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「・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・はぁ」
先が見えないほど長大な廊下を一人の少女が駆け抜けていく音とその吐息の音のみが響く。
少女の名をマジカルプリンセスと言う。
いや、正確に言えばマジカルプリンセスは名前ではない。
魔法の国の第一王位継承者のチャチャが三つの神器の力を借り変身した姿が今の彼女であり。
かつて魔法の国を魔族の手から救った救国の英雄・・・・・
「マジカルクィーン」ジョアン一世の力を受け継ぐ彼女を人がそう呼んでいるのだから。
美しい・・・・
不気味な廊下の中を疾風と化して駆ける少女は誰もが見ほれるほどの美少女だった。
腰まで伸びた純金色の髪は癖など微塵もなく風になびき。
至高の芸術品のようにバランスよくすらりと伸びた手足が石の床を蹴る。
無駄な贅肉など微塵もなく引き締まり、それでいて女性的な柔らかさを失っていない身体。
かつてのジョアンを称え、女神と謳った詩があったそうだがなるほどうなづける話だ。
だが、彼女の女神と称えられた美貌は今、焦りに満ちていた。
(・・・・・・まさかこんな罠にかかるなんて・・・・・)
マジカルプリンセスは魔王の居城に向かう旅の途中、
古城に魔物が出るとの噂を聞き仲間と共にその城へ足を踏み入れたのだった。
だがマジカルプリンセスへとホーリアップを果たし、古城に住み着いた魔物を浄化した直後だった。
唐突な空間の歪みに引きずり込まれたマジカルプリンセスは気が付くと仲間と引き離され一人で廊下に立っていた。
おそらく異空間となっているのだろう無限とも思われるこの廊下はいくら走っても果てが見えてこない。
「クククククククク・・・・・・・」
いったいどれほどの距離を走っただろうか?
唐突に響き渡った嘲笑がマジカルプリンセスの足を止めた。
「いくら走っても無駄ですよ。ここからは逃げられない」
「・・・・・・誰?」
凛と響く声。
鋭いまなざしがいずことも知れぬ敵を探し虚空を睨む。
「ククククククク・・・・・その姿・・・・・その声・・・・間違いない・・・・」
虚空から響く声が喜悦に染まる。
「貴様はジョアンの血と力を継ぐ者だな?」
「!!!??ジョアン様を知っているの!?」
自分の偉大な先祖の名にマジカルプリンセスが驚愕の声を上げた。
「遥か昔・・・・・ジョアンに封じられましてね・・・・・」
陽気に響く声。
だが、声にこもる恐ろしいまでの憎悪にマジカルプリンセスの背に冷たいものが走る。
「この時代にジョアンの力を継ぐ者と会えるとはな・・・・・・この恨み、貴様で晴らさせてもらうとしよう」
ククククク・・・・・・
再び声に嘲笑を滲ませ声が淫卑に笑う。
「ふざけないで・・・・・隠れていない姿を見せなさい!!!」
「・・・・・・まあまあ、そう焦らなくても・・・・・まずはわが下僕と戦ってもらうとしましょう・・・・・」
男の声と共にマジカルプリンセスの前方の空間に闇が渦を巻いた。
「・・・・・くっ!!」
「出でよ・・・・・・蛇王(おろちおう)・ヨルムンガルドよ・・・・・」
とっさに身構えるマジカルプリンセスの目の前で闇が弾けた。
「・・・・・これは・・・・・」
蛇王・・・・・男の呼んだ通り確かに外見上は一応、蛇と見ることが出来るだろう。
だが全身をうろこの変わりに腐ったピンク色をした粘膜のような物で覆われ。
通常の目の変わりに額に巨大な単眼のある蛇などこの世には存在しない。
全長10メートルは在るだろう奇怪な大蛇はマジカルプリンセスの前方10メートルほどの場所でとぐろを巻きこちらを伺っている。
10メートル・・・・マジカルプリンセスの運動能力をすれば一飛びで詰められる距離だ。
だが蛇から放たれる強力な魔気がマジカルプリンセスにうかつな攻撃をためらわせていた。
右手に握る聖剣・・・・・ウイングクリスを胸の前に構え様子をうかがう。
時間にして5分ほどの膠着状態・・・・それは唐突な形で破られた。
「アッ!!??」
マジカルプリンセスの完全な死角。
足元から不意を突かれた。
「しまった!!」
だが既に遅い。
足元から攻撃を仕掛けたもの・・・・・ヨルムンガルドの尾は同時にすさまじい速度でマジカルプリンセス身体に巻きつき動きを完全に拘束する。
見れば石の床から蛇の尾が生えている。
石畳を破壊したわけではないむしろ透過しているようだ。
岩をすり抜ける能力・・・・・・
その能力を使い、本体を囮に地下からマジカルプリンセスへと尾を伸ばしていたのだ。
「う・・・・・・くうっ・・・・・」
凶悪な力で締め上げられるマジカルプリンセスの身体が悲鳴をあげる。
カラララララン・・・・
ついに乾いた音を立てて手元から落ちたウイングクリスが廊下を転がった。
獲物が武器を無くしたのを確認したヨルムンガルドがゆっくりと宙に浮いたままのマジカルプリンセスを自分のほうに引き寄せる。
「あっ・・・・・・・」
まるでなぶるようにマジカルプリンセス身体を中心にとぐろを巻いていく淫蛇。
おぞましい大蛇を全身に巻きつかせた美少女の姿は異様なほどに倒錯的な光景だった。
先ほどのように絞めあげられることこそないものの腕一本動かせず抵抗は完全に封じられている。
ヨルムンガルドがそのままマジカルプリンセスの白い首筋に背後から顔を近づけていく。
口からはそこだけは通常の蛇と同じく枝分かれした舌が蠢いていた。
チュルッ
「うあっ!!」
胸を襲った衝撃にマジカルプリンセスの身体が弓なりに反り返った。
襟(えり)元から浸入したヨルムンガルドの魔舌がマジカルプリンセスの衣服の隙間から胸元へと浸入している。
ヨルムンガルドの額に浮かぶ単眼が淫らな欲望に歪んでいるのが判った。
「くっ・・・・・・・ああっ・・・・・」
青い衣服の上からでも分かるほどマジカルプリンセスの胸元を蠢く淫蛇の舌。
抵抗したくても蛇に全身を絡め取られた状態では逃げることすらかなわずただただ必死に身をよじらせる。
だが当然そのような微小な動きで蛇の淫撫から逃れることなどかなうわけもなく・・・・。
成す術もなくその美しい胸を蛇に弄ばれるプリンセス。
「・・・・・・・くううっ・・・・・・・・・」
異様に長い舌全体が蠢き、マジカルプリンセスの衣服の中で形のよい双丘が揉みしだかれ、舐めまわされる。
胸全体から双丘のふもと、胸の谷間、更にはわきの下まで執拗なほど嘗め尽くされた。
激しく時には緩やかに・・・・・・
緩急をつけた巧みな淫撫はしだいにマジカルプリンセスの中の『女』を目覚めさせていく。
声の中に艶が混じり、身体は不思議な電流に震える。
マジカルプリンセスの衣服の胸の部分が蛇の唾液にベッタリと濡れ・・・・・青い衣装が紺色に染まっていく。
「このっ・・・・・・んっ!!!」
蛇の唾液に濡れるおぞましい感覚の中に認めがたい不思議な感覚があるのに気づきマジカルプリンセスは戦慄した。
(やだ・・・・・こんなの・・・・・って)
必死に心の中で否定し、激しく首を振る・・・・・・・だが。
「あああああっ!!!」
次の瞬間に身体を襲った感覚にあられもない叫びを上げてしまった。
「・・・・・・やめ・・・・・・って!!!」
舌だけでは物足りなかったのだろう蛇の頭全体が衣服の中に潜り込んでいる。
「だめっ・・・・・ああっ・・・・・・もうっ・・・・・」
衣服の中からチュッ・・・・チュッ・・・・・・と唾音が響く。
胸で最も敏感な頂をヨルムンガルドに吸いたてられ悶えてしまうマジカルプリンセス。
しかも、その間も魔舌は別の生き物のように休むことなく蠢きプリンセスの身体を責め立てている。
いったいどれほどの時間、淫撫を受けただろうか?
飽きることも疲れることも知らない蛇の責め。
マジカルプリンセスの美しい両足は小刻みに震え、透き通った瞳は焦点がぼやけ潤み始めている。
頬は紅潮し、食いしばった口からは堪えきれない喘ぎが漏れる。
もはや、誰が見てもマジカルプリンセスは淫蛇の与える快楽に溺れかけていた。
やがてスッっと蛇の舌がプリンセスの胸から離れる。
「くっ・・・・・・・」
胸を襲っていた快楽から解放されマジカルプリンセスが荒い息をつく。
ぐったりと弛緩した身体は淫蛇の拘束がなければ地面に倒れこんでいただろう。
ガックリとうなだれたプリンセスの首にゆっくりと淫蛇が巻きつく。
クイッ
「あっ・・・・・・・」
力なくうな垂れていたマジカルプリンセスの顔が首に巻きついた淫蛇によって無理やり正面を向かされる。
視線の先に迫る淫蛇の単眼。
「ま、まさ・・・・・ううんっ!!!」
次の瞬間マジカルプリンセスの唇は蛇によってふさがれていた。
初めての口づけ・・・・・・ファーストキスをおぞましい淫蛇に奪われた衝撃も覚めぬうちに口内に進入してくる舌。
「う・・・・・・ううんっ!!!」
首に巻きついた蛇の身体により顔を振ってれることもかなわず口内を蹂躙されるプリンセス。
驚くほどに長い淫蛇の舌はマジカルプリンセスの舌を絡めとり同時に口内の粘膜を嘗め尽くした。
「かはっ・・・・・・」
たっぷり10分はマジカルプリンセスの柔らかい舌を堪能し淫蛇は解放する。
そしてそのまま首をゆっくりと下に下げていく。
そう、ゆっくりと・・・・・・
「ま、まさか・・・・・・・?」
自分の頭と同じ位置にあった蛇の頭頂が胸を過ぎ、へその位置を過ぎてもさらに下がっていって初めてプリンセスは淫蛇の目論見に気が付いた。
「やっ・・・・やめて!!!そこはっ・・・・・そこだけは!!!!」
マジカルプリンセスは絶叫し動かない身体を必死によじる。
獲物の怯えを楽しむように−−−−−いや、実際に楽しんでいる−−−−−淫蛇はゆっくりとその頭を目的の場所に近づけて言った。
「あっ!!!」
ビクンっ
自分の太ももに蛇の舌が当たる感触にマジカルプリンセスが震え。
ペロリ
太ももを舌が一舐めする。
「くっ・・・・・」
蛇が何を舐めとったかを知りプリンセスが羞恥と屈辱に頬を染めた。
そこは・・・・・すでに濡れていた。
恥ずかしい蜜はすでに溢れ、太ももを伝い落ちていたのだ。
自分の太ももを濡らす恥ずかしい蜜の感触、それを敵に知られたこと・・・・・・
マジカルプリンセスは死にたくなるほどの羞恥を覚えた。
だが・・・・・
「・・・・・ああああっ!!!!」
淫らな宴は始まったばかりだ。
<続く>
初めて投稿させていただきます。
あ〜〜〜、なんていうか前戯長いっすねおいらの作品は・・・・・
しかもまだ途中。
焦らして〜〜焦らして〜〜〜〜焦らし抜いて〜〜〜〜〜
ってのが妙な課題です。
どうかよろしく。
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