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えすおー
暴れ猫/文


 「手紙を取った時に感染したらしいな………」

  それはあまりにも悲しい言葉だった。謎の伝染病。その病原菌がドーンの体を蝕みつつある。

 「ドーン……街に戻った方が」

 「大丈夫だ………」

  苦しみが引いたのか、ドーンは立ち上がる。

 「感染したとはいえ、まだ発病はしていない。薬草を採る方が先決だ」

  ドーンは、俺は大丈夫だと言わんばかりに、手に握る剣をブンと振る。

 「でも……」

  ミリーが心配そうな顔でドーンを見ている。

 「行こう」

  貴重な戦力でもあり、それ以前にドーンは自分のことよりも、苦しみ、石化した人たちのことを考えている。そんな彼の心を無駄にはしたくなかった。ラティはドーンを見ながら頷く。

 「ああ……」

  ドーンは剣を鞘に収めると、先頭に立って歩き出した。

 

 

 「まったく、ついてないぜ……」

  しばらくしてモンスターの洗礼を受けることとなる。フェルウォームが突如ラティ一行の頭上から降ってきたのだった。

  ドーンは目の前に落ちてきた一匹を一撃のもとに伏せ、背後に迫るもう一匹に刃を向ける。

 「はぁっ!!」

  ラティは剣先を地に付け、素早く体を回転させる。刃の先が地面をえぐり、その衝撃がウォームを叩く。

 「ディープミストぉ!!」

  ミリーは胸元で印を結び、詠唱に入る。ぽぅっと印が光に包まれると、その光の塊を上空へと投げた。その光が弾けるとウォームに被さり、誰もいない方向へと攻撃を開始する。

  奇襲に失敗したとはいえ獲物を囲んでいる今、フェルウォームの優位は変わらない。瞬時に数匹が倒されたものの、相手の出方を伺っているうちはその固い鎧がウォームを守る。

 「うおらぁっ!!」

  キーン!!

  ドーンの腕力を持ってしても、その鎧は剣をはじき返す。

 「グシュゥゥゥゥ!!!」

  ウォームは唸りながらラティに向かって突進する。ディープミストは対象の回りの水分を濃い霧と化せ、目標をぼやかせる呪文に過ぎない。見えにくくなることはあっても、見えなくなるわけではなかった。

  ウォームはラティの輪郭ではなく、その中心を見ていた。ぼやけていても、そこにいることは分かる。

 「とあっ!!」

  横にジャンプでかわすラティ。だが不運はラティに噛み付いた。山道は険しく、狭い。避けた先の地面が着地の衝撃で崩れてしまう。

 「わあっ!!」

  ラティの声にドーンが向くと、まるでスローモーションがかかったかのようにゆっくりとバランスを崩し始めている。

 「ラティッ!!」

  バッと近づきラティを捕まえようと手を伸ばし、手が触れようとした瞬間、ドーンは手を引っ込めてしまった。

 「わぁぁぁぁぁ………」

  掴まるものが消え、そのまま崖下に落ちていくラティ。

 「ラティィィィ!!!」

  ドーンの声も空しく、ラティの姿は下に茂る森の中に消えていった。

 「くそぉぉぉぉぉ!!!」

  手を引っ込めてしまったのは、あの病原菌のせいである。もし捕まえれたらその時はラティは助かる。しかし確実に感染してしまう。

 「ラティィィィッ!!!」

  ミリーも崖っぷちに近寄り、ラティの名を叫ぶ。しかしその声は森に吸い込まれるだけであった。

 「ドーンっ!!」

  ミリーの非難に満ちた目。その視線はドーンの心をえぐる。そしてミリーがドーンの胸元の叩こうとした時、ドーンが叫ぶ。

 「俺に触れるな!!」

  その声にはっとなるミリー。助けたくとも助けられない状況。いても何もできない事実が、モンスターとの戦いの最中であることを脳裏から忘れさせる。そして、それが致命傷を与える。

 「……あ………」

  ドーンの体が中に浮いた。そして吸い寄せられるかのように、ラティの後を追うかのように下の森に向かって落下していく。その後を追うかのように、直ぐ後ろにはフェルウォームも一緒についていく。

  体当たり。フェルウォームの体当たりが、ドーンを崖下へと落とす。しかし丸まったままの体当たりは、自らも崖下へと落とした。

 「あ…………」

  ミリーの目の前には、まだ4体ものフェルウォームがいた。

 

 

 

 「放せぇ!! 放せったらぁ!!」

  フェルウォームはミリーを捕まえると、自分達の住処に獲物を運ぶ。何十本もの触手がミリーの体に絡みつき、逃避を許さない。

  洞窟の奥に放り投げると、さっそく料理にかかる。

  首元から、袖から、裾から触手を送り込むと、女だけが持つやわらかな二つの山に向かって踊らせる。ふくらみを覆う固めの布の下に先端を滑り込ませると、そこに埋まる突起をつつく。

 「ひゃぁっ!!」

  電光石火のその早さに、まず何が起きたか分からない。しばらくして乳首を弄られている感触が走り、初めて身の危険を感じた。捕食とは明らかに違う身の危険を。

  服の上には、多数の触手が蠢く姿が浮かんでいる。その先端は、侵入場所は違えど、すべてはミリーの乳房に至っている。

 「あっ……」

  感触で分かる。ブラのカップ同士を繋ぐ布が引き裂かれ、カップが左右にずらされた。悪寒の走る愛撫だが、乳首は関係なしに充血して固くなっている。

  触手が乳首を押す感触は、乳首が固くなればなるほど強く感じる。身体も興奮してきたのか、まだ小さな乳房もやや大きくなってきている。

 「やぁぁぁ!」

  服を突き破り、粘液にまみれた触手群が目の前に現れる。否、服が解かされている。まるで水に濡れた紙を破れるかのように、粘液を十分過ぎるほど含んだ布は音もなく触手によってズタズタにされた。

  ミリーは群がる触手を掴むと、次々に剥がしていく。触手を掴む手を障害と見て、フェルウォームは直ぐにその腕に絡みついた。

 「ひゃっ!」

  強制的に万歳の格好をさせられる。小さな乳房は、突起となった乳首を触手の前に差し出している。

  ピン……ピン……。

  乳首を弾く度に乳房はぷるんとゆれる。痛いのか痒いのか、別の感覚か、なんとも言えぬ初めての感覚がミリーの内に現れはじめる。

 「んっ………ふぅっ……」

  乳首を弾かれる度に漏れる声。ミリーのその声にフェルウォームも興奮しているのか、触手の動きを早め始める。

  ピン、ピン、ピン、ピン………。

 「ふぁっ、や、止めて………んっ!!」

  触手から逃れようと身体をよじる。逃げる乳房に触手が巻きつき、胸板と乳房の始まりの部分をきゅっと締めた。

 「はうっ!!」

  さらに乳首は前に乗りだし、多方向からの触手のビンタを受ける。乳房をはたく度に触手先端の粘液が飛び散り、肌の張りが生む弾力がフルフルとふくらみを揺らす。

  くにゅぅぅぅぅ。

  ふくらみの頂点を触手が押す。突起は突くき終わったばかりの餅の中にうずくまり、さらに触手はぐりぐりと桃色の輪郭に合わせて回し出す。押すのをやめて離れると、ぽゆんと乳房は乳首を跳ねさせた。

  それに連動するかのように、触手は下半身にも進撃を開始した。他の触手が腰に巻きつくと、ぐっと持ち上げる。スカートの中に侵入させると、紫色のストッキングに絡み付き、スカートの外へと引き下げる。他の触手が太ももに絡みつき、そっとミリーを空中に持ち上げた。尻尾の穴から強引に通すと、お尻を撫でながらひっそりとうずいている花にその先端を押しつける。

 「だめぇぇぇ!!」

  触れられてはならない部分に触手が当てられ、その恐怖から尻尾の毛が逆立ち、太くなる。しかし所詮は大きく見せるだけの威嚇でしかなく、邪魔なものは排除しようと触手が巻きついた。そして引っ張る。

 「いっ!!」

  ぐっとミリーの体に力が入る。

 「痛い痛い痛い痛い痛いッ!! 痛いからっ!! 引っ張らないでぇっ!!」

  抵抗の力具合に、フェルウォームは尻尾を放す。その痛みが去りほっとしたところで下着のゴムの位置が下がっていることに気づく。スカートを見ると、ストッキングに続いて、パンティーもスカートの外に引き下げられていた。足を閉じようにも触手は開かせようとし、割れ目に沿う触手は前後への動きを開始する。

 「ひっ!!」

  まるで嫌悪感を吹き飛ばしてしまうかのような衝撃であった。しばらくは何が起こったのかが理解できず、やがて落ち着いてくるととても気持ちがいい。一瞬我を忘れそうになったが、やがて自分が立つ立場に、相手がモンスターだと再認識した時、とてつもない恐怖が沸き起こる。

  何を意味するのか?

  心の浅い部分では、否定したい気持ちでいっぱいである。しかし心の奥底では、行為の意味を理解していた。

 

 

 

 「メトークス山には行ってはいけない」

  ミリーの父、マルトスの言葉である。メトークス山には危険な魔物が住んでいる、だから行ってはいけない。その言葉の意味は、徐々に大人に近づく過程の中で理解していった。

  メトークス山に住む魔物は、人間の女の体を使って、子供を作らせる……。

 

 

 

  もはや何も感じられないほど恐怖に煽られ、身体は縮こまる。いくら乳房を揉まれても、いくら乳首を弾かれても、そしてスジに触手が群がろうとも、まるで全ての神経が無くなったかのように、触れられている感触が伝わってこないほどに。

  恐々とフェルウォームの本体を見る。触手よりも太く、赤いものが4本、空中に浮いている。先端は太く真ん中に穴のあいた生殖管が空中を漂っている。

 「あ…………ああ…………」

  トロ……。

  触手に弄られるワレメから、愛液が滴り落ちる。そしてそれに、生殖器が反応を示す。

 「い……嫌………」

  白い肌は朱に染まり、しかし心は拒絶を示す。愛液から香る女の匂い。それを求めて生殖器がざわめき出す。

 「来ないで……………」

  嫌々と顔を振る。フェルウォームはそれを無視して、生殖器をスカートの中に潜り込ませた。

 「だめ…………」

  愛液を誘う触手が離れ、そこに1本目の生殖器が頭をつけた。

  シュッ、シュッ、シュッ………。

  亀頭で何度かワレメをなぞる。滲み出す愛液をふんだんに亀頭に擦り付けると、ワレメの中心点で止める。

 「!!!!」

  来る。そう感じてぐっと身体に力をいれた時、それは侵入を開始した。

  ミリ…ミリミリ……ミリ……。

  自分の中に、大切なものが破かれる痛みが、激痛が駆ける。声を出せないほどの痛みは、身体を仰け反らせ、口をパクパクさせる。躊躇なく一気に子宮入り口にまで貫いてきた、フェルウオームの生殖器。 先端を変形させると、人間の男性器と同じ形になった。カサの部分が膣内に引っかかる。

 「ひぎぃぃぃ!!」

  変形が終わると、それはゆっくりとだが動き出す。引き裂かれんばかりの激痛が、容赦なくミリーの身体中を駆け回る。ミリーがそれを引き抜こうと掴めば、そうはさせぬと腕に絡みつく触手が腕を引っ張り上げた。

  ズリュ、ズリュ、ズリュ、ズリュ………。

  赤い血に染まった生殖器。押し挿ればそれを阻もうとし、引き抜けば放さないとばかりに生殖器にくらいつく膣。自分の意思とは関係なしに、生殖器同士の戦いがスカートの中で繰り広げられている。

  不安定な宙に持ち上げられ、手は掴まる物を探して漂っている。そして手に触れたものを掴む。いつ落とされるか分からない怖さがあるからこその、安定させようという意思の現れである。しかし掴んだのは順番待ちをしていた他のフェルウォームの生殖器であった。

 「いやぁぁぁぁ!!」

  手のひらにそれの脈動を感じる。しかし放そうにも、ぐらつくのを嫌った本能が手の平の掴む力を緩めない。それどころか、ぬめり滑る生殖器に、さらに強く握ってしまう。

  ヌチュ、グチュ、グチュ、ヌチュ………。

  掴まれた生殖器が前後に動き出す。それらも先端を男性器型に変化させ、カサの部分を掴まれている部分で引っ掛けて止まる。その部分を折り返しとして何度も往復する。先端の穴からは透明な液体が溢れ出し、握るこぶしに滴り落ちる。

  フルン、フルン、フルン、フルン…………。

  突き上げられる度に乳房は揺れる。腰に巻きつく触手が先端を伸ばし、片方の乳首をつつき始めると、残った生殖器が穴を大きく広げ、もう片方の乳首を飲みこむ。

 「もぅいやぁぁぁぁ!!」

  触手が乳首をはたけば、飲みこむ穴は内部を変化させて乳首をあらゆる角度から転がす。その刺激に子を授かる時だと勘違いした身体は、より生殖器を飲みこもうと愛液の量を増やし、より感じさせようと生殖器を強く挟む。

  ミリーが暴れるうちにいつしか膝立ち状態になっていた。しかし足は地に付いているものの、上半身は腰に、腕に、胸部に、首に触手が巻かれた状態であり、拘束から逃れられたわけではない。完全に下から突き上げられる格好であり、その突き上げは、ミリーを軽々と持ち上げてしまいそうなほど強くなっていた。

  小さな子宮は下から押されてその形を変える。その強さと往復の早さの増大は、射精を知っていても、どのような状況で行われるかを知らぬミリーには危険過ぎるものである。

  上下に揺れる小さな乳房。早くなるストロークに、さすがのミリーも良からぬ危険を感じ始める。しかしそれはあまりにも気づくのが遅かったのだった。

 

 

  ビュク! ビュククッ!! ビュルル!!

 

 

  唐突に突き上げが止まる。そのまま動きが止まったままで、しばらくすると身体から異物が引き抜かれた。

 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ………」

  何がどうなったのか、鈍い痛みが残る部分で何が起こったのか、やっと終わった痛みのある行為に思考回路は冷静に分析を始める。

  スカートの中から現れた、血にまみれたフェルウォームの生殖器。そして今もたれ落ちる、白い液体。太ももを伝う、熱い何かの感触。結論に達しようとした時、再び何かが体内に侵入してきた。

  ズチュ、グチュ、ブチュ、グチュ………。

  乳首を飲みこんでいた生殖器が、入れ替わってミリーの中に侵入している。何かを出した生殖器は早々にフェルウォームの中にしまわれて、代わって数本の触手が新たにミリーに向かって差し向けられている。

  その触手はさらに動きを封じるためなのか、ただミリーの肌に触りたかっただけなのか、脹脛に何重にも螺旋状に巻きつく。気持ちの悪いヌメリ気が、強く嫌悪感を感じさせる。

 「なっ、何するのぉ!?」

  触手が再び尻尾を捉える。尻尾の中ほどに巻きつき、スカートの中に連れ込む。威嚇の為の毛の逆立ちは、その尻尾を大きく見せたままである。その大きくなったままの尻尾の先端を、触手は生殖器結合部よりも少し上の部分に接触させた。逆立ってるとはいえ、毛の固さまでが変わったわけではない。

  やや強く押しつけながら左右にこすると、やがて小さな豆状のものが姿を現す。そして直に毛がその豆を優しく撫でた。

  まったく見えないという恐怖。スカートの下で何が起こっているのか、何をされているのか。嘘をついてはいけないと自分に課しているのならば、それは電気が流れたような、でもまったく痛みのない感覚と言えるものであった。花を散らされた痛みを打ち消すにまでは至らなかったが、明らかに別の感覚が走った。

 「はぅっ!!!」

  反射的に足を閉じようと太ももに力を入れる。しかし太ももには即に触手が巻き付いていて、それを防ぐ。そのあわただしさを示すように、スカートは内側からもごもごと蠢いている。

  抵抗をすればするほど、知らずの内にミリーを串刺しにしている生殖器を喜ばせていた。

  ミリーの中でぐんぐんと大きくなる生殖器。軟体なものというイメージとは裏腹に、筋肉の塊ではないかと疑ってしまうほどに固くなっている。小さな穴に、大きなモノが突っ込まれている。ただでさえ窮屈なところに、ミリーの抵抗がさらに圧迫させる。

 「ぐぅ、うぐっ、ぐぁ、ぁは…………」

  膝立ちのまま、下から何度も突き上げられる。すぐ上では自分の尻尾を操られ、露出した豆を弄られている。

  痛い部分と気持ちいい部分。さほど離れていない位置関係で、脳での情報処理がかく乱する。

  痛くて気持ちいい。

  やがて突き上げも終わりが近づいてくる。徐々に突き上げの間隔が短く、強くなってくる。1本目がいきなり止まり、そしてしまわれた理由を知らぬミリーは、それが種放出が近いことを当然知らない。

  膣内部では生殖器が小さな痙攣を起こしつつある。先端の穴からは透明な液体を多量に流し、愛液と混ぜて滑りを良くしている。

 「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ!」

  誤報を受けた脳は、ミリーに淫らな声を漏らさせる。感じることを受け入れたのか、自然と瞼が落ちてくる。頬は朱に染まり、小さな口からは誘惑しているかのような声。乳房は小さいだけに上下への振れは早く、触手を乳首通過ルートにおいて置くだけでもピシピシとはたく。粘液は遠心力で乳首に集まり、ピッピッピッと飛ばしている。

  そうしているうちに膝が浮くほどにまで深く突き入れると、生殖器はそのまま止まった。

 

 

  ビュクル! ビュル! ビュフゥッ!!

 

 

 「あんっ! あんっ! あんっ! あ…………」

  突然止まった動きに、思わず不満の声を上げてしまう。

 「なんか………でてる……」

  膣内に感じる、液体の放出。まだズキズキとは痛むが、馴染んできたのかそれ程でもなかった。だからこそ感じれた、生殖器の脈動。下を向くと、何かしらを終えた生殖器が引き抜かれ、姿を現したところであった。亀頭部分には白く濁った液体が被さっている。そして右膝と左膝の中間に、白い液体がツーッと落ちてきたのだった。

 「ま………まさか………」

  ビクンッ!

  身体のバランスを保つために握っている生殖器の片方が、しなる。強引に掴む手から引っこ抜くと、その先端をミリーに入れようと急加速で降りていく。しかしその動きは、ミリーにはスローモーションのようにしか映っていなかった。ゆっくりとその生殖器の移動に目を追わせた。

 

 

  ブヒュ! ビュフッ! ビュクゥッ!!

 

 

  その射精は、ミリーが見ている前で起こった。この生殖器は手での愛撫に限界が来ていた。しかし穴の規模から2本の生殖器を入れるのは不可能である。ミリーの中で生殖器が果てた時、この生殖器は射精への引き金を引いてしまった。

  素早くミリーの手から抜けると、これから出す液体を本来放つ場所で出すために急降下を開始する。しかし既にフェルウォーム本体は、この生殖器の中に液体を流し込んでしまっていた。

  スカートの裾より少し低い位置で亀頭を上に向ける。そしてそのままミリーの中に入れようとした時、本体から放たれた精液は無常にも先端に到達してしまったのだった。

 「きゃぁ!!」

  亀頭を追っていた視線は、射精の瞬間をきちんと捉えていた。大きく震えたかと思うと、次の瞬間には白い液体が顔めがけて飛んでくる。目を瞑り顔を反らすと、その液体は頬に付着する。そして温かさを感じた。

  着液場所は徐々に下がってゆく。2撃目は首に、3撃目は乳房の間に、そのままへそ近辺とスカートへと落ちた。

 「精子!?」

  恐々と目を開けてみれば、間に合わなかった生殖器が噴出した精液が身体中に付着している。放った生殖器はフェルウォームの本体の中へと姿を消した。

 「そ……んなの………」

  身体が震えている。ぎこちない動きで4本目の生殖器を握る手を見た。生殖器から溢れ出す粘液に、テカテカと光る手の甲。そしてゆっくりとその手から離れていく。

  先ほどのとは違いまだ余裕があるのか、その動きはゆっくりである。静かに下りると亀頭を上に向かせ、スカートの中に潜っていく。逆にその動きに怖さを見出すミリー。

 「い……い…や……」

  顔が、身体が強張る。自分の考えが覆された瞬間であった。

  亀頭がワレメに押し付けられた。2度の精を浴びた秘所は、3本目のご馳走にかぶり付く。

  クチュ。

  大きなカサが膣壁を押し広げ、ミリーの体内へとその姿を消した。

 「いや! やめてっ!!」

  ミリーの抵抗。しかも先ほどとは拒絶感がまるっきり違う。しかしフェルウォームは、容赦なく生殖器を動かし始める。なるべく多くの精子を膣内に留めようとカサを大きく広げ、膣入り口付近に残る精液を子宮の口近辺にまで押し戻す。

 「なんで! なんでよぉ!!」

  ミリーの思い違い。それはフェルウォームは卵から孵ると考えていたことにあった。しかし卵を産み付けられている感じはしなかった。生殖器を見た時はそれを産卵管だと思い込み、卵を出しているようには感じなかったのだ。従って人間の体を使い、子供を作るという話は嘘であり、陵辱はされているものの繁殖には利用されていない、自分は助かったのだと思っていた。

  しかし目の前で別のものが飛び出してきた。白く濁った、温かい液体。そのなかでは多くの遺伝子が泳ぎ、自分の卵が狙われている。

  その思い違いが2度も体内に精を招き、そして身体は3度目の射精を待ち望んでいる。

 「いやぁぁぁ!! やめてぇぇぇぇ!!!」

  妊娠させられてしまう恐怖が、初めて沸き起こる。

  ズリュ、ズリュ、ズリュ、ズリュ………。

  そして化け物は、妊娠させようと活気づく。触手でお尻の穴を触れば、膣がきゅっとしまることに気づく。そんなとこにまで侵入してくるのかとミリーは身構えるが、その度に強く膣内の生殖器を感じた。

 「そんなとこ関係ないでしょ!!!」

  ビクンッ!

  膣内で生殖器が跳ねる。

 「だめぇっ!!」

  出されてしまうのではないかと感じ腰を上げようにも、がっちりと触手が身体中に巻き付いている。体内で何かが噴出した感じはなかったし、依然生殖器は動いている。しかし今出されなかっただけに過ぎない。

  2回分の精液とあふれる愛液に、滑らかに膣内を往復するフェルウォーム。カサの部分が愛液を掻き出せば、戻る頃には充分に潤っている。ミリーは幼くとも刺激は充分にフェルウォームに届いており、生殖器はどんどん固く太くなっていく。ミリーが暴れれば暴れるほど、その変化は加速してゆく。

  ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!!

  絶え間なく聞こえる、結合部から漏れる音。怖さと恥ずかしさが入り乱れ、いやいやと顔を横に振る。

  フルンフルンフルンフルン!!

  乳房が激しく揺さぶられる。

 「早くなって………いっ…いやぁぁぁぁぁ!!!!」

  膣内の生殖器。その変化は、手に取るように分かる。限界にまで太くなったソレは、強くミリーを突き上げる。小さな子宮も強く持ち上げられ、その形を変えていく。突き上げる間隔も短く、終わりが近いことを告げる痙攣も発生している。

  無意識に膣内はその幅を狭め、精液を飲ませてもらおうと生殖器を絞める。透明な液体よりも、白く濁った液体を注いでもらいたい、そう生殖器に囁き掛けていた。

 「ダメ! 赤ちゃんなんていやっ!!」

  いくらもがこうと、身体に巻きつく触手は緩まない。

 「助けて! ラティ! ラティィィィ!!」

  身体を揺さぶり、ラティの名を叫ぶ。無論その声はラティには届かない。

  

 

  人は生まれた時から、なにかしら成し遂げるよう試練が課せられているという。ならばミリーはどんな試練を課せられたというのだ。この世に神様がいるのならば、神が生まれいでし人の子等に試練を授けるというのならば、ミリーには化け物の子を孕み、産む試練を授けたというのか。か弱き少女に、その胎に異形の者の命を宿せとでも言うのか。そしてそれに耐えてみせよとでも言うのか。

 

 

  早く飲みたい、小さな生き物を子宮の中で泳がせたい。一方的な性行為でも身体は熱く燃え、生殖器はそれに答えるかのように今までにない早さで自らをこすりつける。カサの部分から激しい快感信号がフェルウォームに送られ、精管の中に熱くたぎる液体を流し込もうとする。

  フェルウォームの限界を悟ったミリーは、明日か明後日あたりに排卵を迎える自分を強く恨んだ。言い付けを破った代償にしても、あまりにも酷過ぎる罰である。

 

  ビクンッ………

 

  膣内で再び生殖器が跳ねる。

 「ダメ……外に………」

  こうしている間にも、どれくらいの精子が子宮内に入ってしまったのか。どれくらいの精子が泳いでいるのか?

 

  ビクッ!

 

  今までで一番大きい脈打ち。

 「これ以上は………ほんとに赤ちゃんできちゃう………」

  カサは強く擦られ、透明だった粘液が白く濁り出す。そして先行部隊の精子は子宮の入り口に向かって泳ぎ出す。

 

  ビクビクビクッ!!!

 

  強く奥深くまで突き刺さり、その場で動きを止める。止まった動きに、ミリーは叫ぶ。

 「お願いだからぁ! 外に…中に出さないで!!」

  より確実に孕ませる為に、生殖器は先端の穴を子宮の入り口に密着させる。フェルウォーム体内に隠れている睾丸と生殖器が連結し、熱い種子が精管に流れ込む。

 

  グワッ!

 

  子宮に密着した穴が大きく広がる。穴が広がっただけカサも広がり、その変化はミリーにも伝わる。

 「いやぁぁぁぁぁ!! だめぇぇぇぇぇぇ!!!!」

  それでもミリーの秘所は生殖器をがっちりと咥えこみ、命の種を残らず飲もうとしていた。

  たぎる液体は唸りを上げてどっと押し寄せる。外に出そうという気配は全くない。当然である。強引にでも孕ませるのが目的なのだから。

 「もぅいやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

 

 

 

  ドピュゥッ!!

  迸る命の種を含む液体。

  ドピュルゥッ!!

  逃げることの叶わない膣内射精。

  グピュルッ!!

  強要される妊娠。

  ドプゥッ!!!

  やがて始まる受精劇。

 

 

 

 「いやぁぁぁ!! 抜いてっ! 抜いてぇぇぇっ!!」

  危険な予感。先ほどの2本の時以上に、奥深くまで液体が飛んだように感じる。フェルウォームは本来の役目を果たした。早々に開放してくれれば急いで指で掻き出し、妊娠の可能性を低くできるだろう。しかしフェルウォームはすぐには引き抜かなかった。

 「早くどっかに行ってよぉ!!」

  しかしミリーは気づいていない。いかに巧みに孕ませようとフェルウォームが動いたかに。

  通常子宮に入り口には細菌の侵入を防ぐために、厚い膜が張られている。それは精子すら破れないほどである。

  しかしその膜も薄くなる時期がある。排卵期である。排卵期には精子を子宮に取り入れるために、入り口を広げその膜を薄くする。代わりに膣内の酸の濃度を上げて、細菌を駆除している。

  今はまさにその時期である。少し広がった子宮に穴に、生殖器の穴を密着させ、精液諸共子宮内に直接流し込んでいた。当然その為に膜は破られたが、射精が終わると再製機能が働き、すぐに膜を作る。侵入を阻む膜が、この時ばかりは精液諸共子宮内に閉じ込める余計な結果を生み出していた。

  膜が形成されると、フェルウォームはようやく生殖器を引き抜き、本体の中へと消えていく。

  そのまま触手も各自しまうと、まるで興味が失せたように、目の前に何もないかのようにフェルウォームは引き上げていった。

 

 

 「出ない…………出て来ない……………」

  フェルウォームが何処かに去った後、ミリーは自分の中に指を入れて懸命に掻き出す。しかしいくら掻き出しても、その量は微々たる物であった。全て膝立ち状態で注がれている。そのほとんどは行為の最中に重力によって外に排出されている。しかし最後の分にしては量が少なすぎる。

 「子宮に直接…………何てことないよね…………」

  お腹を押さえ、強張った笑い顔。尻尾をはたはたと動かす。自分の愛液に、毛がべったりと倒れている尻尾を。

 「ラティ…………ドーン…………」

  いない二人の名を呟く。父を助けられなかったばかりか、友を二人も失い、さらには繁殖のために種を注がれてしまった。まるでその心の内を表すかのように、メトークス山に雨が降り始めた………。

 

  

  子宮内は異形のモノの精液で満たされている。そして精子は卵管に向かって泳いでいる。脱落者の出ない子宮内への射精は、卵管膨大部に集まる精子密度を異常に高めている。

  そのざわめきは、熟成を待つ卵子にも届いている。

  やがてその声に応えるかのように卵巣が蠢き、精子が何百万と泳ぐ待つ膨大部に、その卵が排出された。

  受精へのカウントダウン………。

 

 END

 


解説

 ども、かなぁ〜りのお久しぶりです。いざ書けば結構早く仕上がるんだなぁ………としみじみ感じました。

 というのも、復活のためのSS書いているうちに話題のウィルスに感染してしまいまして、その対ウィルスパッチを当てたらパソが起動しなくなってしまいまして、泣く泣く再セットを(涙)

 書いていたSSは当然のごとく全て消えました。

 気を取りなおしてSSに着手したのですが、今度は別の不具合が(汗

 起動時にありもしないプログラムを立ち上げようとして、メモリが足らないと文句を言ってくる。対ウィルスパッチを当てて再セットアップせにゃならん事態に陥った恐怖が、「ウィルスじゃないんだし、このままでいいか」とばかりに無視してたら、突然パソが立ち上らなくなりまして、またもや再セットアップの憂き目に(涙)

 当然、SSのバックアップなんて取ってありませんです(ぉ

 でもって今に至る、と。今のとこ特に不具合は出ておりません。

 8/15日。今から57年前に太平洋戦争が終結しました。その終戦日にこんなエロ書いてていいのかなぁ?

 


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