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SUMMON NIGHT 2 第8話 議長室の秘事
裕/文


 ファナンに存在する「金の派閥」の本部。

 さすがに召喚術をつかって現世的な利益を求める集団だけあって、成金趣味と言える様式だった。

 外観からして金を随所に使ってあり、「蒼の派閥」の本部と比べるには酷だと思える。

 だが、中はもっと華美だった。その昔に本で読んだ王宮の様子を思い出す。

 そんな場所を通って、俺とミニスは今、「金の派閥」の議長室にいる。

 議長室は本部の中でも、かなり奥に位置していた。

 そして議長席では、議長のファミイさんが鼻唄混じりに山のような書類を片付けていく。

 その様子を半ば感心しながら見ていると、ミニスが俺の服の袖を強く掴んできた。

 そちらに視線を向けると、ミニスは死刑直前の死刑囚のような表情をしていた。

 まあ、死刑囚の顔なんて見た事もないけど。

 「さて、お待たせいたしました」

 俺がミニスの方を見ていたわずかな時間に間に、あれだけの書類を全て片付けたようだ。

 議長になるような人間は全てそうなのだろうか? それとも俺が遅いだけ?

 「まずは、街を救っていただいて、ファナンの街の領主としてお礼を言わせていただきます」

 「いえ、そんな大したことは……」

 社交辞令のように、だが失礼などないように俺は返事をする。

 一応今の俺は「蒼の派閥」の代表なわけだし。この程度の腹芸は俺も出来る。

 ほんの数日前、海賊がファナンの町を襲撃したことがあった。

 それを俺達が撃退したのだが、それのお礼としてここに来ていた。

 まあ俺としては、町の人の避難を優先したファミイさんの方がよっぽどの功労者だと思うが。

 「これはファナンの領主として、皆さんへのお礼の品ですわ」

 ファミイさんは、豪華な装飾を施された細長い箱を俺の前に置く。

 「どうぞ、お開けくださいな」

 促されるままに、俺は箱を開ける。

 これって、相手のペースに巻き込まれているだけなんじゃ……

 箱の中から出てきたのは、勲章だった。

 「さて、これでファナンの領主としての私の話は終わりですわ」

 始めてあったときと同じ笑顔を浮かべて、俺からミニスに視線を移す。

 「今度は金の派閥の召喚師としてのお話をしましょうね」

 「っ!?」

 ミニスの体が、ひきつけでも起こしたかのように震える。

 「ミニスちゃん。さっきも話したんだけど、お母さん色々と調べたのよ」

 色々と調べた。そう話ファミイさんだったが、話の内容は色々と、というよりも全部と言ったほうが正しい。

 いったいどうやって調べたというのだろうか?

 「ところで、なんで一度もアナタのお友達のワイバーンさんは助けに来てくれなかったのかしらね?」

 相変わらずの笑顔。そしてこの態度は、間違いなく知っていてわざとだ。

 俺なんかとは役者が違うな。

 「ごっ! ごめんなさい!! 実は……」

 半べそをかきながらミニスが説明をする。

 「そう……サモナイト石を落としちゃったの?」

 「ごめんなさいお母様!!」

 「そう言うわけにもいきません。悪い子にはおしおきです」

 未だに笑顔のファミイさん。ただ、今回はそれが下手な怒った顔よりも何十倍も恐ろしい。

 「いやああ!! カミナリどかーんはやだあああ!!」

 「か、カミナリ!?」

 「ほらほらミニスちゃん。大人しくしなさい」

 俺の誰何の言葉は、誰も答えてはくれなかった。

 そのかわりに、もっと分かりやすい回答がそこにはあった。

 ファミイさんの手の周辺には、帯電した電気がバチバチと音を鳴らしていた。

 「さあ、ミニスちゃん。行くわよ」

 そしてその手を部屋の隅で泣きながら震えているミニスに向ける。

 本気だよ。この人!!

 「カミナリどかーん、です!!」

 ファミイさんの言葉で帯電していた電気がミニスに向かって、それこそ光の速さで突き進んでいく。

 「きゃあああ……あれ!?」

 「痛っっってえええ!!」

 手に受けた、まるで鉄球でも受け止めたかのような強い衝撃。

 少しでも痛みを和らげようと、俺は手を強く振り続ける。

 ファミイさんがカミナリを放出するよりも少し早く、俺はミニスの前に立ちふさがった。

 もちろんカミナリを素手で受け止めるなんて事は出来ない。

 魔力を手の平に集めて簡易的な結界を作りだすことで、辛うじて受け止めただけだ。

 ただ、いくらなんでも少々無謀だったらしい。完全には受け止め切れなかった。

 あんまりの激痛に、目が涙ぐんでいるのが自分でも分かる。

 「だ、大丈夫か、ミニス?」

 「私は大丈夫だけど、マグナ様が……」

 ミニスが心配そうに俺の手の平を覗き込んでくる。

 手の平は赤く腫れ上がっていた。痛いわけだ。

 「かわいそう……」

 悲しげに呟いて、ミニスは俺に手の平にそっと口をつける。

 そして猫のようにペロペロと舌で腫れた部分を舐め始める。

 不思議と、痛みが引いていく。

 「あらあら、やっぱりそう言うことだったのね」

 楽しそうに言うファミイ。

 やっぱり? それはどういうわけだ?

 怒鳴るとかならまだしも、納得するというのは?

 「ふふふ……どういう意味かわからないって顔してるわね」

 俺とミニスは同時に頷く。

 「さっきも言ったでしょう。色々と調べたって。もちろん、マグナくんがミニスちゃんに何をしたとかもね」

 「だ、誰からそんな事を?」

 カラカラになった喉から、俺はなんとか声を絞り出す。

 「それはね」

 ファミイさんは議長室のクローゼットの扉を開ける。

 「彼女に聞いたのよ」

 そこにいたには、かつて王都の「導きの庭園」で出会ったケルマ・ウォーデンだった。

 ただ、全裸で縛られて猿轡を噛まされていたが。

 縄はケルマの胸の上と下を通るように、つまり胸を強調するように巻かれ、下半身には秘所の割れ目に食い込むようになっていた。

 「ケルマ!?」

 ミニスがトコトコとケルマのところまで歩いて行き、ヒョイとしゃがみ込む。

 「あなた、こんなところで何してるのよ」

 「んぐんんんあんん!!」

 分かっててやってるな、ミニス……。猿轡を取らないと喋れないだろうが。

 「ああ、そうか。これを取らないとね」

 わざとらしく声を上げ、ケルマから猿轡を乱暴に取る。

 「ぷはぁ!! ファミイ・マーン!! 一体どういうことですの!?」

 口が自由になった途端に、ケルマが怒鳴り散らす。

 あの様子だと……拉致されたとか?

 「ケルマ、あなたお母様になんて口の聞き方してるのよ?」

 言いながらミニスはケルマの胸に手を伸ばし、手の平全体で軽く揉みだす。

 ケルマの大きな胸が、ミニスの手の中で様々に形を変えていく。

 「ひゃううっ!!」

 「それよりも、何でここにいるわけ? まだ私のことを狙ってるのかしら?」

 「だ、だめええっ!!」

 ミニスは今度は股の縄を強く引っ張り、裂け目にキツく食い込むようにした。

 ケルマは甲高い声を上げ、絶頂に達した証として体を振るわせた。トロトロと流れ出て来た愛液が、荒縄に染み込んで行く。

 「ふふふ、それにしてもミニスちゃん。やっぱりお母さんの子供ね」

 ケルマが絶頂したことを確認してから、ファミイさんが満足げに頷いた。

 今も我が子の成長を確認する母親の目で、ミニスを見守っている。ケルマを責めているミニスを。

 「私も、今のミニスちゃんみたいな目にあった事があるのよ」

 「今のミニスって……」

 呟いてから、俺が今までミニスにしてきたことを思い出してみる。

 「まだ私が若い頃にね。調教された事があるのよ」

 「もしかして、それは旦那さんですか?」

 ファミイさんはコクリと頷く。

 「あの人と私の子供だからかしらね。あんなになったのは」

 「な、なるほど……」

 俺は素直に感心していた。

 つまり「導きの庭園」での時に、ミニスがあんな風だったのは遺伝だったという事か。

 「でも、ミニスちゃんのあの才能を呼び起こしたのはマグナくんよ」

 「はあ……」

 知らぬ事とはいえ、きっかけは俺か……

 「娘のことは、頼みますよ。くれぐれも、手荒に扱わないようにね」

 「は、はい」

 笑顔に恐怖を感じ、俺は勢いよく返事をする。

 「いい返事ね。でも、ちょっとテストするわね」

 「テスト……ですか?」

 「そう、テスト」

 そう言ってファミイさんは、ドレスのような衣装の裾を持ち上げていく。

 最初に目に飛び込んできたのは、綺麗な脚だった。

 年齢に応じてほど良く乗った脂が、逆にその辺りの小娘などでは比較にならないほど色っぽい。

 そして裾は上昇していき、薄紫色の下着が露わになる。

 紫というのは、人を選ぶ色だ。だがファミイさんにはとてもよく似合っていた。

 今まで経験したことのない熟女の色香に、俺の頭の中がクラクラしてきている。

 「ファミイ・マーン自ら、マグナくんをテストしてあげるわ」

 ファミイさんがそう言うものの、その言葉はもはや半分も俺の頭には届いていなかった。

 滾る欲望を抑える事などせずに、俺はファミイさんを議長室の机に押し倒す。

 書類の片付いた黒檀の机は、行為を行うには十分な広さがある。木の硬さも新鮮な感触だ。

 「あらあら、ダメよ。そんなに焦っちゃ」

 「焦りたくもなりますよ。こんなに魅力的な女性が目の前にいればね」

 我ながらキザなセリフを吐いて、ファミイさんの胸に服の上から手を伸ばす。

 「あふぅ……上手よ……」

 俺が今まで相手にしてきた女性よりも多少は肌のハリなどでは劣るものの、十分な柔らかさを持っている。

 何よりも耳元で囁かれる艶っぽい喘ぎ声が興奮してしょうがない。

 ぐにぐにと胸を弄びながら、今度はファミイさんの唇を頂くことにする。

 俺が顔を近づけると、ファミイさんはすぐに応じてきてくれた。

 俺の頬に両手を添えて、口を開き舌を見せる。俺たちは舌を絡めながらキスをした。

 「んぐっ……んむうぅ……」

 さすがに経験者。それも調教された事があるだけあり、テクニックは凄まじい。

 唇と唇とが繋がった瞬間に激しく俺の口に吸い付き、艶めかしく舌を絡ませてくる。

 ファミイさんの舌は遠慮なしに俺の口の中に入ってきて、まるで俺の唾液を奪うかのように暴れた。

 しばらくは胸を弄ぶことも忘れてファミイさんとのキスに没頭していたが、やがて俺の方から口を離す。

 すると唾液が糸を引き、俺とファミイさんの口を繋いでいた。

 ファミイさんはもう一度口を付け、その糸を奪い去る。

 「本当に上手ね。マグナくんって……ほら、もうこんなに……」

 そう言って机の上に腰掛け、脚をMの字にする。

 いつの間に脱いだのやら、紫のパンティはすでにファミイさんは身に付けてはいなかった。

 当然、ファミイさんの秘所は丸見えだった。

 年齢と調教されたと言う事を差し引いても、綺麗なピンク色をしている。

 ただ、俺とのキスでそうなってしまったのか、ファミイさんがその部分を自らの指で弄るたびに、

 クチュクチュと湿ったいやらしい音を立てている。

 「いいですよ。ご希望通りに」

 俺はズボンから半起ちの肉棒を取り出すと、軽くしごいて完全に勃起させる。

 「すごいわぁ……あの人よりも大きいかもしれない……」

 俺の股間を凝視しながらファミイさんが言う。

 「ご満足頂けるかどうかは、分かりませんが」

 一言断ってから、俺はファミイさんに挿入する。

 しとどに濡れていたおかげで、とてもスムーズに内部に入って行く。

 締め付けはそれほどでもなかったが、調教されたせいか絡みつきが尋常ではなかった。

 「ど……どうかしら? 私の味は?」

 「ええ。とっても満足してます。お返しに、俺の方の味はどうですか?」

 俺の肉棒を全て包み込んだ内壁を、俺は肉棒で強く擦りつける。

 「ふあぁぁん……いいわ……私、こんなに気持ちいいのって久しぶりだから……はうっ!!」

 俺の目の前でファミイさんは存分に乱れる。

 乱れながらも自ら腰を動かし、締め付けを緩めたり強めたりするのは流石としか言いようがない。

 「ファミイさん。テストだなんて言って、本当は男日照りで疼いている体を静めて欲しかったんじゃないんですか?」

 「はいぃ……本当はそうなんです……ミニスちゃんが 可愛がってもらっているって聞いて……ひゃあああん!!」

 その言葉に、俺の中の気分が高まっていく。

 「それじゃあ、俺と旦那とどっちが気持ちがいいんだ、ファミイ?」

 俺は腰の動きをさらに激しくして、ファミイの中を抉るように動かす。

 さらには、当時の体験を思い出してもらおうと、強気な口調喋る。

 「はうう……マグナくんの方が……ひゃぁ!! もうダメェ……イッちゃうわぁ!!」

 ビクンと大きくファミイの体が震え、大きく深く荒い呼吸を繰り返す。

 絶頂した瞬間にファミイの膣は最高潮にきつく閉まり、呼吸を繰り返す間は緩急のついた締め付けで俺を楽しませてくれる。

 ただいかんせん、男日照りが長すぎたのだ。俺が絶頂に達する前に、ファミイは一足先に一人で達してしまった。

 ファミイの体が落ち着いた頃に、俺はヌルヌルと肉棒を引き抜いて行く。

 「あっ……!? ご、ごめんなさい……まだ満足しきってなかったのに……」

 ファミイがすまなさそうな声をだす。内部の感触で察したのだ。俺の肉棒がまだ硬度を保っていた事を。

 すまなさそうな表情のまま俺の足元に跪き、肉棒を軽く握ってゆるゆるとしごき出す。

 「やっぱり、仕込まれただけあって手もかなりのものだな。しばらくこの緩やかな快感を味あわせてもらうぞ」

 「はいぃ……」

 ファミイは呆けた表情で手を動かし、軽く舌で裏筋を舐め出した。

 それでも言いつけ通りに感じる快感は緩やかで、達するまでには時間がたっぷりとかかる。

 緩い快感を感じながら、俺はミニスの方へと目を向けてみた。

 ミニスは、相変わらずケルマを責めていた。その顔はお気に入りの玩具を与えられた子供のそれそのものだ。

 赤ん坊のようにケルマの胸に強く吸い付き、太腿の内側辺りを手で擦る。

 それだけでもケルマは激しく嬌声を上げる。どうにも「導きの庭園」での一件以来、ケルマの性感が開発されてしまったようだ。

 そのままミニスの手は擦りながら徐々に上昇して行き、そのまま秘所にまで達するのかと思いきや、もう少し後ろまで伸びてゆく。

 ケルマの菊門まで達した指は、何週か縁取るように動いた後に移動し、今度は尻を思い切り掴む。

 「ふあぁぁぁん!!」

 ギュッと強く掴まれた瞬間に、ケルマが再び絶頂に達する。

 ケルマのだらしのない声を聞きながら、俺もファミイに向けて射精する。

 緩い快感を長時間味わっていたせいか、思いがけず大量の精液が出てきた。

 俺はうまく射精をコントロールしながら、何回にも分けてファミイに向けて放つ。

 口内で精液のタイミングを感じたのだろう、ファミイは手を桶のように掬い上げる形にすると、

 何度も降り注ぐ白い液体を歓喜の表情で受け止め、手の平に溜めていった。

 そしていっぱいまで溜めると、うっとりとした表情でしばらく見つめた後に恍惚をした表情で一気に嚥下する。

 全て嚥下し終わった後も、指の間にこびり付いた粘度の高い精液をペロペロと舐め取っていった。

 「相変わらず大したもんだな、ミニス」

 俺とファミイが交わっている間に、ミニスは一体何回ケルマを絶頂に達させたのか、ふと気になる。

 ひょっとしたら、俺なんかよりもよっぽど上手なのではないだろうか。

 「俺も混ぜてもらうぞ」

 「ああっ、マグナ様……こんなオバさんとですか?」

 「ちょっと!! 誰がオバ……」

 怒鳴り散らそうとするケルマの口を、一瞬のうちにミニスが唇で塞ぐ。

 むぐむぐと口を動かしたり隙間からピンク色が見えたことから、口腔内では愛撫が行われているのだろう。

 「ちょっと黙ってなさいよね。私が話してるんだから」

 「…………」

 ケルマは完全にミニスにやられていた。すっかりしおらしくなっている。

 「本当にケルマとですか? マグナ様がこんなオバさんとなさると思うと……」

 「あらあらダメよ、ミニスちゃん。マグナくんを困らせちゃ」

 「お母様!?」

 「嫉妬する気持ちも分かるけど……」

 「違うの!!」

 ファミイの言葉を、ミニスは強い口調で遮る。

 「私はただ……ケルマなんかの相手をするなんて……マグナ様が貶められているみたいで……」

 「優しいな、ミニス」

 ミニスの頭を俺は何度か撫でる。

 「けれど、俺はケルマの程度が低いなんて思ったことはないぜ。誰だって平等だ」

 「はい……わかりました……」

 まだ少し納得のいかない表情のミニス。

 「マグナくんとでは、まだまだ器が違ったみたいね。ミニスちゃん」

 「ううう……」

 「久しぶりだな、ケルマ」

 ケルマに向かい、にこやかに挨拶をする。

 「くっ!! あ、あなたは……」

 「そう邪険に扱うなよ。お互い知らないわけじゃないだろう?」

 俺はケルマの秘所に手を伸ばし、指先で入り口付近を軽く撫で回してみる。

 すでに長時間の責めによってドロドロになっていたために、あっという間に指に愛液が絡みついて来る。

 「相変わらず感度がいいな。開きっぱなしだし、蓋がないと辛いだろ?」

 指先で絡みついた愛液を遊びながら、意地悪く聞いていく。

 「ふた……」

 意味を理解できているのかいないのか、虚ろに呟く。

 「もういい加減、素直に認めたらどうだ?」

 「認める……この私が何を認めるというの?」

 強情な口の利き方をするケルマの頬に、俺は掬い取った愛液を擦りつけてやる。

 「うっ……」

 そのまま指を滑らせて口の中まで指を入れる。

 一瞬苦しそうな声を上げるものの、すぐに何かに反応したようにそれをうまそうに舐め取る。

 「こんなことで感じてしまう自分の体を、だよ」

 「誰のせいでこんな事に!!」

 強い剣幕で怒鳴られ、指を思わず引き抜く。噛み付かれるのはゴメンだからな。

 「誰でもない、お前自身のせいだろう?」

 「そんな事はっ!! な……いっ……あううぅっ……」

 俺は肉棒をケルマの中に一気に根元まで挿入する。

 強気な口調が見る見るうちに消え去っていく。

 「違う……私はウォーデン家の当主……下賎な平民とは違う……」

 体は確かに快楽をケルマに提供しているだろうに、ケルマ自身の理性は決してそれを良しとはしない。

 何度も首を横に振り、感じている快楽を否定しようとしているかのにその姿は見える。

 「今のお前を表す言葉は……淫乱……変態……それとも娼婦か?」

 「う……ち、ちがっ……! あ……!!」

 耳元で言葉を紡ぐ。ケルマにしっかりとした認識をさせるために。

 今のケルマが拘束されていなければ、耳を塞げただろう。だが、それを許すことは出来ない。

 俺はさらに言葉を紡ぐ。

 「お前が最低の淫売だろうとも、恥じる事はないさ。娼婦は生活のために体を商品にしているのだから」

 今度の言葉は努めて優しく話す。

 「けれど、本当に恥ずかしいのは、自分の今の姿を認めないお前の態度だよ。ケルマ」

 「わたくしの……態度?」

 「変わっていくことは悪い事じゃない。自分の変化を認めない事が恥ずべきことなんだ」

 ケルマはただひたすらに、真剣な眼差しで俺の言葉に耳を傾けていた。

 俺は繋がったままケルマを抱え上げ、議長室にあった姿見の大きな鏡の前まで移動する。

 「どうだケルマ、今のお前の姿は?」

 「今の私の姿……家名も持たない成り上がりの新米召喚師に犯されている私……」

 ケルマのその言葉に、ミニスがなにやら文句を言おうとしたらしいが、ファミイが素早く止める。

 「それで、そんな自分をどう感じる?」

 細かな腰使いをしてケルマを突き上げながら尋ねる。

 「惨めで、情けなくて、でも気持ちがいい……」

 悦な表情をして、ケルマが答える。

 全てを認めたケルマは、快楽を認め、今の自分を認めたのだ。

 その言葉を聞いた俺は、ケルマを拘束している縄を解く。

 「よく言えたな、ケルマ」

 俺は腰使いを一気に早め、何度も下から突き上げる。

 「あうう……もっと……そこを……ぐちゅぐちゅかき混ぜて欲しいんです!!」

 高らかに叫ぶケルマ。全てを認めた彼女には微塵も恥はなかった。

 「そうだケルマ。もっとねだれ。正直に気持ちを言うんだ」

 「あ……や……いや……もっと……もっとしてぇ……!!」

 俺の言葉通りに、ケルマは自分の感情を素直に話す。

 そして、一言叫ぶたびにケルマの内部の具合も良くなっていき、強く絡みついてくる。

 「出すぞケルマ!」

 「あ……はい!! 精液たくさん出してくださいっ!!」

 俺はケルマの願いどおりに、子宮に向けて何度も射精する。俺が射精するのに反応して、ケルマも体を何度も振るわせた。

 やがて全てを一度出し尽くした俺は、ケルマから肉棒をゆっくりと引き抜く。

 途端に、我慢していた分も含まれていたかのように大量の愛液がケルマの股から溢れて、

 よく磨かれた大理石製の床やノット数の多い高級な絨毯の上にボトボトと零れていった。

 「あらあら、ケルマちゃんも随分とご無沙汰だったのかしら? こんなに汚しちゃって」

 ファミイが笑顔で喋る。

 「お掃除しないとね」

 そう言いながらもその手は、俺の肉棒へと添えられていた。お掃除とは、ケルマの愛液にまみれた俺の肉棒のことらしい。

 さっきまでとは比べ物にならない強い快感が襲ってきた。さすがは仕込まれたものだと、改めて感心してしまう。

 だがさすがに、俺もそう簡単には達しはしない。この快楽を味わうだけの余裕は十分にあるのだ。

 「ああーっ!! お母様だけズルい!!」

 言うが早いか、すぐにミニスも俺の肉棒にむしゃぶりついてきた。

 まだ体が小さいという不利のせいか拙いものの、二つの舌が肉棒を這いずるというのは快感はもとより、

 視覚的にもかなり興奮を促される。

 何よりも、母娘二人からという事実がたまらなく興奮させる。

 「退きなさい、チビジャリ」

 やがて、快楽の檻から復活したらしいケルマがミニスを強引に退かす。

 「何するのよケルマ!!」

 ミニスが抗議の声を上げている間にファミイも退かし、大きな胸で俺の肉棒を包み込む。

 「アナタに出来るかしら?」

 ミニスを挑発するように胸を前後に動かしながらケルマが言う。

 そして胸から突き出ている先端部分に舌を這わせて行く。

 「まあまあケルマちゃんもミニスちゃんも、同じ金の派閥の仲間なんだから喧嘩したらだめよ」

 一触即発の状態を、ファミイの声が治める。

 「ここは仲良く……こうしましょう!」

 ファミイはケルマを後ろに倒す。当然、ケルマは仰向けに寝転がったことになる。

 「そこへ、マグナくんのを挟んで……」

 言われる前に俺はケルマの上に乗り、肉棒をその豊かな胸に挟み込ませる。

 「私とミニスちゃんが舐めればいいのよ」

 ファミイは、胸から顔を覗かせている亀頭に舌を這わせる。

 多少不満げな様子はあったものの、母親には逆らえないらしい。すぐにミニスも舌で奉仕を開始した。

 ケルマも胸で竿の部分を擦り合わせながら、先端部を中心に舌を這わせる。

 想像以上の三重奏に、俺はあっという間に達してしまった。

 強い勢いで射精し、それがケルマの顔を汚していく。

 乗っかった分を、自ら舌でこそぎ落として口へと運ぶケルマ。

 ファミイもミニスも、ケルマの顔にかかった分を舌で美味しそうに舐め取っていく。

 その様子を見ながら俺は、再び腰を動かした。

 

 

 


解説

  今回の話を書いていて、ケルマさんへの株が急上昇しました。書いてて私の中で可愛くなったね。

  某チャンネルでも、萌えが凄いサモンナイト。皆様のに混じって私のこのシリーズもあったね。

  それはともかくサモン2もやっと第8話。なんていうか、書く速度にバラつきがありすぎる。

  お待たせしたとはいえ、ご満足できる内容になっているかは、皆様の反響しだいということでして……

  しかし、今更私がマーン母娘の描写をしても、世間では(どこの世間?)この二人の絡みのネタってメジャーな気がする。

 ファミイ「でも、アナタも書いているでしょう」

  はい。私も好きな人間の一人です。しかし、ミニスはどんどんキャラが暴走してるなあ。

  正直、ちょっと書きにくいかも。好きだけど。

 ファミイ「アナタが決めた設定でしょう? 私もそうですけど」

  しかし、今回の話でマグナ君が金の派閥の主導権を握ったしまったような気がするねえ。

  日本史に例えると、金地院崇伝みたいなものかな? 知らない人は調べること。

 ファミイ「江戸幕府の黒衣の宰相なんてよく知ってますねぇ。偉い偉い」

  いや、まあ。暗記ものは得意でしたから。数学はアレですけど……

 ファミイ「知ってますよ。高1の時に0点取ったんですって?」

  はい。その話が、前回の解説にあったテストの話です。今となってはただの思い出ですね。

 ファミイ「同級生には、未だにネタにされてますけどね」

  さて、とりあえず次はちょっと暴走してみようと思います。いや、いつも暴走してはいるんですが。

  次のキャラは、本来なら絶対にありえないキャラを出します。

 ファミイ「まあ、頑張ってくださいましね」

  ヒントは……、むぅ……、今回は秘密ということにさせてもらおう。いや、色々とね。

 ファミイ「出してくださいって、意見もあったものね。彼女は」

  ネタがネタだけに、ちょっと(かなり?)間が開くかも知れないので、要注意です。遅筆なものでねえ。

  それともうひとつ。次はもしかしたら全然関係のないお話でお会いするかもしれません。

 ファミイ「関係のない話ではないと思うんだけど?」

 


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