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汗と根性と接吻と
大三元/文


 「虹野さん、今日もクラブあるのですか?一緒に帰ろうと思うのですが。」

 「うん、秋の大会が近いからね・・・。」

 「そういえば今年の野球部強いから、マネージャー業にも精が出ますね。」

 「そうね、とっても応援したくなるの。未緒ちゃんも今度の大会、見に来てよ。」

 「そうですね。」

 「それで未緒ちゃんはこれから帰るの?」

 「いえ、図書館に行って蔵書の整理をやらなくてはいけませんので・・・。」

 「未緒ちゃん、図書委員だったもんね。」

 「はい!」

 「じゃ、私そろそろ行くから、頑張ってね。」

 「虹野さんもね。」

 

 虹野沙希と如月未緒は、中学校の頃からの親友だ。

 体育の授業のとき、体が弱くて倒れそうになった未緒を沙希が保健室に運び介抱をしたことから親友同志になったのだ。

 もっとも、介抱している際「根性よ!」とか「気合よ!」とか、今とさほど変わらない励ましの言葉を贈っていたが。

 しかし、それが未緒にとってとても嬉しく思えたのである。

 沙希に出会う前までは『勉強は出来るけど、目立たない娘』とみんなに思われていたからだ。

 確かに、自習のときは周りがどんなに騒いでいようとまじめに勉強しているし、昼休みになれば図書室に行き本を読んでいるし、体育の授業では見学していることも多い。

 そんなある日、体育の授業で体力測定の時間がやってきた。

 

 「あー、これから体力測定を行なう。男子は走り幅跳び、女子は1500メートル走から行なう。」

 「・・・。(いよいよこの日がきちゃった・・。昨日あんなに雨降ってってお願いしたのに・・・。1500メートルなんて走れない・・・・・。)」

 未緒の心配をよそに女子20人余りがスタートラインにつく。

 そして。

 「位置について、よーい、ドン!!」

 ついに始まってしまった。もう後戻りは出来ない。

 どこまで頑張れるか分からないけどとりあえず走り出した。

 (ここのグラウンドは一周400メートルだから、3周もしなくちゃいけないの・・・?)

 一周目はなんとか走りきった。

 しかしホームストレート過ぎのカーブを過ぎたあたりから気分が悪くなってきた。

 他の生徒とも目に見えて遅れ出してきた。

 そして2周目が終わろうとしたときジャンの音と共に崩れ落ちた。

 「大丈夫?如月さん!」

 「如月、大丈夫か?おーい、虹野!保健室に連れて行ってくれ。」

 (あっ・・・また私倒れたのね・・・)

 

 ・・・

 

 気がつくと保健室のベッドの上に寝かされていた。

 「あっ!如月さん、気がついた?」

 「・・・ここは・・?」

 「保健室よ、今高橋先生来るから。」

 「わ、わたし・・・?」

 「あと一周のところで倒れてしまったのよ。」

 「ああ・・、そうなんですか・・・」

 カラカラ・・・

 「あ、先生が来た。じゃ、そろそろ授業に戻るね。」

 「はい・・・。」

 虹野は、高橋先生に事の次第を話して保健室を後にした。

 

 体育の授業が終わって如月さんが教室へ戻ってきた。

 「如月さん、もう大丈夫なの?気分はどう?」

 まるで自分がこういう状況に追い込んでしまって申し訳無いような顔で問いかけてくれる沙希。

 「はい、もう大丈夫です。」

 「あまり無理しないほうが良いよ。さ、次の授業は理科だから理科室に行かないと。」

 「そうですね。」

 

 ひととき、当時の思い出に浸っていた未緒。

 「そう言えばあの出来事が虹野さんと親友になった第一歩だったわね。」

 今は頻繁に倒れるということは無い。

 なぜなら、高校入学と共に演劇部に入り、徐々にではあるが体力をつけているからだ。

 その演劇部ももうしばらくすれば、文化祭の練習の為に忙しくなる。

 「さあ、いつまでもここにいられないわね。早く図書室に行かないと。」

 

 図書委員の仕事は大きく分けて2つ。

 一つ目は昼休み時の図書貸し出し。

 もうひとつが今やろうとしている2ヶ月毎の蔵書の整理。

 ぱっと見ると整然と並んでいるように見えるが、じっくりその棚を見ると本が移動されていることが多い。

 たとえば、辞典の棚には精神論の本、歴史書物の棚には科学の本など、上げればきりが無い。

 「あ・・・、大変な量。今日は半分くらい出来れば良いほうかしら?」

 しかし、実際やってみると意外に移動されている本は(今回は)少なかった。

 半分ほどを終えて教室にかかっている時計を見る。

 午後4時。

 前回の整理のときは、半分くらいですでに5時を回っていた。

 「この調子なら全部終われるわね。」

 そして4時30分には整理が終わった。

 後は記録簿への記録。

 『今回の蔵書の整理は、あまり苦労をしませんでした。移動されていた本も余りありませんでした。いかがわしい本や、教科書の図書室保管も見当たりませんでした。』

 これを図書管理担当の先生の机の上に置けば、今日の仕事は終わり。

 職員室の扉を開け、会釈しながら「失礼します」と行って入室する。

 その先生の机は窓際にある。

 窓から外を見る。

 陸上部やサッカー部の練習はやっているが、野球部はやっていない。

 「虹野さんと一緒に帰れるかも。」

 気づいたら野球部のクラブハウスへと足が向かっていた。

 

 クラブハウス付近の長椅子に座って早20分。

 ミーティングが伸びているのだろうか。

 はたまたもう帰ってしまったのか。

 そろそろ諦めて帰ろうとしたとき、

 「未緒ちゃん!?」

 「待っていましたよ。」

 「ごめんね、シャワー使っていたら遅くなっちゃった。」

 「ふふっ。いいですよ。」

 秋空の下、さわやかな風が吹きぬけていった。

 すると洗い髪の良い香りがふわっと飛んできた。

 「さっ、帰りましょ。」

 

 帰り道沙希が、

 「明後日の日曜日に煌市の市営スタジアムで、10時から練習試合があるんだけど、見に来ない?」

 「そうですね、多分天気も良いし見に行きますよ。」

 「じゃ、日曜日の10時にね。」

 「はい、分かりました。」

 「あ、家こっちだから、じゃ、また明日ね!」

 「では、また明日。」

 

 練習試合当日。

 気持ち良い位に晴れ上がった、まさに「スポーツ日和」である。

 沙希には10時からと言われていたが、なんとなく早めに来た。

 すると部員の為に一生懸命働いている沙希を発見した。

 何か一言声を掛けたかったが、忙しそうに動いている姿を見てとどまった。

 「虹野さんって可愛いし、てきぱきと仕事こなすから、人気があるのよね。」

 独り言を呟いた時、沙希が未緒の事を見付けたようで、こっちに向かってくる。

 「あ、未緒ちゃん。来てくれたんだ〜。」

 「約束でしたからね。あっ、でも今良いのですか?」

 「うん!今部員の人たちは練習に行ったから、しばらく私は休憩時間なの。」

 「今日の試合の相手はどういうところなんですか?」

 「西部高校って言って、小暮さんが監督をしているみたい。ピッチャーも山県[やまがた]、五代の二枚看板だし、攻撃陣は鳩村、大門の三番四番コンビが曲者ね。」

 「へぇー、ちゃんと調べているんですね。」

 「うん!この試合によって、来春のセンバツ出場になるかが決まるから、気合入っているよ。」

 話をしているとき神代監督がこっちのほうを向いて、

 「おーい、虹野ー!そろそろ試合開始だぞ〜!」

 「あっ、監督が呼んでいるからそろそろいくね。」

 「じゃ、頑張ってくださいね。応援していますよ。」

 「じゃあ、またあとでね。」

 手を挙げながら去っていく沙希。

 「さあ、私も中に入らなくっちゃ。」

 一塁側のスタンドへ急ぐ。

 

 ・・・試合中・・・

 

 試合は2対0で西部高校がリード。

 「さすがね・・・山県くんのピッチング、虹野さんの行っていた通り、エースの貫禄があるわね。」

 きらめき高校は6回の裏までパーフェクトに押さえられていた。

 もっとも、ヒットは打てるのだが後続が続かない。

 西部高校は吉野を打ち崩し、形勢を有利にしている。

 

 ついに最終回を迎えた。

 西部高校のピッチャーは前の回から五代に変わっていた。

 しかしこのピッチャー、調子があまり良くないようだ。

 前回もノーアウトに満塁のピンチをようやく切り抜けたという感じだった。

 この回のトップバッターと次のバッターも四球で歩かされた。

 そこですかさず虹野が、

 「監督、代打を出したほうが良いですよ。次の紅林くん、調子悪いから。」

 「そうだな・・・、よし、桜井!いってこい!!」

 「桜井くん!根性で頑張って!!」

 代打の指名を受けた桜井がバッターボックスに向かう。

 五代が投げる。

 第一球、ど真ん中のストレートで1ストライク。

 第二球、内角高めに入ったカーブで1ストライク1ボール。

 第三球、やや低めに入ってきたシュートを引っ掛けファール。

 第四球、ワンバウンドになるミスボールを投げてキャッチャーが取れず後逸。その隙にランナーがそれぞれ進塁。

 ノーアウトランナー2,3塁、カウント2−2。

 そこで五代が投じた第五球。

 

 カーーーーン!

 

 快音を響かせライト方向へと飛んでいった。

 ライトの選手が前進守備をしていたので慌てて戻るが、頭上を抜かれた。

 まず、二人のランナーが悠々とホームに帰ってきた。

 これで同点。

 桜井はというと、今2塁ベース付近を通過中。

 ボールはようやくライトの選手が確保してセカンドに投げる。

 3塁コーチャーがぐるぐると手を回し、ホームに帰るよう伝える。

 ただこの桜井、あまり足が速くないようで、セカンドからホームへボールが転送された時はまだホームへは遠い位置にいた。

 桜井が最後の力を絞ってホームに突っ込んでくる。

 きわどいタイミングだ!

 激しい土ぼこりがホーム上を覆う。

 しばらくしてアンパイアが、

 「セーーフ!!」

 発声と共に腕を横に広げた。

 見るとベース上に桜井の右指がかかっており、キャッチャーの方はベースに僅かに届いていなかった。

 その瞬間、ダッグアウトから選手たちが飛び出してきて、桜井に手荒い祝福を送った。

 

 2−3x。

 きらめき高校の逆転勝ちでこの試合が終わった。

 未緒は労いの言葉を掛けたくて、球場前のベンチに腰掛けて沙希の出てくるのを待っていた。

 しばらくして、選手たちが出て来た。

 皆の顔に笑みが満開だ。

 列の後ろのほうに沙希がいた。

 「虹野さん。御疲れ様でした。」

 「あっ、未緒ちゃん。最後のプレイ見てくれていた?」

 「ええ、すごかったですね。」

 「桜井くんって、ラッキーボーイ的な存在なのよ。この前も・・・。」

 その時風が二人の中を通りぬけていった。

 それと同時に沙希から良い香りが漂ってきた。

 健康的な汗の匂い。

 「おーい、虹野ー。行くぞー」

 監督の声が遠くから聞こえてきた。

 「今日はありがとう、応援しに来てくれて。じゃ、また明日学校でね。」

 「え?ええ。じゃまた明日。」

 生返事を返した未緒。

 沙希が去っても、未緒はその場に佇んでいた。

 (さっきの気持ちはなんだったんだろう・・・。)

 今まで体験したことの無い、甘酸っぱい気持ち。

 その気持ちを帰りながら考えていたが、ついに答えは出なかった。

 

 一週間後のある日。

 ホームルームの時間に先生が、

 「今日と明日、水道局の人が来て水回りの点検をするから、一階部分しか水道が使えなくなるから、そのつもりでいてくれ。」

 とたんにブーイング。

 「そんなこと聞いてないよー。」

 「じゃあ、クラブハウスのシャワーも使えないということになるのー?」

 「そういうことになるな。ま、二日間だけだから我慢しろ。」

 「え〜〜〜〜!!!!!(運動部所属人の心の叫び)」

 

 その日の放課後。

 「未緒ちゃん、今日一緒に帰ろう?」

 「あ、虹野さん。でもクラブがあるんじゃ・・・。」

 「今日は特別に5時まえには終われるから。」

 「じゃ、読書しながら待っています。」

 「うん!!」

 

 そして午後4時30頃。

 いつも通りにクラブを終えた沙希を未緒が待っていた。

 「あれ、もういいんですか?」

 「うん。あ、今日シャワー使えなかったから、ちょっと匂うかもしれないよ。」

 「かまいませんよ、さあ、帰りましょう。」

 しばらく歩いて、川原の土手に出る。

 「ちょっと土手で話をしませんか?」

 「そうね。そうしましょう。」

 ススキが所々に生えていて、いよいよ秋本番だと思わせてくれている。

 「今度の練習試合はいつですか?」

 「1ヶ月後かな・・・。たしか七曲高校だったような・・・。」

 「また見に行っても良いですか?」

 「もちろん!!」

 満点の笑みを浮かべる沙希。

 「それでね・・・。」

 そんなとき風が吹き、沙希の「汗の香り」が飛んできた。

 (あっ、またこの前と同じ気持ちだ。)

 そう思ったら、何か分からないがむずむずしてきた。

 (私、女の子を好きになっているの?)

 「・・・っと、どうしたの?」

 「い、いえ、なんでも・・・。」

 「そ、そう?」

 沙希はジャージなので、なにか仕草をするたびに"香り"が如月のほうに飛んでいく。

 「・・・・・」

 (虹野さんの汗の香り、とても良い・・・。虹野さんに触れてみたい・・・けど、女の子同志はおかしいわよね・・・。)

 「どうかしたの?なんか悩みがあるの?もし良かったら私が聞くよ。親友なんだし・・・。」

 そう言って沙希の右腕が未緒の左右の肩に乗ってきた。

 今までより濃厚な沙希の香りが未緒を襲う。

 ( も う が ま ん で き な い ・ ・ ・ )

 その瞬間、未緒の理性は音を立てて崩れていった。

 気がついたら未緒の唇は沙希の唇を奪っていた。

 「え?え?どうしたの未緒ちゃん?」

 突然ファースト・キスを奪われて驚いている沙希。

 そして未緒の手が沙希の胸を捉えて揉んでいく。

 「虹野さん、この前の練習試合の後に話をしたときにこういう気分になったんです。その時はなんだか分からなかったのですが、今日確信しました。私は虹野さんが好きです。」

 「で、でも・・・。私たちは女の子同士だし・・・。」

 「これもひとつの愛の形だと思っています。女の子が女の子を好きになっても良いじゃないですか・・・。」

 沙希の胸を揉むのをやめない未緒。

 「でも、せめてシャワーくらい浴びさせて・・・。」

 「そのままで良いですよ。こういうと変態かと思ってしまわれるかもしれませんが、私、虹野さんの汗の匂いって大好きなんですよ。」

 「・・・分かったわ・・・。でもここでじゃいや。みんなに見られているような気がして・・・。」

 「では・・・。」

 突然胸を揉んでいた手を止め、立ちあがる。

 そして土手を後にした。

 「ここでいいですか?」

 ここは、お互いの自宅にほど近い神社。

 神社とはいえ、祭りの時期と初詣のとき以外はあまり人気の無い場所だ。

 「本当にやるの?・・・」

 「はい。・・・私のこと、軽蔑しましたか?」

 「そんなことは無いけど、やっぱり怖いの・・・。」

 「虹野さん・・・、好きですよ・・・」

 ちゅっ・・・

 可愛くキスをした如月。

 沙希は嫌がっている様子は無いが、まだ戸惑っているようだ。

 「虹野さんの汗の匂い、最高です。」

 首筋にキスをする未緒。

 「未緒ちゃん・・・」

 意を決した様子で未緒を見る。

 「私の身体、愛してくれますか?」

 「はい、喜んで・・・。」

 そう言うと未緒は、沙希の上着とブラを外した。

 そして、Tシャツの上から胸を愛撫しながら、乳首に吸い付く。

 「あ!、未緒ちゃん・・・。」

 土手での愛撫のときより、乳首が硬くなっていた。

 「虹野さんの乳首、しょっぱくて美味しいですよ、ほら、こんなに乳首も大きく硬くなりましたよ。」

 「は、恥ずかしいよぉ・・・未緒ちゃん・・・」

 「私のも同じようにしてくれませんか?」

 「・・・はい」

 そう言うと沙希は未緒のセーラー服の横のファスナーを上げ脱がせた。

 そしてブラを取り同じように愛撫していく。

 小柄ながら、なかなかの大きさの胸に沙希は驚いた。

 「未緒ちゃん・・・。胸の大きさは?」

 「え?この前の身体検査では80って言われましたけど・・・、何故?」

 「私より大きいように見えたから・・・って、未緒ちゃん、私よりスタイル良いもんね。」

 「そんなこと無いですよ。虹野さんも、こんなに大きいし。」

 互いに胸を愛撫しあっているとき、未緒の右指が沙希の大事な部分へと降りていった。

 「あっ・・・未緒ちゃん・・そこは・・・ダメ・・・。」

 沙希の警告を無視するようにブルマーの中に指が入っていく。

 「どうして?もうこんなに濡れていますよ。」

 「そ、それは・・・」

 「気持ち良いんでしょう、でももっと良くしてあげますよ。」

 そう言うとブルマーの上から悩ましく動いていた指が、下着の中へと入ってきた。

 「ひゃう!?・・」

 「虹野さん聞こえますか?このいやらしい音。」

 「え、ええ、とっても気持ち良いです・・・」

 「ではさらに・・・」

 と言うと、とても感じる大きな豆をしごき始めた。

 「はあああああううう・・・」

 「虹野さん、とっても気持ちよさそうですね。私も嬉しいですよ。」

 「み、みお、ちゃん、と、とても、きもち、いい、よぉ・・・」

 沙希がもう少しでイクことを察知した未緒は、胸への愛撫を再開した。

 「もうダメ〜、イッちゃう〜〜」

 そして1分もしないうちに沙希は果てた。

 ブルマー越しにも分かるほどの愛液を出してぐったりしている沙希。

 そのブルマーと下着をおもむろに下ろす未緒。

 そして、未緒自身も下着を下ろし、自分で慰める体勢になった。

 虹野の愛液や割れ目を舐めながら、自分の指で自分の割れ目を犯していく。

 そこでようやく沙希が意識をはっきりさせた。

 そして、

 「未緒ちゃん、私に犯[や]らせて・・・。」

 「おねがいします・・・。」

 そう言うとお互いの体位を入れ替え、シックスナインの形になった。

 「未緒ちゃん、イイ?」

 「はい、はぁはぁ、虹野さん・・・っはあ、とっても・・っくう、気持ちいい・・はう・・です・・・」

 「わ、私も・・・また、イッちゃいそう・・・」

 「にじのさん・・・」

 「みおちゃん・・・」

 二人はほぼ同時に絶頂を迎えた。

 未緒が上になっていたため、愛液が虹野の顔面にかかってしまっていた。

 「ごめんね、びっくりしたでしょう?」

 「いいよ、未緒ちゃんのだもん、美味しかったよ。」

 二人はしばらくそのままで余韻を楽しんだ。

 

 しばらくして、未緒が自分のバッグをあさっている光景が目に入った。

 「どうしたの?未緒ちゃん。」

 「今度はこれを使ってみようかと。」

 と、取り出したものは長い棒と、短い棒に紐みたいなものがついている物だった。

 「え!?」

 それはまさしく、男性器の模型だった。

 「虹野さん・・・。私、あのときからいつも虹野さんのことを考えて、自分で慰めていたんですよ。」

 虹野がちょっと意地悪をしようと考えていた。

 「ねぇ未緒ちゃん、それどう使うのか教えてくれる?」

 「じゃ、こっち来てくれますか?」

 「いつもやるようにやってもらえる?」

 「え・・・。恥ずかしいです・・・。」

 「でも、いつもやっているんでしょう?」

 「・・・・・わかりました。」

 そう言って未緒は頷き、おもむろに足を広げた。

 そして先ほど愛液が出ていたところからバイヴを膣のほうに侵入させていった。

 「・・・っ、く!」

 「すご・・・い、未緒ちゃん、どんどん入っていくよ・・・。」

 「ハァ、ハァ、ハァ・・・虹野さん・・・好き・・です・・よ」

 しばらくして、もうこれ以上入らないところまで来たら、バイヴのスイッチを入れた。

 

 ヴヴヴヴヴヴヴ・・・・・・

 

 今未緒は、右手で電動バイヴで自分のことを犯し、左手では自分の胸を弄[まさぐ]っている。

 沙希は、未緒のこんな姿を見るとは思ってもみなかった。

 普段あんなにおとなしくて、Hのことなんて興味も無いと思っていたからだ。

 しかし、目の前で自分より激しい行為をやっているという現実をつきつけられている。

 「・・・・・。」

 沙希は段々むずむずする感覚を持ってきた。

 自分の秘密の場所に指を触れてみる。

 「あふっ!・・・」

 また蜜があふれてきていた。

 「・・・ち、ちょっとだけ・・・」

 そう思い、中指を膣[なか]に入れてみた。

 「はぁっ!はぁっ!・・」

 そして出し入れを繰り返す。

 「ハァ、ハァ、ハァ、き、気持ち良くて、止まらないよぉ・・・。」

 だんだん指では満足できなくなってきた沙希。

 未緒のほうを見ると、気持ち良すぎるせいか、涙を流しながら快感を貪っている。

 「いつも、こんなに激しいのかな・・・」

 と、視角に双頭バイヴが入ってきた。

 「・・・こんなに大きいの、私の膣にはいるかなぁ・・・」

 と一瞬思ったが、気持ち良くなっていたのに時間をあけたことで"お預け"を食った格好になっていたので、戸惑いも無くそれを手に取る。

 「うわぁ・・・おおきい・・・」

 「・・・・・。」

 意を決して、双頭バイヴを膣に入れる。

 「はああ・・!」

 どんどん中に入っていく。

 「私、初めてなのに・・・」

 そのとき、

 「にじのさん、だいすきですぅ〜〜〜!!!」

 未緒が上り詰めて放心状態になっていた。

 電動バイヴをけだるそうに抜く。

 するとじっとりと染み出した愛液が一気に出てきた。

 その姿を見て沙希はとても興奮した。

 「未緒ちゃん・・・」

 恐る恐る双頭バイヴを出し入れし始めた。

 「はぁ、はぁ、はあ、っくう!・・・」

 喘ぎ声を聞いた未緒が沙希に近づく。

 「虹野さん・・・手伝ってあげます・・・」

 と言うと、沙希の乳房に吸い付いた。

 「あっ、みおちゃん・・・」

 未緒の右手は双頭バイヴに。(ちなみに左手は自分の穴に。)

 「ハァ、ハァ、ハァ、未緒、ちゃん、はげし、い、よぉ・・」

 「虹野さん、気持ちいいですか?」

 「う、ン、もうちょっと、で、またイッちゃいそう・・・」

 「イってもいいんですよ・・・」

 そう言うと未緒の右手のピストン運動がさっきより早くなった。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ・・・

 と、突然未緒の手が止まった。

 「未緒ちゃん、いぢわるしないで、やめないで〜」

 「フフッ、ちょっと待ってくださいね。一緒に気持ち良くなりましょう、虹野さん。」

 未緒が今持っている方の双頭バイヴの頭を、自分の穴へと導き、腰を沈ませていく。

 「一緒に腰を動かしてください」

 そして立ったまま抱き合い、互いに卑猥[ひわい]な動きを行なっていく。

 「はぁ、はぁ、っくう・・・」

 「あうっ、ひゃうっ、くぅ・・・」

 沙希の限界が近いと察知した未緒は、先程より激しく突いた。

 「ああぁぁぁ・・・みおちゃ、ん、イッちゃう〜〜〜」

 「私も、もう、ダメ、ですぅ〜〜」

 時間差はあったが、ほぼ同時に二人とも絶頂を迎えた。

 そして、近くにあったベンチに倒れこんだ。

 「一緒になれたね、やっと・・・」

 未緒の口から出た言葉は、意味深なものだった。

 

 カァ、カァ、カァ・・・

 いつのまにかあたりが暗くなり始めていた。

 「虹野さん、そろそろ帰らないと・・・。」

 「そうね、そろそろ帰りましょう。」

 「その前に、掃除して、拝んでいかないですか?」

 「そうね、ここ神社だしね。」

 「神様に、こんなところで破廉恥な行為を見られたかもしれないから、ごめんなさいしないとね。」

 「そうね。」

 

 −終−

 


解説

 未緒:「わ、私、いつもこんな激しくはありませんよ!!」

 大三元:「ほほう、じゃ、いつもどんななんだい?」

 未緒:「そ、それは・・・。」

 

 ということで、大三元でした。

 SSも第三作目ということで、だいぶ慣れては来ましたが、いかがだったでしょうか?

 次回も応援よろしくお願いします。

 


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