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「天堂地獄!!!天堂地獄よ!!!」
ここは要塞都市SODOM。中央に位置する建物、「HELLorHEAVEN」の地下に作られた祭壇。
黒一色の衣装に身を包み、仮面で素顔を隠した人物が何人も並び、その先の祭壇にある繭に祈りを掲げる。
「決して涸れず!!決して滅せず!!決して終わりのこない刻を今迎えよう!!!」
数人の黒い衣装の人物がその祭壇へと足を踏み入れる。
「生物が誕生して以来、存在しえなかった永遠の徘徊!!!」
その中央にはエスコートされるかのように、白い肌着1枚の少女が歩く。
「命に光を与えし少女と一体となり、その永遠は永劫となる!!」
治癒の力を持つ少女、佐古下柳。
「この喜びを何に感謝するのか!!?神か!!?」
瞳からは生気を感じる事はできない。まるで夢遊病患者のように、それでも足取りはしっかりと祭壇に向かっている。
「神など存在しない!!」
左右に並べられているかがり火に、灯油を注いだかのような爆発に近い炎が舞起こる。
「あえて掲げれば、それは今より誕生する!!」
音の反響の激しい祭壇の中に、歓喜溢れる声が木霊する。
「天堂地獄!!!」
その声を聞いてか、祭壇に浮かぶ繭が赤い光に包まれる。赤く光る繭を見た者達は、更に大きな歓声を上げた。
「姫ぇ!!」
繭の前に柳が立ち、その前に拘束具で全ての動きを封じられた烈火が連れて来られる。
「助けに来たよ!姫!!」
だが佐古下は烈火の言葉に反応しない。
「姫!姫!!どうしたんだよぉ!!?」
「無駄だな……」
佐古下の後ろの繭が、ゆっくりと赤く点滅しながら不気味な声を発した。
「!?」
声こそ違うが、明らかに森の意識がそこにあった。
「この女には、おまえ達……いや、全ての記憶はない……」
「記憶がない!?」
「葵を知ってるだろ?あいつが全ての記憶を消したんだよ……」
佐古下の虚ろな瞳に対し、烈火の瞳には怒りと予想してなかった記憶消しに対する動揺が浮かぶ。
「おそらく、自分が何者であるかも分からぬであろう……」
「今ならぶん殴るだけで済ませてやる……」
怒りが全身に走る。
「いいかげんに姫を返せっ!!」
拘束具を引き千切らんと、烈火は全身全霊で腕や足を動かすが、鉄の結合部がギリギリと擦れる音しかしない。
「それはできん。天堂地獄には、この女の力が必要だからな……」
中に森光蘭が入り、そこに集められた天堂地獄の力を体内に蓄積していた。
「力が必要だぁ!?何するつもりだ!!」
「聞いてどうする?どうしようもないぞ?」
「うるせぇコラァ!!」
周りにいる人物は微動だにせず、佐古下もじっと繭を見つめている。
「産ませるんだよ………」
「はぁ?」
「この女に私を産んでもらうのさ………」
「なっ…何言ってやがるっ!!」
「光と闇の結合。天堂地獄の力は完全ではない。光も闇も、1つでは限りがあるのだ。直接そいつを取り込んでもいいんだがな、その先に生まれるパワーには耐えられまい。完全体の力を制御できる新しい身体………そして融合を一度に果たせる手段はな………」
「姫に……子供を産ませるってかぁ!?」
「孕む瞬間に自我をそこに移すのさ。光と闇の力を持つ肉体、そして天堂地獄のパワー……。素晴らしいとは思わんか?」
烈火の声のトーンが落ちる。そして声の中に凄まじい怒りが生まれていた。
「ざけんなよ!!森ぃぃぃ!!!」
ギャン!!!
火花を散らす勢いで、鎖が鳴る。
「てめぇだけは許せねぇ!!!」
「許さぬ?別におまえに許可を貰うつもりはない。動けぬおまえに何ができる?」
「ぐぉぉぉぉ!!!ふんぬぅぅぅぅぅ!!!」
いくらもがいても、鉄の拘束具は外れない。
「せめてもの情けだ。森光蘭とこの女の愛の営み、見せてやろう……」
プシュン…プシュンプシュン……プシュン…………。
繭の内側から4本の「何か」が出てきた。ゆっくりと佐古下に近づき、輪郭を探る。女体を確認した「何か」は一斉に佐古下に絡みつく。
「やめろぉぉぉぉぉ!!!」
烈火は叫ぶ。絡みついた「何か」こそ、触手形態を保つ森の生殖器だった。
(何……これ?……お口に入りたいの?)
一本が首に巻きつくと、その先端は佐古下の唇に狙いを定める。色と形から本能は生殖器と断定し、唇を開けていく。
全ての記憶を失い、佐古下という少女はいない。自分が誰なのか、何者なのかさえ分からぬが、目の前に現れた生殖器に、本来理性に隠れている本能が呼び覚まされる。
にゅる……。
さしたる抵抗さえ見せない佐古下の唇は、簡単に生殖器の侵入を受け入れてしまう。記憶を失い、自我さえもないこの少女は、嫌悪感という感情すら見せず、かと言って喜ぶというものでもない。感情すら消し去られていた。理性のない肉体は、本能により動かされている。
「やめろってんだよぉぉぉぉぉ!!!!」
烈火の叫びは悲痛な心の痛みを映し、暴れる肉体は目の前の出来事の拒絶を現す。
(嫌なの?)
口の中で嬉しそうに震える触手ペニス。どこからか聞こえる拒絶の声。思考回路はほぼ停止状態にあり、その声がどこから聞こえてくるかという疑問は湧かない。
ジュポ……ジュポ……ジュポ……ジュポ……ジュポ……。
舌でペニスを舐めるという事もなく、ただ口中で暴れているだけのペニス。佐古下の頭が反動で前後に揺さぶられ、長い髪がサラサラと空で舞う。倒れそうにもなるが、他の触手ペニスが佐古下に絡みつき、支えている。
「さすが治癒の力を持つ少女だな………。たとえ舌で愛されなくとも………心地よい………」
ジュップジュップジュップジュップジュップ………。
舌の動きがないからこそ、森は自分からペニスを動かし、佐古下の口の中全体に亀頭を擦り付ける。
(震えてきた………)
時折口中のペニスがピクリと震える。射精のシステムを知っている本能はこの期に乗じ、一気に発射までこぎつけようと両手を動かした。
「姫……何を?」
佐古下柳の両手は口中のペニスの口付近、男でいうなら竿部分を掴み、ここにきて亀頭に舌を這わせる。同時に頭を自ら前後に振り、森をイかせようとする。
「はっはっはっはっは!!! 見るがいい!!!」
まるで勝ち誇ったかのように、森はペニスの動きを止める。両手でペニスを掴み、自ら頭を振る佐古下柳。それは烈火にとって信じられぬ場面であった。
「うっ……嘘だろ?」
佐古下の頬に赤みが見え始め、烈火にはその表情は喜んで奉仕しているかのように映る。
「本来なら胎内に注ぎたいところだが………」
ジュップジュップジュップジュップ……ニュルン!!
射精寸前の震えを見せた直後に、ペニスを引き抜く。いきなりの引き抜きに佐古下が手を離すのが遅れ、掴む手にカリが引っかかる。
「ぅぅ……」
ドクッ!!ドククッ!!ドクッ!!
森の短い呻き声。その直後、唇の前で手から離れれなかった亀頭が白い液体を吹き出した。2回、3回と震えるごとに放たれた白い液体は、佐古下のピンクの唇を白く汚し、顎を降り、肌着に落ちていく。肌着で水分を吸い取られ、ヨーグルトのような塊となり、その場に止まっていた。
射精が終わると佐古下は口をあけ、唇に残っている精液を小さな舌で舐め取る。舌の届かない部分は指で拭い、精液の付着した指を口の中に入れた。
(烈火くんのせーえき………烈火…くん?誰?)
「ハッハッハッハッハ!!見たか!今のを!!!」
佐古下が舌で舐め取り、指で掬うことなど森でさえ考えていなかった。
(烈火………なんか…懐かしい感じがする。でも…誰?)
今出ている困惑の表情は、この後どうしたら良いかとでも迷っているかのようにも取れた。森は満足そうに触手で佐古下柳を持ち上げ、いま自分が居る繭に貼り付けた。繭の一部が解れると適度な太さのロープとなり、腕を、肩を、腰を繭に固定する。同時に他のロープが肌着の間に侵入し、内側から外に向けて力を加えた。
ビリリリィィィィ!!
乾いた音を立てて、今まで着ていた肌着がただの布切れとなる。
「なっ!?」
まさに肌着1枚であった。下着というものは着用しておらず、シミ一つない白い肌が烈火の目に映った。
ロープは更に降り、下半身を捕まえた。しかし全身を繭に貼りつけようとはせずに、下半身だけ、幼児におしっこをさせる格好を取らせる。烈火の頭よりも高い位置で取らされたその格好は、性器のヒクツキを烈火にまざまざと見せる格好でもあった。既に性器周辺では森の触手ペニスがうねっており、佐古下もまた、ペニスが挿入されるのを待っていた。
「良い形ではないか………」
一本のペニスが、硬くなり始めた乳首を突付いている。支えるものがない状態でも、佐古下の乳房は重力に逆らうように綺麗に形を保っている。まだ薄い桃色の乳首はペニスに押されるごとに硬直し、突起となっていく過程を烈火に見せる。
乳房を下から持ち上げ、ゆさゆさと揺する。乳首もそれに合わせ上下に動かされ、その先端をペニスにぶつける。ルーレットの針を止める棒のようにペニスは動かない。そこに乳首を強く擦り付けると、痺れる快感が走り、ペニス先端から滴り始めた透明な液体が飛び散る。
挿入の準備として、下に待機する触手が僅かに濡れる性器に頭を押し付け、前後にワレメをなぞっていく。うっすらと生える陰毛はすこしづづ逆立ち、佐古下の口からは甘い吐息が漏れてきた。
クチュ……クチュ……クチュ……クチュ……。
「ハァ………ンんっ……ンふぅ………」
今までの佐古下とは違う姿に、烈火は戸惑い、かける声も見つからずただ見ている。性器への愛撫には他の触手も加わり、よりいっそう蜜を流す。
「バカな……こんな………こんな事が………」
喜びを感じているその顔に、烈火は激しく打ちのめされ、怒りが絶望へと変わっていく。視線は佐古下の性器と、そこで戯れる触手にあるが、ショックのあまり映像が脳まで伝わらない。
(良いの……凄く良い………烈火クン上手だよ…………烈火クン?)
ちらほらと心に浮かぶ烈火という名前。どこかに懐かしさがあるような気がするが、性感帯を責められている感覚に思考回路はうまく働かない。
「そろそろ…………か?」
蜜の溢れ具合に、森が愛撫を止める。群がっていた触手ペニスは10センチ以上の糸を伸ばしつつ離れ、一本だけが脈打ちながらワレメに亀頭を当てた。
「や、止めろ……止めろよ………」
怒りよりも悲しみが、烈火の声を弱くしている。
「ふふふふふ……良く見ておくがいいっ!!」
森の、烈火への侮蔑の声と同時に、あてがわれた触手ペニスが佐古下の中に消えた。
「くふぅっ!!」
一瞬だけ鈍い痛みが走ったが、すぐに消え、内側から沸き起こる快感に支配される佐古下。亀頭の先端は確実に子宮壁までノックし、その余波は子宮の中まで震わせる。
結合部から血が滴り落ちるが、痛みというものは全くなかった。そしてそれは烈火を更に悲しみへと追いやり、森を喜ばせる。
「どうだ?大切な女が犯される風景は。己の無力さ、身に染みて分かるだろう?」
烈火は泣いていた。頭を伏せ、肩を震わせて。
(貴方は誰?なぜ泣いているの?)
処女を散らされたばかりだというのに、佐古下は性器挿入を喜び、グイグイと森を締め上げる。しかし目の前で泣いている男を見ていると、心のどこかで自分も泣いている………そんな気がした。
ズリュ……ズリュ……ズリュ……ズリュ………。
子宮がノックされるたびに乳房は揺れ、髪が舞い上がる。ペニスは赤く染まり、結合部の真下では血だまりが出来ようとしている。他のペニスは乳首、クリトリスという敏感な突起に集まり、その突起を啄ばむ。
ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ、ズチュ……。
二つの乳首は突付かれても逆に押し返そうとその身を固め、性的興奮に曝されているクリトリスも一回り大きくなっている。乳房、乳首、クリトリス、そして膣内。一人では到底出来ない、気持ちの良くなるポイントの同時責めに、否応無しに身体中は火照り、佐古下は出した事のない歓喜の声を上げた。
まだ幼さの残る膣内も、その未熟さに見合わない蜜で潤し、貪欲にペニスをより奥へと飲み込もうとしている。呼応するかのように突き入れが徐々に早くなり、放射が近づいている事を膣内より知らせる。
「フッフッフッフッフ………。私の方が少女よりも先に達してしまいそうだな……くぅ!?」
手の届く範囲にペニスが来ると、佐古下は迷わずそれを手に取った。おもむろにシゴキながら、その先端を口の中へと導く。空いた手でもう一本掴むと、それもシゴキながら口付近に近づけ、交互に亀頭を舐め、しゃぶる。ペニスが何本あろうとも神経は全て根元、森に集約されており、よもや自分が同時責めを食らうとは思っていなかった。無論烈火にとっては、佐古下自らが積極的に奉仕しているとしか見えず、地獄絵図そのものでしかない。
「こ、これは……長く持ちそうにないな………」
精を放とうとする脈動の間隔が短くなり、それを感知した膣内も中を精で満たそうとペニスを締め上げる。元々種付けを目的とした性行為の為に、達しそうになったからと動きを緩める森ではない。
ズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュ!!!
絶頂に向けてペニスの前後運動を早める森。
「止めてくれ………」
烈火の目からは絶望の涙が流れ、佐古下の姿が歪んで見える。
(なぜ泣いているの?……貴方は誰なの?……貴方は私の事を知っている?)
心の中に時折入ってくる男の姿に、佐古下に動揺が生まれ始める。なんとなくしてはいけない行為に感じるのだが、火照った身体は止まらない。
「さぁ、烈火!!種を注がれる瞬間を見ておくがいいっ!!!」
(れっか?……れっか……烈火ていうんだ………烈火?……あれ?)
激しく揺さぶられながらも、烈火という言葉に反応を見せる。森はそんなことには気もくれず抽送に没頭し、他のペニスが噴射してしまわないように手の届かない所まで離れた。
「うぅ・・・・くふぅ・・・・・ん!!」
子宮に叩きつけられる亀頭の回数が増え、ピクピクと震えている。それでも一度感じた違和感と、烈火という名前は消えずにいる。戸惑いと困惑。
「で、射精〔で〕るっ!!」
亀頭を子宮の口に突き付けると同時に、その頭がグワッと大きくなった。
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!」
烈火はおもいっきり床を叩き、叫んだ。
ドピュ!ドピュピュ!ドピュ!!
烈火の目の前でペニスの激しかった動きが止まり、ヒクヒクと震えている。やがてそれも止まり、しばらくすると結合部からピンク色の液体が僅かな隙間を縫って溢れてきた。
「そんな…………そんな事って……………」
突き付けられた現実に、烈火は言葉を失い項垂れる。
「イッパイ……でてる………」
少しだけ呼吸を乱し、中に注がれた精液を外に出すまいと腰をひねり、隙間を塞ごうとする佐古下。
「クックックック……ハハハハハハ!!!」
勝ち誇る森の笑い声。
「見たか!烈火ぁ!生け贄は確かに受け取ったぁ!」
ペニスを引き抜くと、僅かに遅れて大量の精が流れ出る。下に形成された血だまりの上に、ピンクに混ざり合った液体の溜まりができる。
「悔しいか!烈火ぁ!!」
(烈火……烈火?……どこかで聞いた名前……知ってる名前………)
次のペニスが佐古下の秘所に押しつけられ、前進する。血と愛液、精液でぐちゃぐちゃになっている性器は、森の生殖器をすんなりと飲みこんだ。
「やめろぉぉぉぉ!!止めてくれぇぇぇぇぇ!!!!」
すぐに抽送に入ったペニスに、烈火の心は砕けそうになる。
「烈火………外野は黙って見ていろ!!」
パシュン!
佐古下の心に人の輪郭が浮かぶ。にこやかに笑いながら手を差し伸べている。
パシュン!パシュン!
輪郭だけだったのが更に細かく描写され、人の姿を作り出していく。
パシュンパシュンパシュン!!
どこかの学校、その学校の制服を着て、廊下を歩いている自分。ふいに振り向くと描かれた人物が走り寄り、楽しそうに話している。
(私は誰?……私は佐古下・・・やなぎ。この人は……知ってる人……)
楽しそうに話しながら廊下を歩いていると、そこにショートカットの女と大柄の男が現れる。自分はこの二人とも楽しそうに話し、笑っている。やがてその二人は去り、最初に話しかけてきた人物と歩き始める。
(この人……烈火クン?)
パシュン!パシュンパシュン!パシュン!!
夕暮れの学校の屋上。フェンスに寄りかかり、その人物と話している。髪の毛をやや赤く染め、一見不良とも思えた。だがしかし自分はそんな事を気にもとめず話しており、その人物も笑いながら頷いている。
シュン!
(あ!?)
一瞬だけその人物の姿が頭によぎった。自分がその人物に話し掛けている時、時折一定の口のあけ方をする。佐古下はその唇の動きをなぞってみる。
「烈火・・・・・くん」
シュン!
今まで決して脳裏に描かれる事のなかった「男」の顔が浮かぶ。目の前で泣いている男、そして脳裏に浮かぶ男。服装こそ違えど一致する部分が多い。
シュン!シュン!シュン!
よぎる男の顔と泣いている男の顔が交互にフラッシュバックし、それに連れて恐怖というものが込み上げてきた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ペニスに突き上げられながら、一瞬にして涙が浮かび、口からは悲鳴が上がる。
「!?」
「何?」
「助けて!烈火くんっ!!!」
死んだような目をしていた烈火の瞳に光が宿る。佐古下の目にも現れなかった意思が浮かび、助けを求める少女になる。
「姫ぇぇぇぇぇ!!」
「馬鹿なっ!!記憶が戻ったというのか!?」
佐古下の豹変振りに森は驚き、動きが止まる。止め処もなく涙を流す佐古下に、烈火の心に命が吹き込まれていく。
「森ぃぃ!!そこまでだ!!」
一瞬たじろぐも、状況は何ら変わっていない。
「何がそこまでなんだね?」
一度止めた抽送を開始し、挑発する素振りで激しく突き上げる。
「姫の記憶は戻ったんだ!!おまえの計画は失敗なんだよっ!」
「勘違いしているな?あくまで記憶を消したのは、ここに連れてくるまでに暴れられては困るからだ。今は違う。拘束され暴れる事も出来ぬであろう?」
佐古下はその場から逃れようと必死にもがいているが、身体を縛るロープは緩まない。
「それに見よ………」
佐古下の格好をそのままに、動けぬ烈火の目の前に結合部を曝す。
「ダメ!!見ないで!!!」
足を閉じようにも、縛っている部分こそロープに感じるが、他の部分は鉄で出来ているかのように全く動かない。グチュグチュと音を鳴らしながら、森のペニスは激しく出入りし、中に放たれた精液と愛液の混合体液がジュワジュワと泡状になって垂れている。
「どうだ?美味そうに咥え込んでいるだろう?」
心での拒絶と、快感を求める身体。無理矢理犯され、逃げる事も出来ない自分。たわわに揺れる乳房が更に森を欲情させ、ペニスを太くさせる。
「どれ………」
一度深く挿れたまま止まり、佐古下の顔が苦痛に歪む。
「ダメ……そこまで入っちゃいやぁ………」
突然嘔吐感を感じ、膣よりも更に奥まで侵入する何かを感じる。亀頭から更に細い管を出し、子宮の中にまで侵入する。その奥の二股に分かれる卵管にまで挿し込み、右側の卵巣に排卵の予兆を見る。
「急がねばならんな………」
しばらくして、森は意味ありげな言葉を吐く。その言葉の後に嘔吐感は消えたが、すぐさまピストンが再開される。その速度はフィニッシュ直前のような激しさであった。
「イヤァァァ!!助けてぇぇぇ!!」
「森ぃぃぃぃ!!!おまえだけはぶっ殺してやる!!!」
烈火を捕まえる男供を振りほどき、祭壇に向けて走る。だがすぐに他の男達に取り押さえられ、地面に叩きふされた。
「無駄だと言ってるだろうが」
不敵な笑みの見え隠れする森の声。
「あまり時間が残っていないのだよ………」
「ンなもん知ったこっちゃねぇんだよぉっ!!」
頭を押さえつける手を押し退け、睨みを繭に向かって放つ。
「ダメッ!!中は……中に出しちゃだめ!!」
膣内で太くなっていくペニスに、佐古下は恐怖露に叫ぶ。とっさのあまり生理周期というものを考える暇はないが、恐ろしいほどの恐怖を感じずにはいられない。
二度目の射精を受けようと膣は再びペニスを締め上げる。森は躊躇することなく狭い膣壁にペニスを擦りつけ、種を放出しようとする。天堂地獄を求める森には、この快感を長く感じていたいとは考えない。
ズチュズチュズチュズチュズチュ!!!
「また出してやるよ………」
「また?………いっ……イヤァァァァァァ!!!」
「くっ………ちくしょぉぉぉぉぉ!!!」
あまりの激しさは、上下に揺れる乳首の残像が残って見えるようであった。ペニスは限界にまで膨れ上がり、先端からは透明な液体をダラダラと垂れ流す。
「しっかりと受け取れいっ!!」
またもや亀頭を子宮口に密着させ、睾丸から触手の中に精液を流し込む。
ドプッ!ドププ!!ドピュル………ドク……。
佐古下の中に深く突き刺さり、そのまま何度も震える。行き場のない精液はペニスと膣壁の隙間を縫って外に出るしかない。しかし先ほどのペニスよりも太い今のペニスは完全に隙間を作る隙さえなく、子宮を押し上げてその場に溜まるしかなかった。
「出てる……出てるよ………」
胎内にジンワリと広まる精液の熱。圧迫されるお腹。
「抜いて、早く抜いてぇ!!」
一刻も早く抜き去り、膣内を洗浄しなければ多量の精子を子宮の中に向かい入れてしまう。だが森は無気味に笑うだけで、抜き去る気配がない。そして中の触手ペニスも萎える気配がなかった。太くなるのは精の通る道を広く確保するだけであり、この太さが標準である。男のペニスとは一緒に出来ないのだ。
「これで終わりとでも思っているのか?」
佐古下の目の前に、最後のペニスが突きつけられる。
「まだこれが出してないんだよ………」
挿れてもないのに表面には青筋が浮かび、ピクピクと震えている。三つのペニスが射精していくうちにこのペニスの射精意欲も増し、触れるか触れないかのうちに爆発してしまいそうであった。
そのペニスが下がり、まだ入っているペニスと交代しようとする。大きく広がったカリが内壁を擦りながら下がり、外に出ると同時に後を追いかけて白濁液が垂れてくる。全てが外に逃げる前に最後のペニスがあてがわれ、膣奥に戻そうと亀頭がねじ込まれた。
「やだぁ……震えてるよぉ……」
中で脈打つペニスの感触は、1分も持たずに爆発してしまいそうな危険な感触である。
「すぐに濃いのを注いでたるからなぁ………」
中だし宣告の後、すぐにピストンに入る。挿入された時点でカリは極限にまで展開しており、カサの部分を強く擦らせる。摩擦は快感信号に変化され、森の身体を、狭い膣内を擦られる佐古下の身体を駆け巡る。
精放出を終えたペニスは、先端の穴を大きくし、揺さぶられる乳房に巻き付き、乳首を飲みこむ。
「張りのある乳だ……。さぞかし美味い母乳を飲ませてもらえそうだなぁ……」
乳首を吸い上げながら、森は楽しそうな声を上げた。中に出し、更に母乳まで吸おうとする森の言葉は、佐古下に戦慄を立たせた。妊娠しなければ母乳は出ない。佐古下自身が知らない自分の生理周期を、森は知っている事を意味している。
「フフフフフ……そうだ、もっと怯えろ………」
レイプで自分の性欲を満たす為に犯してるんじゃない。子を生ませる為に犯してるんだ。
「イヤァァァ!!止めてっ!放してぇぇぇ!!!」
あらん限りの力を使い拘束を外そうとするが、ロープは全く動じない。乳を吸われ、激しく擦られ生じる快感というのもが、佐古下から力を奪ってもいる。
「そんなにおまえの思い通りにいくものかぁぁ!!」
逃げようともがいている佐古下に、何も出来ない自分。ならばなんとでも罵声を浴びさせ、森の注意をこちらに向け、脱出の隙を作ってやる。烈火に出来る唯一の事である。
「ほう?この少女が孕まないとでも?」
「あったりめぇだぁ!おまえの都合でそんな事したって、出来ないもんは出来ないんだよっ!!」
「フッフッフッフッフ。なぜ今するのか考えたとでも?まさかおまえに屈辱を与える為にしていると考えたのか?」
「なにぃ!?」
「時間がない………そう言っただろ?」
「クッ……」
確かにその言葉なら聞いている。まさかと思う疑念が強くなっていく。
「もう少しだ………。もう直で排卵が始まる。それまでに子宮を種子で満たしておかなければならない」
グチュグチュグチュグチュ……。
結合部が発する淫音が大きくなり、痙攣が始まる。極限にまで太くなったペニスとカリ。そして精を飲もうと活発化する子宮。自分が排卵期にあると聞かされなんとか逃げようとするが、逃げる術はどこにも残されていなかった。
ピク……ピクピク………。
「ダメよ……中は本当に止めてぇ!!」
「2度も中に精を受け入れ……今更止めろとでも?………無意味だ。大人しく孕むが良い」
意識のないうちに胎内に出されている事を知る。
「ダメぇ、赤ちゃんができちゃうっ!!」
危険日、中だし、受精、妊娠、赤ちゃん……。限りなく危険なキーワードに本能が反応し、子宮口を限界にまで広げさせる。そこに先端が当たる度にそれさえも飲み込もうとかぶりつくが、当然出来ない。その代わり膣壁とは違う感触で射精までの時間を短縮させる。子宮口の広がりにペニスは早く精を飲ませようと、摩擦を強く感じるカリ部分を神経過敏へと変化させた。
「ぐぉ!?」
急激に高まった射精感に森は驚き、痙攣間隔の短くなったペニスに佐古下も気づく。
「さ、さぁ……濃いのを注いでやるぞ…………」
その言葉の後に数回子宮壁をノックされ、最後の思いっきり叩きつける。ブルンと大きく乳房が揺れ、亀頭がぶるぶると震え始めた。睾丸からペニスに精液が流れ込み、その精液は佐古下の胎内を目指し滑走する。
「烈火ぁぁぁ!!お前の慕う少女が孕まされる瞬間、特とその目に焼き付けておくがいいっ!!」
ビュルッ!!ビュルッ!ビュルッ!!
「いやぁぁぁ!!外に出してぇぇぇぇ!!!」
ビュルッ!ビュルルッ!ブピュルッ!!
「妊娠したくないっ!!!」
ブピュ!ドピュル!ピュルルッ!!
「赤ちゃんはいやぁぁぁぁ!!!」
ドピュ!ドクドクッ!ドク…ドプ……。
「赤ちゃん……出来ちゃう………妊娠しちゃう…………」
強制的に妊娠させられる事に、佐古下の顔から血の気が失せていく。中で震えながら何度も精液を飛ばすペニス。温かく、凶悪な体液。子宮の中深く、卵管の先で卵を待つ精子、排出された卵に群がり受精しようとする風景が否応無しに頭の中に駆け巡る。
「連れていけ………」
森は冷たくそう言うと、数人の男たちが無言の烈火を立ちあがらせ、この部屋から連れ去る。
「烈火という命が消え去り……そしてお前の中に命が宿る」
佐古下の中からペニスが引き抜かれる。出したばかりのペニスを佐古下の目の前に差し出した。先端がない。先端のないペニスを見たとき、まだお腹の中に残る異物感に気づく。
「そんな……本当に………」
「気づいたか?」
「本当に妊娠しちゃう……」
カリを広げたままそれをその場に残し、栓代わりに置いておく。抜け道がない分、精子は迷わず子宮の中に泳ぎこみ、卵管膨大部を目指す。
「外してよぉ!これ以上精子が入っちゃったら本当に妊娠しちゃうっ!!」
腰を振って外に排出しようとするが、きつく締め上げる膣壁は放そうとはない。むしろ子宮と競合して、出された精子を全て子宮内に採り込もうとしている。
「イヤッ!ダメッ!それ以上入らないでっ!!」
精子に言い聞かせるが、無論言う事を聞くわけがない。インプットされた情報通りに卵子を目指し、次々と子宮の中に泳いでいく。
「受精が完了したら、私の自我をそこに移す。何、心配は要らぬよ。魔道具の能力を染色体レベルで解析し、精子を作り上げた。精子そのものが魔道具と言っても良かろう」
佐古下の拘束はそのままに、全ての触手ペニスが繭の中に消える。
「元気な俺を産んでくれよ………治癒の力を持つ少女よ…………」
「幻獣朗様、こちらです」
孕みの儀式より一日が経過する。自我を移すショックに佐古下は気を失い、今は専用の寝床に寝かせられていた。メイドの報告では今だ目を覚まさずに入るという。
「うむ。検査はすぐに終わる。今宵はうまい酒が飲めるな……」
黒スーツの男の先導にて、佐古下の眠る部屋に幻獣朗と呼ばれる老人が案内された。彼もまた天堂地獄に魅入り、その力を与えられた男である。黒スーツの男は軽く会釈をし、その場から離れると、幻獣朗はドアのノブを回し、扉をあける。中は西洋の王室をモチーフに作られた豪華な造りである。一人では大きすぎるベッドの中で、佐古下は寝息を立てていた。
「起きて騒がれる前に済ませるか」
記憶が戻ったという話なら聞いている。騒がれた時に手荒な真似はしたくなかった。無論それは女に暴力は振るいたくないというよりも、胎内で森が眠っているからに過ぎないが。
右目がグニグニと動くと、眼球そのものが外れる。神経やそのほかの筋はそのままに、まるで蛇のようにゆっくりと佐古下の足下に潜っていく。
「ん・・・・・・?」
足下に感じた感触に、佐古下が目を覚ましそうになった。今暴れられては眼球を潰されると感じた幻獣朗は、これもまた蛇のように右手の指を伸ばし、佐古下の手首、足首を捕まえる。目を覚ましそうになったところでの外部からの干渉に、瞼が開く。
「あっ・・・・」
一瞬なにがどうなったか分からないようだった。無理もない。儀式の最中から気を失い、今まで眠っていたのだ。まずここが何処なのか、そして自分がどうなったのか、目の前にいるのは誰なのかを一つ一つ理解しなければならない。声を出せないところを見ると、全てをまとめて理解しようとし、脳が混乱しているようだった。
「お目覚めかな?」
まず幻獣朗から声をかける。
「あ・・・・・・な、なに?」
声をかけられ起きあがろうとするが、ここで初めて自分の手首足首が縛られている事に気づく。
「同意を得たわけではないが、暴れられては困るからな」
止めていた眼球を更に奥に進める。
「キャァァァァァァ!!」
布団の下で動いている眼球よりも、右目から眼球が飛び出している幻獣朗の姿に驚き、完全に目が覚ます。
「何するの……もう何もしないで………」
昨日の記憶も混ざり、怯えながら訴える。
「別に森のように食ってしまおうとは思わんよ。ただ少しばかり様子を見たくてな………」
幻獣朗の位置からでも、カタカタと振るえているのが分かるほど怯えている。ましてや目が飛び出したままの姿を見て驚かない者を見つける方が無理と言えよう。
太ももの付け根まで眼球を伸ばし、そこでコンマ5ミリまで細くする。下着の脇から侵入すると、そのままゆっくりと佐古下の中に入っていった。
「い、イヤァァァァァ!!」
見えない位置で蠢く「何か」を感じた時、次の瞬間には膣内へと侵入していた。男のモノとは違う細さに得体の知れない物を入れられたと思う佐古下。
「これが昨日まで初物だった女の中か……」
眼球を通し、所々にぬめりを残す精液にまみれた膣壁を見る。そのまま進むと小さな穴を見つけた。
「さて、どうなっておるかな?」
細くなった眼球を穴に突き立てる。子宮への異物侵入に、佐古下は吐き気を催す。
「ほぉ……まだたくさん泳いでおるな……」
佐古下は耳を塞ぎたかった。だが手は動かせない。
「求める卵はないというのに……」
子宮内の眼球を動かし、内壁を探る。
「これか……」
何かを発見したらしく、幻獣朗はにんまりと笑った。
「………細胞核が4つ。2度の細胞分裂が終わったか。無事母親になれたようだな………」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
子宮内に宿った一つの魂。邪悪な液体を浴びせられ、望まぬ命を宿す事を強制させられた自分。無理矢理母親にされ、決して堕ろすことは許されぬであろう。
こうして平成という時代と火影の歴史は閉じ、森香蘭による天堂地獄という新たな歴史が始まることとなる。
終
やっと書けました。前作書き終わった後すぐに着手したんですがなかなか書けない。ちょうど金曜日の朝雪が降りまして、「明日はディーラーに行かないと行けないけど…今日中には溶けるか」なんて思ってたら土曜日は大雪。国道の雪も解けずにそのうち事故発生。
んなわけでどこまで書けるかなぁ〜と始めたところ、どんどん筆が進む。
「今まで書けなかったのはなぜだぁぁぁ!」
と思うくらいです。
烈火の炎。いいですねぇ、鬼凛、陽炎、風子、音遠、その他大勢。触手レーダー及び孕ませメーターが反応しまくり………でも書けなひ(;;)
頭の中で妄想するだけならともかく、それを文にするとなると勝手が違う。あぁ……漫画が描ければなぁ……。
今回のSSは、リクエストナンバー3066番のです。
それでは次回またお会いしましょう・・・・・・・・・。
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