺される、殺さレル殺サレル殺サれルコロサレルコロサレルコロサレ・・・)

 ロイの思考が恐怖でショートしてしまう、流れる汗が格段に増え、ガチガチと歯がなる。

 『おい!落ち着かぬか!恐怖に負』

 「うああああああああああああああああ!!!!!」

 恥も外聞もなくしたロイが恐怖に飲まれ突進する、すでに涙で前すらもまともに見えていないのに・・・。

 技術も戦略もなくレイピアを突き出す、並みの人間なら肉片一つ残さず吹き跳ぶ・・が

 ギャイン!

 レイピアがロイの理性と同じく、ガラスのように脆く砕け散る。

 「そんな貧弱な武器でかかってくるとは・・・・もはや終わりだっ!」

 ゼフィールは両手でエッケザックスを持つと山をも砂塵に帰すような一振りを繰り出す。

 それは狙いたがわずロイの体へと吸い込まれるように向かっていく。

 『マズイ!』

 ロイの体から黒い霧が出てきたかと思うと、ロイのわき腹周辺で固まり、漆黒のごく小さな盾となる。

 ズギギャアッ!

 『グオオオオオオオオオ!!!』

 漆黒の盾と白銀の宝剣が火花をあげる、衝撃が城全体を突き抜け大地を揺るがす。

 ドォン!

 二つの力が相殺する。エッケザックスは弾かれ、レツォグは空中へと霧散する。

 『こ・・んな・・・・ちか・・・・・・ら・・・・・が・・・・・・・・』

 

 斬撃こそ防いだものの、依然衝撃は生きていてロイの体は小石のように吹き飛んでいく。

 「小僧・・・なかなかおもしろかったぞ。さらばだっ!」

 ゼフィールに呼応するように大剣が細長く伸びていく、吹き飛んでいくロイにとどく長さへと。

 風きり音と共にエッケザックスが振り下ろされる。

 

 

 最後にロイが見たのはエッケザックスに映った・・・・花のような笑顔が散ってしまった少女の姿であった。

 

 

 鮮血が舞った。

 白銀の巨剣は紅に染まり、淡い光が毒々しく映る。

 シャワーのように吹き出る血があっという間に泉を作る。

 「ぐ・・・あ・・」

 

 

 

 

 川のそばに人影がある。

 近くから見るとそれは少年のようであった、小刻みに震えている肩が何よりも弱々しい。

 「全部・・・・全部僕のせいだ・・・・僕が・・あんなやつに・・・・」

 泣きながら後悔にくれている少年は本来よりもずっとずっと小さく見えた。

 「ロイ様、ロイ様のせいじゃないよ・・・・。ロイ様はヘクトル様を助けようとしてがんばったんだから」

 気づいた時にはもう隣にシャニーが座っていた、いつのまにかいなくなったロイを皆で探していたのだ。

 少し驚いたロイだが、またすぐに元の状態に戻る。

 「違う・・・・違うんだ・・・僕は・・・・」

 (二人も女の子を襲って・・・・ヘクトル様を・・・死なせて・・・・)

 「ヘクトル様はロイ様を助けるために瀕死の体で盾になってくれたんだよ。いまのロイ様を見たらきっと悲しむよ」

 「・・・ヘクトル・・・様・・」

 

 

 

 再び二人の男が対峙している。

 一人は巨大な剣を握り、一人は巨大な剣をその身に受けている

 「よく・・・その体でそこまでのことができたものだな」

 「ロイは・・・これからの・・・・・この大陸の救世主となる・・死なるわけには・・・・いかぬ・・・」

 巨大な剣が体に埋まった状態で、まだ目だけは死んでいないヘクトルがゼフィールを睨めつける。

 「フン」

 何の感情も見せずに鼻で笑うとゼフィールは剣を引き抜く。

 「ぐああっ・・・あ・・」

 「イドゥン、帰るぞ」

 「はい、陛下。しかし、あの少年は?」

 「興が冷めた。ほっておけ」

 感情がないかと思われるほど冷たい二人の会話が進んでいく。

 

 

 「く・・ヘク・・・トル様・・・ご無事・・・です・・か・・?」

 フラフラになりながらロイが戻ってきた。

 ずぶぬれになっているのは恐怖の涙か。

 「ロ・・イ・・生きていたか・・・・」

 「はい・・飛んでいった先が・・池で・・・なんとか・・・」

 どちらも半死半生であり、特にヘクトルは生きているのが不思議なほどである。

 「よく聞け・・・ロイ。ベルンは・・・竜を・・復活させた・・・」

 「りゅ・・竜ですって!?」

 「そうじゃ・・・かつて・・われら人と・・・・争った竜じゃ・・。《人竜戦役》の・・・こと・は・・知って・・・おるか・・?かつて・・この大陸を二分した・・・人と・・・・・竜が争った・・・・戦争・・じゃ」

 「たしか・・《八神将》と呼ばれた英雄の活躍で・・・最後には人が勝利した、その後竜は大陸から姿を消した。竜は・・伝説上の生き物だと思い込んで・・いました」

 少しずつ回復してきたロイに対し、一歩一歩死が近づいているヘクトルの弱々しさは悲しく見えるほどだ。

 「竜は・・・確かに・・・・・いる・・まとも・・・・に・・・戦える・・・ものでは・・ない。ベルンが・・・・どうやって・・・竜を・・・使ったかは・・・わから・・・・・ぬ。だが・・・・竜が・・・・かつて栄えた地は・・ベルン・・・・そして」

 「ベルン王国の建国王は・・ハルトムート、八神将の一人・・でしたね」

 「そうだ・・・ロイ・・オスティアに・・・向かえ。オスティアに・・・・・残る軍を・・・指揮・・・してほしい。オスティアには・・・竜に・・・・通用する・・・・武器・・も・・・・・・ある・・」

 「武器・・ですか」

 「リリーナには・・・もう・・・・伝えてある・・。それから・・・・あいつも・・・気丈な・・ふりを・・しても・・・・まだ子供・・・おまえが・・・・ささえ・・・・て・・・・やって・・く・・・・れ・・・・・」

 「ヘクトル様・・・?ヘクトル様ッ!?」

 ロイの声は虚空の中に消えていくだけで、とどくべき者にとどくことは・・・・永遠になかった。

 

 「ロイっ!大丈夫か!?さっきの地震はっ!」

 どたばたとこの場に似つかわしくない勢いでディークが入ってくる。

 興奮していてもすぐにロイの前のあるものに気付いたようだ。

 「そ・・それ・・は」

 「・・・・」

 ロイは応えない。

 あとからランスやアレンが入ってきて、似たような反応で息を呑んだ。

 城の一室が全壊している上に地平線まで続いている何かの跡も強烈なインパクトがあるが、流石にみなヘクトルの死に気を囚われていた。

 その後マリナスやマーカスが何か言っていたのをロイは覚えていない。

 ただ、気がついたら川のほとりでじっと水の流れを見詰めていた。

 

 

 

 

 「ロイ様、あたし・・・・上手くいえないけどさ。ヘクトル様、最後に強くなったロイ様を見て幸せだったんじゃないかな」

 (違う・・・違うんだ・・・・・あの・・強さは・・)

 「・・・・」

 ロイは相変わらず焦点のあわない目で揺れる水を見ている、そこに・・光はない。

 「ロイ様・・」

 ガバッっといきなりシャニーがロイを抱きしめる、幼子[おさなご]を胸に抱くように。

 「シャニー!?」

 「ロイ様・・いっぱいいっぱい傷ついたんだね。勝てない相手に立ち向かって、でもやっぱり勝てなくて・・・守れなくて」

 シャニーの言葉がロイの心に傷薬を塗っていく。少し緊張していた体もだんだん力が抜けてくる。

 「あたし・・あたし今みたいなロイ様見たくない、弱くたっていい、弱音を吐いたっていい、でも・・後悔だけしてずっと後ろを振り向いてちゃダメ!」

 場合によってはロイを傷つける言葉だろうが、シャニーの気持ちがわかるから、心に響く、目を閉じないと涙があふれてきそうなほど。

 「あたし・・ロイ様の力になりたい、何だってするよ。だから、元気出して。ね?」

 「シャニー・・・」

 もう言葉はなかった。二人の交錯する視線の中で会話がなされていく。

 どちらともなく顔を近づける、唇がゆっくりと、スローモーションのように重なる。

 (甘い・・それにやわらかい)

 そっと離れる、そしてより激しいキスとなる。二人の中で燃える感情を表すように。

 ぎこちなく、拙いが、それでも天まで燃えつくさんほどの二人には十分であった。

 「んっ、む・・ぅ・・ん・・をいああ・・・」(ロイ様ぁ・・・)

 

 

 シャニーが横になる。

 服の外からチクチクとする草の感触と川から流れてくるひんやりとした空気がほてった体に心地よい。

 「綺麗だよ・・・シャニー」

 それはロイの口から勝手に出た言葉であった、彼が意識してこのようなことを言える人物ではないから間違いない。

 だが実際に月光に照らされたシャニーは女神かと思うほど・・・・いや、女神さえもかすむだろうほど美しく見えた。

 「うん・・・ありがとう、すごく嬉しいよっ。・・・ちょっと恥ずかしいけど」

 照れたように元気よく笑う。そんな仕草も今のシャニーの美しさと妙にマッチしていてロイをドキッとさせる。

 

 ロイの手がシャニーに触れると、ビクッとシャニーの体がこわばってしまう。

 それに驚き、つい手をはなしてしまう。

 「あ・・ロイ様、大丈夫だから。ロイ様なら・・いいの・・」

 いつもの太陽のような笑顔ではなく、こわばった、それでいて精一杯明るく振舞おうとする笑顔。

 ロイにはそのシャニーの気遣いがいじらしく思える。

 「うん、でも嫌だったら言ってね」

 一言断るとロイの愛撫が再開する。

 皮製の青い鎧をぬがせ服の上からシャニーの胸を愛する。

 ムニュッとしたやわらかい感触といつものシャニーからは考えられない甘い喘ぎ声がロイの股間を充血させていく。

 「あ・・うんっ・・・ふぅぅ・・ぅんっ・・あ・・・んぁ・・」

 服の上からでもシャニーの興奮の証が立っているのがわかる、ロイはそれに気をよくして吸い付いてみる。

 「あうっ・・ああ・・・嫌ぁ・・すっちゃダメェ・・・あんっ」

 言葉では否定しながらもシャニーはその快感のトリコになっていた。

 吸われている乳首に周辺が引き上げられるよう快感が集まる。

 ロイは手をスカートの中に入れ、下着の上からシャニーの女性自身に触れてみる。

 「あっ」

 「大丈夫・・僕を・・・信じて」

 追い詰められた動物さえもなだめられそうなほど穏かな瞳でじっとシャニーを見つめる。

 「うん・・やさしく・・ね」

 ロイの言葉にいくらか緊張が抜け、体を任せる。

 胸から来る鋭い快感と、秘裂から来るじれったい快感に身が焼けるように熱くなってくる。

 「あぅぅ・・ん・・・ハァ・・ん・・や・ぁ・・いいよっ・・・ロイ様・・・んぁっ・・」

 多少刺激の与えかたを変えながらそれを続けていると、シャニーの下着が湿ってきたのに気付く。

 (あ・・濡れてる)

 少しずつだが快楽を受け入れ始めた体は目の前の男を受け入れる準備を始める。

 シャニーの下を脱がせると、そこに見えたのは今まで見たことのないほど綺麗な芸術品であった。

 「ロイ様・・そんなに・・見ないでよ・・・・恥ずかしいよぉ・・」

 髪は青いのに顔が真っ赤になったその微妙なコントラストが今、何よりもロイにとって大切なものとなる。

 指をそこに入れてかき混ぜるとシャニーの可愛らしい顔が快感に歪む。

 背中をそらせ体全体に力を入れ快感に耐える。

 「くぅぅぅぅん・・・ぅあっ・・ああっん・・・ロイ・・様ぁ・・もう・・あたし・・ダメェ・・」

 シャニーがなれない快感に泣きそうな顔になってくる、レツォグがいない今、知識はないであろうに本能だけでシャニーの状態を悟ったロイが自身を取り出す。

 (あ・・あれがロイ様の・・すごい・・・あそこだけ別の生き物みたい・・あたしの中に入るのかなぁ・・)

 「シャニー、いいかい?」

 緊張からかロイの声が震えている。顔がシャニー以上にこわばってしまっているのもちょっと情けないだろうか。

 「そんなこときかないでよっ。もう・・」

 「ご、ごめん。でも・その・・」

 「わかってる。あたしのこと心配してくれたんでしょ?でもきかれたときすっごく恥ずかしかったんだからね」

 「ごめん・・」

 「いいよ、きて」

 

 傍から見ていると悲しくなりそうなほどラブラブな会話が終わり、ロイがシャニーに入っていく。

 (きつ・・・すごく狭い・・痛い・・くらいだ)

 ロイがそんな感想を持つくらいだからシャニーのほうは・・

 「い・・た・い・・・ああ・・・う・・」

 破瓜の痛みが小さな少女の体を暴れまわる。あまりの激痛に作り笑いもできず、その苦しみが顔に出てしまう。

 何とか奥まで入り込んだ時、やっとシャニーを気遣う余裕が出てくるロイ。

 「シャニー、ごめん。その・・・やめようか?」

 「いいから・・・あたしのことは・・うっ・・気に・・しないで・・・ロイ様・・の・・あぅっ・・・好きに・・いっ・・動い・・てっ」

 鮮血が示すとおりただならぬ痛みが襲っているであろうに、まだロイを気遣うシャニー。

 しかしロイもここでそれを聞くわけにはいかない。

 「ダメだよ・・シャニーだけが苦しいなんて。シャニーが痛くなくなるまで・・僕も耐える」

 「ロイ・・様・・」

 今すぐにでも全力で動きたい衝動をぎりぎりのところで押さえ、ロイはただじっと待つ。

 

 幾分か経った頃、シャニーの痛みが少しだけ収まってきたように見えた。

 「ロイ様、もう・・動いても大丈夫だから」

 「うん・・でも痛かったらすぐに言うんだよ。ちゃんとシャニーが痛くないようにするから」

 互いに気遣いながら始まった愛の行為。

 シャニーが痛くないように、本当に少しずつ出し入れするロイ。外から見ていると揺れているだけにしか見えないほど。

 「シャニー、痛くない?大丈夫?無理してない?」

 爆発を耐えるだけでもきついだろうに、何とかシャニーに感じてもらおうと最大限にシャニーの意見を聞く。

 「あっ、うっ、ん・・ふぁぁ・・だいっ・・じょ・・ぶ・・んあっ・・・はぁ・・んぁ・・ううぅん」

 少しシャニーの声が苦痛だけではなくなってきた。ロイの愛情で埋め尽くされている満足感が快感を早く呼び覚ましたのか。

 押し込むごとに愛情を込めて、引き抜くごとに痛みを感じさせぬように。できる限りそう行うロイの姿はシャニーにまぶしく見えた。

 あまり大きくなくても揺れている乳房に手を伸ばす。

 痛くないように優しく、ゆっくりとなでまわすとシャニーの甘い声が少し大きくなる。

 「あふぁぁ・・んぁぁ・・いぁっ・・ううぅん・・・あん・・はぁ・・はぁ・ん・・・・」

 痛みの中で流れるように体の中を動き回る快感にシャニーの意識が少しずつ支配されていく。

 

 ずっとこうしていたかったが所詮快楽に抵抗のほとんどない二人、限界がすぐに近づいてくる。

 「ああ・・ロイ様っ・・あたしっ、あたしもうっ!」

 「シャニー、もうちょっとだけ・・待って・・僕も・・もうすぐ」

 「ああっ!ロイ様っ!ロイ様っ!いやっ!もうダメッ!もう!あっあああああああぁぁぁぁぁ・・・・」

 「シャニー、僕も・・・・うっ!」

 絶頂の瞬間何とかシャニーの中から引き抜くと白いシャワーが降り注いだ。

 月光に綺麗に映えていたシャニーの体に欲望の塊がベチャベチャとくっついていく様はロイ自身を復活させるのには十分だった。

 「あう・・あれ・・ロイ・・・・様・・・もう?」

 「あ、その・・うん。もう1回・・いい?」

 照れているのかちょっと恥ずかしそうだ。そんなロイの子供っぽい表情にシャニーはつい苦笑してしまう。

 「全く、ムードないなぁ。あと1回だけだよ」

 照れているのかすねているのか喜んでいるのか、あるいはその全てか。

 とにかくシャニーの許可とともにロイの体が再びシャニーの上に重なった。

 

 

 

 乱れた服を調えながらロイはやっと心身ともに落ち着いたことを実感していた。

 「シャニー、本当にありがとう。もう、振り返らない。前だけを見て僕は戦いつづける」

 真顔で言ったためよけいに恥ずかしく聞こえるセリフをロイは堂々と言ってのけた・・・が

 「あははっ、ロイ様〜。あんまりカッコいいセリフを真顔で言うとあとで苦労するよ〜?」

 ハッパをかけた当の本人がこれだから・・ロイも気の毒なものである。

 「ははっ、やっぱり似合わないかな。言ってからそう思ったんだけど・・」

 「ううん、カッコよかったよ。がんばってね、あたしも支えるから」

 「うん、ありがとうシャニー。」

 目で会話しつつある一人身なら寒すぎの二人の間に邪魔(?)がはいる。

 「ロイ様、ここにいらっしゃったのですか。早く戻ってきてください、みな心配していますよ」

 ロイの乳兄弟のウォルトが目を輝かせながらやってきた。

 せっかくのいいムードだったのに・・そう言いたかったが何とか押さえてウォルトについていく。

 「シャニー、行こう」

 「あたしもう少しここで休んでからいく。その・・ロイ様が・・・あんまり激しいから・・・・」

 シャニーの言いたいことが理解できると真っ赤になって俯いてしまう。

 「ご、ごめん」

 「いいの、嬉しかったし。後からちゃんと行くから」

 シャニーもいくぶん赤くなっているがちゃんとしている。女性とは強いものだ。腰砕けになったなど男ならそうは言えない。

 「うん、それじゃ」

 「ロイさまー!早く来てください!みんな待ってますよー!」

 「わかったー!今行くー!」

 叫びながら駆け出していくロイを、シャニーは温かい気持ちで見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 「ふぅ、あたしもそろそろ行こうかな」

 10数分たったころか。シャニーが動こうとしたその時。

 「なっなにこれぇ!?」

 シャニーの周りを黒い影が包みだしていた。

 それは撫で上げるようにシャニーに触れると、異常なまでの不快感を与えながら体にまとわりついてくる。

 「やっ!いやぁ!やめてよっ!やめなさいよっ!」

 シャニーの抵抗などそれから見れば儚いものであった。

 必死に逃げようとするが簡単に絡め取られて動けなくなる。

 捕食者のように完全なそれは一回り大きくなったかと思うと・・シャニーを飲み込んだ。

 獲物を喰らった影は霧のようにあっという間に晴れていったが、そこにシャニーの姿はなかった。

 ただ・・処女の血で朝露のように濡れた草が不吉に風になびいていた。

 

 

 『たまにはこのような味も悪いものではないな。ククク、ロイのやつの絶望も旨そうだ。クハハハハハハハハハハ!!』

 闇は・・・消えない。

 

 続

 


解説

 ライト 「やっと3作目ができましたねー」

 ロイ  「そうだね。前の作品を書いてからずいぶんかかったよねぇ?」

 ライト 「あ、いや、その・・・・モチベーションが(要するにやる気)あがらなかったから・・・・」

 ロイ  「せっかく楽しみにしていてくださる方がいらっしゃるんだから、ちゃんと書かなきゃ失礼だよ?」

 ライト 「はいはい、次もがんばらなきゃね」

 ロイ  「そうだね、そう言えば僕とゼフィールの強さってどれぐらいなの?」

 ライト 「ロイは初期ステータスにHP+80、それ以外は+40の設定、ゼフィールはノーマルのステータスにその半分をプラスしたの。だからロイのステータスははオール40ちょっと、ゼフィールは40前後ってことだね」

 ロイ  「じゃあ、やっぱりエッケザックスとレイピアの差だったんだね、あの勝負は」

 ライト 「そうだね、ベルン王国で対戦する時はロイも強くなってるから大丈夫でしょう、ゼフィールもノーマルからハードのステータスになるけどね」

 ロイ  「まぁ、そういう設定ってだけで実際に出るわけじゃないからいいけど。じゃ、勝負はそれまでお預けか」

 ライト 「後ね、一つ反省しているのが瀕死のヘクトルとボロボロのロイの会話が読みにくすぎることだね」

 ロイ  「そうだねぇ、あれは・・気持ちはわかるけど読みにくすぎるよ。さっさと次のを書いて汚名返上しなよ(できないと思うけど)」

 ライト 「では、また次の作」

 シャニー「ちょっとまったぁぁぁ!!」

 ライト 「うわっ!でたっ!」

 シャニー「何よ、その言い方は?だいたいなんなの?エレンさんと違ってあたしの出番少なすぎじゃないの。どうなってるの?」

 ライト 「・・・あのね・・・怒らないでね。今回はゼフィールとの顔合わせが目的だったから・・・その・・Hにそれほど重点を置いてないんだ」

 シャニー「何であたしのときに・・・(ブツブツ)それに結局あたしはどうなったわけ?」

 ライト 「レツォグに喰われた・・と思ってもらえばそれでいいかな?もちろん死んだわけじゃないけど、たぶんもう登場しないね」

 シャニー「うそぉ!ちょっと待ってよ!何であたしが出ちゃダメなの!?」

 ライト 「ほら君、純愛でしょ?この後もスー、ララム、セシリア、リリーナ、ソフィーヤは純愛でいく予定(強調)なんだ。そうすると軍に純愛のキャラが6人もいることになるでしょ?」

 シャニー「不都合がないようにあたしを消したってわけだ・・ふふふ」

 ライト 「シャ、シャニーさん?あの・・・なんか恐いですよ?」

 ロイ  「シャニー、怒った顔もやっぱり可愛いよ」

 シャニー「あっ、やだぁロイ様。照れちゃうよ。えへへへへ」

 ライト 「あーアツイアツイ。次回はギネヴィアの調教かクラリーネのSMでいく予定です。この作品以外でも」

 ロイ  「これ書けやオラァ!って言うものや」

 シャニー「てめぇ何もわかってねぇな、このキャラはこう責めるに決まってんだろ!みたいなのがありましたらドンドンおっしゃってください」

 ライト 「・・・・何で二人ともそんなにガラ悪いの?」

 ロ&シャ「君がテキトーすぎるから!」

 


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