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人を好きになるってさ、きっと凄く難しいことだと思う。
好きでも、素直になれなかったり、自分の気持ちにウソついたりしちゃうこともあるんだ。
でも、本当に『愛し合う為』に巡り逢えた人、っていうのも多分どこかにいるんだろう。
それは、運命とか、宿命とか星の位置とか…。
そんな些細なことじゃないと思うんだ。
そう、それはきっと……。
きっと、絆。
『清廉なこころ』
星が降ってくるみたいって思う。
馬鹿みたいなこと考えるな〜、って笑われそうだけど、雪の降る日はそう感じる。
うん、そう。
感じるんだ。
頭で考えたりするまえに、きっと体がそう感じてる。
クリスマスイヴは星が降りそうな夜だった。
少し、寒いかな……。
「こんばんわ。」
「あ、こんばんわ!琴子。」
今日は2人でクリスマスパーティに行くんだ。
彼女に言わせれば宴席なのだけれど…。
まあ、どちらでもいい。
少し寒い12月の道を2人で歩いた。
しばらくして伊集院さんの家(邸宅?)についたんだけど、そこはもう凄く広いんだ。
どのぐらいって、パーティ会場だけでも学校のグラウンドの2倍以上ある。
そこに人が一杯いて、その人達がそれぞれに話をしているからとっても賑やかだ。
料理も凄い美味しくて、これで琴子の機嫌さえ良ければ最高のクリスマスだと思う。
何故不機嫌かって、彼女は西洋文化がキライだから。
この人の前で安易に横文字は使わない方がいい。
きっとコロされちゃうよ。
いや、冗談じゃなくてホントにさ。
…日本刀くらい持ってそうじゃない?
「やっぱり、西洋文化は身体に毒ね……。」
ほらきた……。
大体、このパーティに誘うのだってそうとう苦労したんだよ…。
「私は抜けるから、あなたはあなたで勝手に楽しみなさい。」
「え〜!?もうちょっと居ようよ。料理、美味しいよ?」
言ってから後悔した。
どうせ、『そんな西洋カブレのものより和食の方がいいのよ。』って言われるに決まってる。
「そんな西洋カブレのものより和食の方が健康にいいのよ。」
…惜しい。
「とにかく、私はもう帰るわ。」
俺の返事を待たずに彼女はスタスタと出口に向かって歩いていってしまった。
……まあ、しょうがない。
もう少し、食べてから帰ろ…。
俺はしばらく1人でパーティを楽しんだ。
一時間くらいしてからだろうか、
やはり琴子がいなくてはつまらないということで、会場を後にした。
「お、遅いわよ……。」
「え、こ、琴子!?どうしたの?」
「待ってたのよ……。」
琴子は、俺を待っていてくれたようだ。
でも、どうして…?
「これ……贈り物よ。
渡すのを忘れていたの。」
「え、俺に…?」
「………ええ。」
こんなことのためにわざわざ一時間近くも?
「…ありがとう。」
嬉しくて、俺はそれしか言えなかった。
本当に、嬉しかった。
「さすがに、冷えるわね〜……。」
彼女は寒そうに腕を組む仕草をした。
琴子は寒がりだ。
学校では、冬の間いつもどてらを着ていて、その姿はとってもチャーミング。
でも、心はもっと寒がりで…、痛がりで……。
とっても弱い女の子だってことを、俺は知ってる。
護ってあげたい、俺が…。
そっと彼女に寄り添う。
別に唐突でも、不自然でもなかった。
そうするのが当たり前のように、俺は彼女の肩を抱いた。
温かい感触…その後にふんわりと、良い香り…。
「な、何をするのよ…。」
「この方が、暖かいよ。
………それとも、嫌だった?」
イジワルっぽく聞いた。
こんな時、決まって頬を赤く染める彼女は可愛らしい。
「い、嫌じゃないわよ……。」
ようやく聞こえるくらいの小さな声を聞こえないフリ。
代わりに、綺麗な言葉を囁こう。
「でも……雪が降ったら素敵な夜だね…。」
「………そうね。
……こうしていれば、温かいわ。」
彼女は腕を俺の腰にまわした。
…普段だったら、絶対こんなことしてくれないのに…。
今日は、特別な日。
2人で並んで歩いた。
それだけ見れば普段の通りだが、体の密着感とクリスマス特有の雰囲気が、俺の頭を痺れさせた。
「あ、ねえ。寒いから帰る前にあそこに寄っていかない?」
「あそこ?」
「そ。決まってるでしょ?あそこ、よ。」
近くで見る彼女の瞳は気のせいか潤んでいるように見えた。
「はぁ〜〜、やっぱり炬燵は落ち着くわ………。」
ま〜るくなる琴子。
…正面に座ってる俺。
炬燵は暖かいね。
「やっぱり、日本人の冬はこれよ、これ!」
お茶をずず〜っと飲む、彼女はなんだかババくさい。
……口に出したらそれこそ血祭りだけど。
「そうだね。」
それだけ言って、俺もお茶を一口飲んだ。
俺たちは茶道部室にいる。
どうして冬休みなのに入れるのかはナゾだが、まあいいや…。
「でもちょっと寒いわね…。どてら持ってくれば良かったわ……。」
…あ、どてらで思い出した。
ってかなんで今まで忘れてたんだ、俺は。
「琴子、これ…。俺から、クリスマスのプレゼント。」
「え…?私に…?ありがとう……。
開けてもいいかしら?」
「うん、もちろん。」
「あ!!こ、これ……。」
「うん、着てみてよ。」
「ええ………。」
琴子に送ったのは星の柄のどてら。
けっこう探すの苦労したんだ…。
「これ…とても素敵だわ。
……あ、ありがとう。」
それを着た彼女はとっても可愛くて、でもまだ寒そうだった。
……俺のせいで。
なぜもっと早く出てきてあげなかったのだろう。
俺は何を考えるわけでもなく、炬燵から抜け出して彼女を後ろから抱きしめた。
琴子は一瞬だけ身を硬くしたが、しばらくして力を抜いた。
着物ごしに伝わる体温は冷たくて、俺は彼女に対して申し訳ない気持ちで一杯だった。
「……ごめんね、こんなに冷えちゃって…。
俺のせいだね、ごめん……。」
「違うわよ、私が待ってたいから、待ってただけだもの…。」
しばらく、そのまま無言。
抱きしめる俺の腕を彼女はそっと掴んだ。
無音の空間。
ただ2人の息遣いだけが、聞こえる。
「ダメね、私……。」
彼女はそんな言葉で沈黙を破った。
「どうして?」
「あなたが傍にいるだけで…、心が舞い上がるみたいに軽くなっていくんだもの……。」
トクン、と心臓の音。
一体どっちのこころの音だったんだろう…?
俺には、わからない。
「ねえ、琴子。」
「ん、なに…?」
「好きだよ……。」
装飾なんか、いらない。。
それは心からの、言葉……。
「あ…ダ、ダメ…よ。私、ダメな女だわ……。」
「俺だって、ダメな男だよ。
琴子のこと考えるだけで、苦しいもの。
恋をしたら誰だってダメになる………。
琴子は、俺のこと……好き?」
彼女は恥ずかしそうに、小さく…。
でも、しっかりと頷いた。
「ありがとう……。
可愛いよ、琴子。」
「……バカ。」
ゆっくり、くちづけを交わした。
ふと訪れた甘い一瞬。
そのまま、耳たぶを軽く唇で挟んでやる。
「きゃ…ン…ふぅ…。」
手を、胸に添える。
琴子は少し身をよじる素振りを見せたが、特に抵抗しなかった。
撫ぜるように触りながら、もう一度、キス。
荒くなっていく彼女の呼吸が、手に残る柔らかい感触が、愛しかった。
「好きだよ、琴子…。」
彼女の長い髪の毛に指を這わせる。
「この綺麗な髪も…。」
「あ………。」
髪を撫でられている間、気持ち良さそうに声を漏らす琴子。
「愛してる、全部……。
抱いても、いい……?」
「言わせ……ないでよ…そんなこと。」
今度は彼女からのキス。
全部で、受け止めよう。
俺の全てで、彼女を…。
畳の上に彼女を横たえて、ドレス、下着、と脱がせていく…。
彼女はときどき身をよじったが、抵抗は感じなかった。
「あ、あまり見ないで……、恥ずかしいわ……。」
「キレイだよ…。ずっと、見ていたいくらい・・・。」
頬、耳たぶ、首筋とキスをしていく。
「くすぐったい・……。」
琴子は俺の首筋にしがみつくように腕を回した。
きつく抱くので身動きできない。
「琴子…?」
「……ごめんなさい……ふ、不安なのよ。
お願い…安心させて……。」
「うん……優しくするから、俺。
……信じてくれる?」
何も言わず琴子は腕の力を抜いた。
潤んだ瞳で俺を見つめてから、彼女は小さく「ええ」と呟いた。
くっきりと浮いた琴子の肩甲骨から、なだらかな曲線を描く胸までゆっくりと舐めていく。
「ひゃ!…ん……。」
いたずらっぽく右の乳首を噛んで、左の胸を右手で揉む。
柔らかくて、揉む力を変えるたびに形を変えていく……。
最高に心地のいい感触が手に残った。
「あっ……くすぐったいわ…よ…。」
お腹を通り過ぎて、女性の一番敏感なところをそっと指でなぞる。
「あ!……だ、だめ……そんなところ……。」
甘く、切ないように息を切らせて…。
彼女はピクリ、と一瞬反応した。
俺は無言のまま彼女の秘所を舌で愛撫する。
独特の、女の匂いが俺の頭の芯を溶かすようだ…。
ちゅっ……ぴちゃ……。
水っぽい音が茶室に響いた。
「あ…んん、ヘンな感じ……。」
閉じようとする彼女をもう一度開かせてやりながら、人差し指を秘所に挿しいれた。
途端に締め付けられて、指から射精してしまいそうだ、と思った。
「琴子、愛してるよ。」
「あ、愛してる……私も…愛してるわ。」
もう理性などどこかに吹っ飛んでしまったよう…。
俺は隆起するような自分のモノを彼女の秘所にあてがった。
「あ!」
「大丈夫…?」
「…ええ。」
そのままゆっくりと腰を落として、彼女の膣内に自分自身を埋めて行く。
苦痛に顔を歪める琴子。
「あ、うう…くぅ…。」
「…痛かったら、やめようか?」
「だ、大丈夫…だから…お願い……抱いて……お願いよ。」
「うん………。」
そのまま埋めていくと、こつんと亀頭になにかが当たって、ああこれが処女膜なんだって思った。
「琴子……。」
「だい……じょうぶよ……。」
彼女をしっかり抱きしめながら、一気に奥まで突いた。
「あ、ああう!…はあ、はあ……。」
俺の手を彼女はずっと握っていた。
そう、痛いくらいに…。
でも、彼女の痛みはこんなものじゃないんだ。
「琴子…繋がってるよ。」
「ええ……嬉しいわ……。」
繋がったところから、血が少し流れ出ている。
それは彼女の、純潔の証。
「いいのよ……動いても………。」
「え?でも……。」
「そうしないと、気持ちよくないんでしょ…?
私は、大丈夫だから……。」
こんなときまで、俺のことを気遣ってくれるのか……。
今、心の底から貴女が愛しいよ…。
琴子は痛みに耐えながらも嬉しそうに微笑むと、俺の背中をしっかりと抱きしめた。
俺は決して彼女に負担をかけないように、ゆっくりと腰を動かし始める。
初めて体験する女性の中……温い。
そう、熱いくらいに。
早く腰を動かしてはいけないと頭では判っていても、押し寄せる快感が思考を奪う。
ずぶ…ちゅくっ、じゅぷっ、ずぷ…。
「は…ああ!はあ…!あぁ…んんん!」
「こ、琴子……。琴子!」
愛する女性の名前を何度も呼びながら、夢中で腰を動かした。
腰を沈め、浮かせる度に喘ぎ声ともうめき声ともつかない声が耳に聞こえる。
自分自身から感じる彼女の温もりだけでなく、彼女のそんな声も俺を興奮させた。
「ああ…、お、おかしくなりそうよ……。」
「はぁ、はぁ……琴子…俺、もう……!!」
「このままでいいから、このまま……ああっ!!」
どぴゅっ、どぴゅっ!
強い力で彼女を抱きしめながら、彼女の膣内で果てる。
「はぁ……はぁ……あ、熱い……。」
彼女はうわ言のように、囁いた。
幸せそうに、微笑みながら。
「琴子……ごめん。」
「……ううん、いいのよ。」
まだ彼女の中にモノを埋めたまま、俺たちは何回目になるかわからない口付けをかわした。
「私…ね。」
「うん?なに……。」
「もう、あなた以外、望む物なんてないわ……。」
「……うん。」
2人、しっかりと見つめあいながら……。
聖なる夜は、更けていった……。
<おわり>
エッチのシーンって……。
難しいなぁ……。
まだまだ自分、勉強不足です。
もっと精進するので見捨てないでくださいね〜。
『こころ』シリーズ2作目の今回は光ちゃんの親友の彼女。
すごい、書くの難しかったです。
では、トニーでした。