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シスタープリンセス・バトルロワイアル 第1章
アストロ・スイーパー/文


 夢は、失われた……。

 海神航は……「お兄ちゃん」という存在は、

 光にもなれば、闇にもなります……。

 

 ※このストーリーはブラック・ユーモア、殺しで構成されているシナリオなので心臓の悪い方、お子様の購読はご遠慮下さい。寿命が縮まります。なお、不快に思われても著者側は責任を負いません。悪しからず。

 

 

 00 新世紀姉妹改革法

 

 政府内部連絡文書二〇〇三年度第〇〇三八七五九二号(部外秘取扱注意特一級)

 

 総統府官房特殊企画部防衛担当官並専守防衛陸軍幕僚幹部戦闘実験担当官発

 

 日本国戦闘実験第六十九番プログラム二〇〇二年度第一号担当官宛

 

 十二月二十日一八一九時、新世紀教育改革法案ニ基ク新世紀姉妹改革法ヲ検討シタ結果、東京都第七経済特別区域ノ鋭意調査作業ニヨッテ被疑者十二名ノ身柄ヲ確認。

 

 ヨッテ総統府官房特殊企画部防衛担当係並ビニ専守防衛陸軍幕僚幹部戦闘実験担当部ヨリノ「第六十九番プログラム」ノ申請受理ヲ承リ、コレヲ行使サレタシ。

 

 但シ貴殿第一号担当官ニアタッテハ、実験ノ実行監督ニ当タリ、細心ノ注意ヲ払ワレタシ。

 

 新世紀の始め、ある富豪家族の姉妹達の関係が崩れた。

 完全姉妹不信用率90%突破、兄争奪者12人。

 自信を無くした妹達は他の姉妹達を恐れ、やがてある法案が可決された。

 

 

 新世紀姉妹改革法【通称:SPBR法】

 

 

 東京都プロミスト・アイランド内私立星見が丘西学園 3−B

 

 --------------------------------------------------------------------------------

 

 担当教官   じいや

 

 男子1番   空神 皆井  

 男子2番   海神 航

 男子3番   山神 燦緒

 男子4番   山田 太郎

 

 女子1番   海神 亞里亞

 女子2番   海神 花穂

 女子3番   海神 可憐

 女子4番   海神 咲耶

 女子5番   海神 白雪

 女子6番   海神 千影

 女子7番   海神 春歌

 女子8番   海神 雛子

 女子9番   海神 衛

 女子10番  海神 鞠絵

 女子11番  海神 四葉

 女子12番  海神 鈴凛

 女子13番  山神 眞深美

 

 --------------------------------------------------------------------------------

 

 01 最後の平和

 

 「お兄ちゃん……私は、あなたが……好き、なの。恋人に、なって下さい……。」

 彼女は彼女らしく、はっきりと自分の気持ちを述べた。

 「兄妹でも別にいい。本当の、恋人になってほしいの。」

 東京都プロミストアイランド内の頂、例の怪態な彫刻の前で、海神航(男子2番)は告白された。

 ……このとき、僕はさほど驚いてはいなかった。不快でもなかった。何故だろう……?

 航:「……ゴメン。少し考えさせて……。僕は……。」

 愚かな人間なんだ……

 航はあえて思っていた事は目の前にいる少女、海神可憐(女子3番)には言わなかった。あえて……。

 

 【残り17人】

 

 

 02 狂った日常

 

 海神可憐(女子3番)は用事があるといって途中で外れた海神航(男子2番)より先にいち早くウェルカムハウスに戻ってきた。

 バン!!!

 「きゃっ!!!」

 それは突然の事だった。家の扉を開けたとき、家全体に銃声が木霊した。

 ……っつ!!!痛っ!!!可憐の腕から痛みがジンジンと湧き出てきました……。一体、何……?

 「うふふ、綺麗じゃない、可憐ちゃん?気に入ってもらえたかしら?私の発明品の威力は?」

 海神鈴凛(女子12番)が手に拳銃(レプリカ・コルト・ガバメント)を握りしめて立っていた。

 ……クッ!!!可憐の腕は本格的に痛みが走り出してきました……。

 可憐:「痛い……!!!」

 鈴凛:「あなた、兄貴となにやってたの?独り占めしようたって、そうはいかないんだから……。」

 鈴凛は銃口を可憐の額に向けた。

 可憐:「や、やめて……。」

 「やめなさい!!!何やってるの!?」

 鈴凛と可憐はすかさず声の持ち主を見た。

 「可憐ちゃん……怪我してるじゃない!!!」

 山神眞深美(女子13番)が突如現われた。

 眞深ちゃん……。

 鈴凛:「チッ!!!」

 鈴凛は2階へ逃げるように走っていった。

 眞深:「可憐ちゃん……。」

 可憐:「眞深ちゃん……。私は大丈夫……。かすり傷だから……。」

 こうなる事を覚悟の上で私は彼に、お兄ちゃんに告白をしたのだから。弱音ははかない、絶対に。

 私は自分の部屋に向かいました。

 眞深:「……アンちゃん。アンちゃんは、この状況をどうするつもりなの……?」

 

 【残り17人】

 

 

 03 血塗られた少女達

 

 何かが変だった。全体的に……狂ってる。アンちゃんは気付いてるの……?彼女達に……。

 「ウワァァァァ!!!!!!」

 「この脳タリンが!!!」

 ズチャ!!!

 「なんだよこの写真!!!アニィの着替えてるときの写真なんか持ち腐りやがって……!!!今日こそ勘弁ならない!!!ぶっ殺してやる!!!」

 海神衛(女子9番)と海神春歌(女子7番)が乱闘していた。衛は食卓で春歌にあびせ蹴りを喰らわせている。一面は分からなかっただろうが、既に春歌の足の骨は折られていた。

 ……誰も止めない。他の妹達は知らぬ存ぜぬの態度で周囲にいたわ。

 春歌:「返しなさい……返しなさい!!!」

 衛:「まだ言うのか!!!」

 ゲシィッ!!!

 春歌:「はぐぁっ……。」

 春歌は遂にそこで倒れた。

 衛:「……」

 衛:(アニィはボクだけの物だよね……?)

 衛はさっさとそこから離れ自分の部屋に戻っていった。

 春歌:「うぐぅ……。」

 「ただいま〜。」

 海神航(男子2番)が丁度帰ってきた。

 どうするのよ!!!この状況を!!!多分アンちゃんはこの事態を知らないでいる筈……。

 「春歌ちゃん!!!どうしたの!!!」

 海神咲耶(女子4番)。さっきまで見てるだけの少女がいきなり叫んだ。

 航:「咲耶ちゃん!!!どうしたの!!!」

 航は勢いよく食卓まで走ってきた。

 咲耶:「私達も今帰ってきたばかりで良くわからないわ!!!帰ってきたら春歌ちゃんが倒れてたの!!!」

 なっ!!!……この子……。

 航:「とにかく部屋まで連れて行こう!!!」

 咲耶:「ええ!!私も手伝うわ!!」

 咲耶:(春歌ちゃん、ありがたく思ってね。お兄様が帰ってきたから助けてあげたのよ……。お兄様の為なら何でも……。)

 航:「……。」

 ……偽善者……。決してこの妹達に怪我が生じない日等なかった。

 

 【残り17人】

 

 

 04 トライフレング・ファック

 

 夜。

 「あっ、兄チャマ……。」

 海神航(男子2番)は目の前にいる少女をファクっていた。

 「ひゃうっ!!!」

 海神四葉(女子11番)。顔は満足そうな表情をしている。

 四葉:「兄チャマのココ……チェッキで〜す!!」

 四葉は航のムスコを自らに挿入し始めた。

 ……僕は一体何をやっているんだ?ふふっ、自分に問いても分からない……。

 四葉:「あ、兄チャマ、いいデス!!」

 僕は……分からない。こんなの……。この頃の妹達は妙な事に僕にファックを申し込む事が多くなった。昨日だって咲耶ちゃん、おとといだって春歌ちゃん、2日前は衛ちゃん……。唯一、可憐ちゃんと花穂ちゃんは頼まない。が、それ以外の僕の妹達ザー●ンが不足するほどファックをやりたがる様になっていた。別に違和感は無かった。だけど、僕は特に大した満足感を感じる事は無かった……。

 航:「……四葉ちゃん……四葉ちゃんは何でこんな事を望むの?」

 四葉:「それ、はぁっ……あっ、兄チャマ、あなただけを……あっ!!もうだめで〜すっ!!」

 四葉と航はそのまま果てた。

 ……狂ってる、何もかも……。

 

 【残り17人】

 

 

 05 山田太郎最後の幸福

 

 フッフッフッフッ……。あ〜ボキはこの時をどんなに待ち望んでいた事か……。

 ボキの名前は、山田太郎〜。フランクにぃ〜ヤァマドワァ〜と呼んでくれぇ〜。

 山田太郎(男子4番)は一人で妄想モードに走っていた。

 星見が丘西学園3学年、今日はウィンターアブロードの日なのさ。そしてボキ達は今バスの中〜。

 今日こそ妹さん達を……!!!にしても今回のウィンターアブロードの参加者少ないな〜?受験だからかな?まぁいいか。邪魔が消えてくれた事だし……。

 「お兄たま〜!!!何して遊ぶ?」

 山田と正反対の後の席で、海神雛子(女子8番)は海神航(男子2番)にはしゃぐように話す。

 航:「……そうだね、王様ゲームなんかどうかな?」

 「お兄様〜!!!今日の夜……。」

 「はいストップ!!アニィ、王様ゲームやるの?ボクも入れてよ〜。」

 海神咲耶(女子4番)が何を言おうとしたのか、途中で海神衛(女子9番)が話に割り込んだ。

 咲耶:「じゃあお兄様。王様ゲームで先に当たった方が今日は攻めって事で……。」

 雛子:「ねぇ、『攻め』ってなーに?ヒナ知らなーい。」

 衛:「咲耶ちゃん!!!」

 咲耶:「あ、ごめんなさい、オホホホホホ……。」

 「あの、兄上様……。」

 航:「どうしたの?鞠絵ちゃん……?」

 海神鞠絵(女子10番)がセーターを持って航の席まで来た。

 鞠絵:「セーターを編んだんです。もしよろしかったら兄上様に……。」

 航は鞠絵の持つセーターを取る。

 航:「……ありがとう、鞠絵ちゃん。明日早速着てみるね。」

 鞠絵は嬉しそうに笑った。

 航:「鞠絵ちゃんも王様ゲームやらない?」

 「いいですねぇ〜。四葉もチェキしちゃう!!!」

 「あの〜お兄ちゃん、可憐もやっていいですか?」

 「お兄ちゃま!!花穂も入〜れ〜て!!!」

 「フフフ、メカ鈴凛を交えてやろうかしら?」

 海神四葉(女子11番)、海神可憐(女子3番)、海神花穂(女子4番)、海神鈴凛(女子12番)といった妹達が王様ゲームに参加しようとしていた。

 航:「よ〜し、じゃあ皆でやろう!!!」

 妹達、わいわいと騒ぐ。

 クソ〜!!!またしても航に……!!!

 「ほら、山田。私達も行くわよ!!!」

 山神眞深美(女子13番)が山田を誘う。

 「あ〜り〜あ〜も〜や〜る〜の〜。」

 「面白そうですわね!!!ポッ……!!!」

 「山田さんも行くですの!!!」

 右から海神亞里亞(女子1番)、海神春歌(女子7番)、海神白雪(女子5番)も山田を連れてゆこうとする。

 山田:「え?ボキもいいの!?」

 眞深:「良いに決まってるでしょ?さぁ行くわよ!!」

 眞深、山田の襟首を掴みながら後ろへ移動する。

 あ〜ボキは今最高に幸せだ!!!

 こんな格好悪い状況でも山田はドーパミンを分泌していた。

 航:「よし、じゃあみんなこのクジを引いて。」

 航に言われる通りみんなはクジを引く。

 山田:「う〜おっしゃ〜〜!!!!!!王様だ〜!!!」

 山田はなんと王様を引いてしまった。

 山田:「じゃあ、6番の人が好きな人を告白〜!!!」

 可憐:「あ、6番私……。」

 眞深:「可憐ちゃん、バーンと言っちゃえ!!!」

 きっとボキに違いない〜!!!

 ……可憐と花穂以外の妹は少し不快そうな顔をしていた。

 花穂:「可憐ちゃん、がんばって!!!」

 可憐:「ん〜と〜。」

 可憐、赤面しながら航の顔を見る。

 航:「……可憐ちゃん?」

 可憐:「私は……。」

 可憐が何か言おうとした時だった。

 シュー……

 バス内部に異様な音が鳴り響く。その瞬時に妹達は次々とドミノ倒しのように倒れていった。

 ……あれ?なんか急に眠くなってきたな〜。すんごい眠…くな…ってきた。あれ……?何…で航…ガスマスク…なんか……。

 バタッ!!!

 山田も遂に気絶した。

 「クッ……!!!水晶の予言どおりだったか……!!!」

 前の席で水晶を見ていた海神千影(女子6番)も遂に倒れた。唯一、可憐と花穂だけは窓を開けて難を逃れていた。

 可憐:「ゲホッ!!ゲホッ……な……なんなのこれ?」

 花穂:「皆倒れちゃったよ……。」

 突如、窓が誰かによって閉められた。

 可憐・花穂:(!!!)

 可憐と花穂が振り返った先にはガスマスクをつけた航がいた。

 (お兄…ちゃ…ん……)

 (お…兄ちゃ…ま……)

 可憐と花穂も遂に倒れた。

 航:「……ごめんね、可憐ちゃん、花穂ちゃん……。」

 航、しばらく2人を見た後前の方へ移動する。

 「……ごくろう、じいやさん。」

 バスの裏で隠れていた少年2人が突如現われた。

 「……燦緒様。準備は整いました。」

 「……向かえ。」

 バスは突如Uターンし、東京方面に向かった。かすかに航の目から光る物が流れていた……。

 

 【残り17人】

 

 第2章へ続く

 


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