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螺旋幕間〜黛の日常〜
まいるど/文
チェシェ&ういん&TARA&NTH/執筆協力


                ・

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                ・

 ーーー霞が掛かったように意識がはっきりしない。遠くから音が聞こえるーー

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                ・

 ーー深い海中から急速に浮上するように意識が蘇る。視界が開け映像が脳内へ

 映し出され、程なくそれが大会から与えられた自室であることが解った。

 だが、視界が動く事はない。首を動かし、部屋の状態をしろうとしても、

 視界はまったく動かず、動く気配もない。・・・他人の視界を通して物を

 見ているような感覚ーーー

 

                ・

 

 目の前の床にアメリアが横になっている。両手首に紙のようなモノが

 張り付いてあり、それが淡い光を放っている。どういう理屈か知らないが、

 なかなか興味をそそられる芸当だ。機会があれば少年からこの手品の種に

 ついて教えてもらいたいものだな。

 

 ーーー霞掛かった意識の向こうで声がする。、、聞こえるのは声ではなく思考

 か。それが理解できると急速に意識を覆う霞が晴れ、逆に不自然なほど鮮明に

 なる意識ーーー

 

 アメリアが上体を起こし、俺を見つめる。だがその目は焦点が微妙にずれて

 おり、呼吸も浅く早い。意識を確かに持つためか、時折唇を噛み締める。

 「無駄よ。何をしたのか知らないけれど、私の正義はこんな事で挫けはしない

 わ!!」

 「、、、悪いんだが、そういう話に付き合う気はない。簡潔に状況を教えてれ

 ば、キミは売られた。そして俺が買い取った、という感じだ。質問は?」

 「くっ!!、、、」

 「あぁ。先に答えておくが、キミをここに喚んだのは俺じゃない。だから

 その辺の詳しいことは答えらないし、知らない。」

 「、、、ここはどこ。」

 「さあね?小さな孤島だ。地名を聞いても異界の人間なら分からないのでは?」

 解せない表情をするアメリア。まぁ当然だろう。魔術の研究をしている奴なら

 知り合いにもいたが(最も全く捗ってはいなかったし、俺の目から見ても気の

 振れた男にしか見えなかったが)、実際に魔術、魔法を使える異世界なんぞ、

 この島に来るまでは考えもしなかった。

 

 ーーー意識が鮮明になると同時に状況が理解できる。自らの視界を通して見る

 世界。聞こえるのは紛れもない俺の声。異常なまでに冷めた頭。、、、つまり

 は夢だ。明晰夢。夢を見ていると自覚できる夢。この夢は、、数日前の俺と

 アメリアかーーー

 

 アメリアは俺を睨みながら時折唇を噛み身体を僅かに悶えさせる。言いたい事

 はあるが、自分の身体の変調を抑えるので精一杯という処か。

 「特に質問がないようなら今後のキミの扱いについて話そう。先程も言ったが

 キミは俺が買い取った。これからは俺の実験に付き合ってもらう。当然だが

 拒否権はない。ここまでで質問は?」

 何か言おうと口を開くが、呻くような甘いため息がそこから漏れ、

 慌てて口を閉じる。暫しの沈黙。アメリアの浅い呼吸音だけが聞こえる。

 「、、、例えどのような状況に置かれても悪事に荷担するような真似はしない

 わ!!どんな欺瞞を並べ立ててもあたしの心は揺るがない!!」

 、、、喋るのもやっと、という事が端から見ても解る状態でこれだけの大声で

 叫けるとは、実に対した精神力だ。最も、、、五月蠅いだけだが。

 「志は立派だが、拒否権はないと言ったばかりだろ?それと、さっきから悪だ

 悪事だと言っているが、何の根拠があって言っている?実は慈愛に溢れた正義

 の使者かもしれないぞ?」

 「、、、根拠も何も、この状況であなたが正義なんてあり得ないわ。慰みを受

 けろと言うなら、自ら命を絶ってやるわ!!」

 

 ーーもっともな意見だ。俺は肩で笑いながらゆっくりとアメリアに近づくーー

 

 「ま、善悪はこの際関係ないさ。別に俺の女になれとは言わないし、興味も

 ないさ。単純に実験台になってもらうだけさ。自害するというならすればいい

 。止めはしない。キミが目を覚ます前に幾つか薬を打たせてもらった。今の

 キミの身体の変化はその効果だろう。」

 打ち込んだ薬品の一つには精神剤がある。簡単に言って抵抗力を奪う効果があ

 るので暴れることはもちろん自害だってすることは出来ない。更に言えば、

 他に打ち込まれた薬品もすでに効力を示しているはずだが、それに耐えここま

 での文句を言えるとは、並外れた精神力だ。実験体として想像以上に役立ち

 そうだな。

 「やっぱり、、、んっ、、、何を打ったの、、、」

 いくらか苦しそうに、しかしただ苦しんでいるのとは違う色の鼻に掛かった声

 を漏らしながら小さく呟き、居心地悪げに身じろぎをする。ゆったりとした白

 を基調とした巫女服から伸びる脚が僅かにだが、擦り合わせるようにくねる。

 「簡単に言うと『天国に逝ける薬』だよ。いい気持ちだろ?、、、あぁ。別に

 俺の女になる必要は無いと言ったが、こっちの都合上慰みにはなってもらうぞ。

 」

 「っ、、、話が」

 「違わない。嘘は吐いちゃいないからね。素直にしてりゃその分早く終わるさ」

 

 ーー俺とアメリアの会話の間、アメリアの脚の動きは絶えず続き、僅かにだが

 大きな動きへと変化していた。その動きは自慰をしたくてたまらなく焦れてい

 るように見え、事実薬の効果の現れだったーー

 

 「だいぶ濡れてきたようだな」

 

 ー俺がはっきり聞き取れるようにゆっくりと言う。ー

 アメリアは唇を噛み締め、潤んだ瞳で俺を睨み付ける。俺はかまわずアメリア

 を軽く蹴る。腕を拘束されているアメリアは、あっさりバランスを失い後ろへ

 倒れ込む。そのまま脚を軽く蹴って膝を開かせ、白い巫女服の下を一気に脱が

 せる。年の割には大人しそうな無地の白い下着が露わになる。

 その下着の中央には、見ただけではっきりと解る大きなしみが広がっていた。

 俺は無造作にそのしみの中心を、履いていたブーツ越しに踏みつける。

 「あ、、、っ」

 びくっ、と全身を震わせ切なげな声をあげるアメリア。くちゅくちゅという

 粘質のある音から、愛液が更に滲み出てきたことが解る。俺は続ける。

 「うっ、、、いあ、、、、ふっ、、ああぁあぁっ!!」

 アメリアの呼吸が速くなり、その瞳には涙が浮かんだ。足でそのまま思い切り

 アメリアの局部を踏みつけると、堪えきれなかったのか全身を震わせ声を出す

 「どうした」

 「い、いや、、やめて、、、」

 「やめて?本当にやめてほしいのか?」

 なかなかの根性だな。俺は言いながら袖に仕込んだメスを一つ取り出し、その

 ままアメリアの正面で振り抜く。

 「あ!、、、」

 一瞬遅れてアメリアの服が真ん中から綺麗に二つに割れて、中から白く整った

 形をした胸が露わになる。俺は局部を踏みつけるのを止め、屈み込む。

 そのまま無造作に胸を揉みしだき、桜色の突起を指でグリグリと弄ぶ。

 「うぁぁっ、、、ふぅぅ、、、っ!」

 激しく頭を振りながら顔を真っ赤にして苦しげな声をあげるアメリア。

 「いや、いやぁっ!」

 仰向きに倒れて両腕を後ろ手に拘束させ抵抗が出来ないのが解りきった

 状態だが、身体を震わせ激しく暴れる。この手の快楽に慣れていないのか

 混乱、というよりは半狂乱に近いな。

 「強情なヤツだな。それとも、この程度の刺激じゃ足りないか?」

 俺はそのままアメリアの上にのし掛かるようになり、アメリアの胸の頂で天を

 仰ぐ突起を口にふくみ、甘噛み、吸い上げる。そして空いた片手の指を局部で

 ぐにぐにと蠢かす。

 「ああぁああっ!」

 大きく背中を反らし長い声をあげるアメリア。その動きは俺に対して胸を突き

 上げる動きになる。俺は更に激しく胸を吸い上げ、思い切り胸を握り潰し、

 桜色をした突起をつねり上げる。アメリアの身体はびくびくと痙攣し、その度

 に強い刺激を与えられ、一層高い声をあげる。見ると、アメリアの下着は愛液

 にまみれてぐしょぐしょになっていた。

 俺は身体の位置を変え、ぐしょ濡れになった下着を剥ぎ取る。両足を大きく開

 かせると、おそらく今まで他人に見せたことはないであろうピンク色の小陰唇

 が透明な愛液により、てらてらと光っていた。

 「いや、っだめ」

 アメリアの言葉を無視してそこに口をつけ、俺は音を立てて愛液を啜った。

 「だ、、うあっ、ああっ、はああぁぁっ!!」

 まるで電流でも流れたようにアメリアの身体が大きく跳ねる。軽い絶頂に達し

 たらしい。

 「ふぅ、ふぅ、、はぁ、、いやぁ、、、もう、、、やめて」

 浅い呼吸を繰り返しながら暫く呆然としていたアメリアだったが、未だ俺の顔

 が自分の局部にあることに気付いたのか、蚊の鳴くような声で鳴きながら、

 身体を動かし抵抗する。、、、いい加減うざいな。俺は顔を離し、アメリアの

 鼻先まで近づき抑揚のない声で囁く。

 「いい加減にするんだな。素直にしてればいい思いをさせてやるが、抵抗する

 ならそれなりの仕置きをする事になるぞ。」

 「、、くぅ、、、っ」

 言いながら思い切りアメリアの胸の突起を摘み上げる。本来それは激痛のハズ

 だが、漏れたのは甘い響きを含んだ吐息だった。

 「お前に打ち込んだ薬の効力は十分解っただろ?今のお前は何をされても快楽

 に感じるハズだ。例え乳首を噛み千切られようが、ヴァギナに鉄棒突っ込まれ

 ても感じるだろう。痛みの中で目覚める快楽を知ってみるか?」

 瞳に溜まった涙をこぼしながら頭を左右に振るアメリア。瞳に映るのは未知の

 快楽と俺に対する恐怖の色。

 「それが嫌なら素直に感じろ。解ったか?」

 首を縦に振るアメリア。

 「、、、返事は?」

 「、、、ぅう、、はい。、、、んっ!?」

 返事をしたアメリアの唇を奪い、そのまま口内に舌を入れる。そのまま口移し

 に小型の錠剤を含ませる。錠剤は口内の粘液と体温により急速に溶けて液状に

 なる。舌を絡ませ、その液体を飲み干すように誘導し、アメリアの喉が動くの

 を確認してから唇を離す。念のため、俺は口内に残った唾液を吐き捨てる。

 「な、なにを、、、ふぅあぁあっ!!」

 口を開きかけたアメリアだが、局部を軽く触った俺の指に身体を震わせる。

 ーー軽く触るだけ。だが、即効性の錠剤により今まで以上の快楽が襲いアメリ

 アを翻弄する。そうしたまま数分が過ぎーー

 「はあっ、、あっ!、、だ、だめ、、、わたし、、、」

 俺の手の下でアメリアが腰をくねらせる。だがその動きに合わせ強弱をつける

 俺に、アメリアの精神力は陥落した。

 「あふ、、、ほ、ほしいの、、、」

 「お願い、、気持ちよく、して、、、気持ちよくさせてぇ、、、」

 一度口に出せば後は楽なのか、続けてねだり始めるアメリア。、、、ふっ、、

 俺は冷たく笑い、局部をこね回していた手を外す。

 「あっ、、、いや!やめちゃだめぇっ!!」

 泣きそうな表情で目を見開くアメリア。

 「いいだろう」

 俺は、一度休めた手を再び局部へあてがい、思い切り蹂躙し、余った片手で

 胸を揉みしだく。

 「うあああぁあっ!!」

 これまで焦らされた身体に火が付いたのか、ガクガクと身体を震わせながら

 跳ねて、それでもいっそう強く局部を俺に押しつけてくる。

 「ほしいか。もっとか」

 「ひう、ああ、あ」

 「だろうな。あれだけの薬を打ったんだ。この程度では足りんだろう。欲しい

 だろう。男のモノが」

 「ふう、あう、ひぁい」

 がくがくとアメリアは繰り返し大きく頷く。俺はアメリアを引き起こし、手首

 を拘束していた紙を剥がす。そのままアメリアをうつ伏せにして、幼さの残る

 小さな尻を俺の方へ向けて上げさせる。すでに十分湿っている場所へ、先端を

 ねじ込む。

 「くううううああああぁぁぁーーーっ!!」

 アメリアは理性の消えたような叫びをあげ、気が振れたように頭を振り乱す。

 膣の内部は充分すぎる程濡れていたが、ひどく狭かった。滑った感触はあるが

 うまく奧まで入っていかない。アメリアも苦しいのか、喉が支えたような声を

 断続的に出し喘いでいる。俺は両手でアメリアの腰を固定し、力を込めてペニ

 スを押し込む。僅かな抵抗感の後、ずぷずぷとアメリアの内部へ突き刺さって

 いった。おそらく今のが処女膜だろう。巫女という立場だけあり、アメリアは

 処女だったようだ。

 「うあ、うあ、うぐああっ!」

 根本まで突き入れるとアメリアは意味不明の声をあげた。構わず腰を固定した

 ままピストン運動を始める。

 今まで未通だったアメリアの膣は初めて迎え入れる異物をぴったりと包み込み

 締め付けてくる。ねっとりとした潤滑油で湿った粘膜がギリギリと俺を締め上

 げる。

 「ふ、ふうぅ、あうっ、、、」

 俺が突き入れるたびに、アメリアの口から空気が吐き出され喘ぎ声になる。

 薬が作用していると言っても流石に処女喪失の瞬間は痛みが快楽を上回ったら

 しく暫くアメリアはただ犯されるだけだったが、しだいに吐き出される声に

 悩ましげなものが混ざり込んでくる。

 「ふ、、ぅう、、はぁああん、、、」

 徐々にアメリアの腰が動き始める。始めはもじもじとそしてしだいに大胆に。

 「あ、、ああっ、、、あん!あ、あぃ、、いっ、、、ひあっ!!」

 俺の動きに合わせて腰を動かし、くねらせ、締め上げ、しごきあげる。

 「ああぁぁぁっ!くひぃあっ、、、だ、だめ、すごっぃっ!!っ」

 俺はリズムを一定に保って前後運動を繰り返す。アメリアは身体をくねらし、

 腰をよじり、絶えず嬌声をあげ続ける。

 「はぁっああぁっ、、だめっだめぇっ、あぁ、あ、あたし、あたしっ、すごい

 っ!いやぁっ、してっしてぇ!もっと、もっとぉぉ、、、いいっ、、、!

 いっ、いっ、くぅっぅぅぅうっ!」

 断末魔のような大絶叫とともにアメリアは一際大きく全身を痙攣された。

 どうやら本気の絶頂に達したらしい。しかし俺はまだ終わっていない。

 ぐったりと身体を床に突っ伏させたアメリアの腰を支え直し、さらにピストン

 運動を続ける。

 「ふえ、はぁ、、あ、だめ、、もぅ、、、もぅだめ」

 弱々しく喘ぎながら、しかしアメリアは沸き上がる快楽をこらえきれず再び

 腰を動かし始める。

 「あ、あ、あ、もうダメ、、許して、、ぇうぅ、、感じちゃう、、いやぁ、

 あ、あああぁあーっ!」

 逝ったばかりでひどく敏感になっていたアメリアはあっという間に二度目の

 絶頂を迎えた。だが俺はまだアメリアを解放しない。ゆっくりと自分の高まり

 に合わせた動きでアメリアの肉壁にペニスを擦り付ける。

 「ひっ、ぁあ、いや、だめ、、ま、たぁ、、、い、いいっ、、、いっちゃうぅ

 ぅぅぅぅぅぅうっ!!!」

 何度も、何度も、幾度となくアメリアは達した。そして俺が腰を動かすとすぐ

 にまた感じ始める。途切れなく絶頂に痙攣し続ける膣にペニスを犯し尽くし、

 俺は冷笑を浮かべる。

 「それがいい。やっと解ったか」

 もはや聞こえてもいないだろうが俺は一人呟きながら、存分にアメリアの肉を

 楽しみ、そして最奧へと精子を放った。

 「うあああーあああぁぁぁあーーっっっ!!!」

 どくっ!どくっ!!と噴出した精液を子宮に叩きつけられ、アメリアは背骨が

 折れそうな程仰け反って身体を硬直させ、喉が裂けるかのような絶叫を放った

 。そして糸が切れたように床に倒れ込み、そのまま失神する。

 俺はまだ勃起したままのモノがゆるやかに動く膣に愛撫される感触を楽しみな

 がら、そのままの姿勢で暫くじっとしていた。

 数分の後、ゆっくりと引き抜く。・・・・そろそろだな。

 「はぁ、はぁ、はぁ、、あぐっぅ!?ふぐぅぅぅぅぅっぅうぅうっっっ!!」

 それまで床に突っ伏して荒い息をするだけだったアメリアが突然ビクビクと

 震えると、喉の潰れたような声をあげ、床をのたうち廻る。

 

 ー薬の副作用。媚薬とはいえ物によってはその辺のドラッグよりも質が悪い物

 もある。以前、クライアントの要望で製造した限界の快楽を与えてくれる薬。

 俺の才能を持ってすれば、労することなど一つもない要望だった。

 肉体の耐えうる限りの快楽を得られる薬としてそれは完成したが、その代償と

 して脳内・自律神経に過剰な刺激を加えられた負担が薬の効果が切れると同時

 に服用者を襲い、これを利用したクライアントは共に服用した妾共々発狂し、

 廃人となった。最も、この手の薬は掃いて捨てるほど制作しているので、今更

 どうという事もないが、、、ーーー

 

 アメリアは身体を丸くしてうずくまり、両の手で頭を押さえ声を押し殺し苦痛

 に耐える。床を転げ回った際に切ったのか、必死に食いしばる口元から一筋の

 血が流れ、床に染みを創る。・・・よく耐えらえるモノだな。

 「どうだ?さしずめ『天国から地獄』といった心境か?」

 優しい口調で語りかけながら俺はアメリアの前へ進む。想像を絶する苦痛に

 耐えながら俺を睨み付けるアメリア。俺は部屋の窓硝子を指差し、そこを見る

 ように促す。外は既に夜の闇に包まれ、硝子は室内の光を反射し鏡の役割を

 果たしている。

 「っ!!?」

 窓硝子に映るモノに驚き、声にならない声をあげ喉をひきつらせるアメリア。

 その視線の先に映るはアメリア本人。だがそれは今までのアメリアとは違い、

 顔色が暗く、以前の明朗軽快な印象は露にも感じられない。そして何より異彩

 を放つのは、目であった。瞳孔が開き、強膜(白目)が真紅に充血し、この世

 ならざるモノの輝きを放ち、見た者の心を凍らせる瞳だった。

 「・・・驚いたか?薬の反動による変化の現れだ。先程からお前を襲う激痛の

 中核症状。このまま放置すればお前は間違いなく狂い死ぬ。」

 抑揚の無い冷たい声で静かに言う。

 「そ、、、、んな、、、脅し、、っぐぅぅぅ!!」

 「脅しか否かはお前が一番解るはずだ。その痛みが続けば自分がどうなるか、

 想像出来ん間抜けではないと思うが?」

 言葉を紡ぐのも苦痛になったのか、アメリアは頭を抱えたまま苦し気な喘ぎを

 発するのみとなる。

 「、、、この床に血をまき散らせて死にたいか!?」

 俺を見つめるその瞳には、最初にあった輝きは失われ苦痛に対する怯えが

 宿される。・・・・頃合いだな。

 俺は部屋の隅に置かれている机の上にあるアンプルと注射器を取る。そして

 先程から同じ場所で苦痛と死の恐怖に震えるアメリアの側により、

 その汗ばんだ細い腕を掴み取り素早く注射を打ち込む。

 「ふぅっっ!!!?」

 アメリアが暴れるより早く針を引き抜く。ついでに腕を引き離そうと暴れるア

 メリアを押さえつけ、アルコールで軽く拭き消毒もサービスしてやる。

 消毒後、未だ苦痛に耐える荒い呼吸を繰り返すアメリアを後目に俺は使用済み

 のアンプルと注射器を置いてあった机の上へ戻し、ゆっくりとアメリアの方へ

 向き直る。アメリアの呼吸が穏やかになっていき、開かれた瞳孔も急速に正常

 に戻り強膜の異常な充血も急速に拡散していく。、、、それから暫くして、

 アメリアが自分の身体の変調に気づき、驚いたように俺を見つめる。

 「抗体を打った」

 「・・・どうして」

 「『実験に付き合ってもらう』と言ったハズだ。勝手に死ぬのは構わんが、

 用済みになってから俺に面倒を掛けずに死んでくれ。」

 俺は机に腰を掛け、後ろ手に窓を締め切ったカーテンを開ける。同時に眩い光

 が室内に広がり、薄暗い闇に包まれた室内の様子を一変させる。

 立ち上がろうとしたアメリアは、自分が下着一つ着けていない事に気付き、両

 手で自分を抱きしめるようにして身体を丸め、人の目に曝される身体の面積を

 少なくしようと努力する。

 「残念だけど、私の正義を愛する心はどんな困難も・・・」

 「乗り越えられたか?俺の目にも見も背もなく情欲に狂い、苦痛に藻掻いてい

 たようにしか見えなかったが?」

 「うぅ、、、それは、、、」

 懲りもせず英雄戯曲かぶれの持論を振り回そうとするアメリアの言葉を挫く。

 アメリアは俺に言葉に顔を赤らめ俯いて何も言わなくなる。

 室内を見渡せば、日の光によってその床の至る所に汗やその他の分泌物がテラ

 テラと輝いている。そして俺の前に屈み込んでいるアメリアの腿の付け根から

 、俺の注ぎ込んだ精子がトロリ、と流れ出しているのが目に入る。

 俺のそんな好色な眼差しに気付いたのか、アメリアはキッと俺を睨み付ける。

 「ならばあなたを倒してここから脱出するまでです!!」

 「・・・無理だな。お前には出来ない理由がある」

 「そのような戯れ言を何遍宣わった所で、私を騙すことはでき・・・」

 「残念だが血清の効果は永続しない。あと3日もすれば同じように発情し、先

 程と同等の苦痛に襲われるぞ?・・・血清がないならアレ以上の苦痛が襲う」

 「・・・っ!だったら、あなたを倒した後で血清を貰います!」

 正義を謳う割に乱暴な事を言うアメリア。

 「ここにある薬の中でそれが血清か解るのか?アメリア。この室内には、先程

 と同等の効果の薬も有れば、数滴で致死レベルに達する劇薬もある。そして、

 仮に血清を判別出来、全て持ち去ってそれで何日もつ?一年か半年か数ヶ月か。

 いつかは底をつく。その時お前はどうする?」

 俺の紡ぐ現実にアメリアは言葉を詰まらせる。その瞳は不安定に揺らめき、

 先程まで自分を襲っていた感覚を思い出す。、、、後一歩か。

 ーー薬によって精神に傷を負わせる。それは達成した。後はアメリアの自制心

 がどこまで続くかーー

 「、、、断っておくがアメリア。別に俺の女になれと言う訳じゃない。

 ただ俺が必要だと思った時に役に立てばいいだけだ。それ以上拘束するつもり

 はない。当然、用がすめば完全な血清も創ってやろう。」

 俺はアメリアを諭すようにゆっくりと語りかけるように言葉を紡ぐ。

 「、、、無理をして苦痛に耐える必要はない」

 『苦痛』という言葉に僅かに身体を震わせるアメリア。

 「お前はただ、俺の側で役に立ち快楽に身を任せればいい」

 「っ、あ、あれは、、、」

 俺が言葉を紡ぐ度、アメリアの瞳は不安定に揺れ、『快楽』という言葉に息を

 荒げ、否定するように頭を横に振る。アメリアがどう思おうが、死に至る激痛

 と引き替えに与えられた極上の快楽。それは過ぎ去った後も確実にアメリアを

 蝕む。

 「でも、こんなやり方は正しくない、、」

 俺に対して、というよりは自分に言い聞かせるような呟きを漏らすアメリア。

 俺は机から離れ、アメリアの側に屈み込み、床に無造作に捨て置いた白い、

 僅かに汚れた巫女服を上から被せてやる。

 「アメリア」

 俯いたアメリアの顎を持ち上げ、その瞳を見据えささやく・・・

 「愛の為に成し得た行為は善悪を超越する。・・・俺は仕事を愛している。」

 、、、暫しの沈黙、、、

 「・・・俺の側で働くか?」

                ・

                ・

                ・

                ・

 

 「ウオォォ!?負けた!?負けたのかよ!?」

 「っ!!」

 室内に響き渡るような悲鳴に、俺は我に帰った。天井、、、豪華な内装に煌め

 いている、、、が視界一杯に広がり、耳にはリアルな喧噪が入ってくる。

 「あ、、、起きましたか?太助さん」

 目の前にアメリアの顔が入ってくる。俺はアメリアから目をそらし、備え付け

 られたソファに腰をかけ直す。、、、成る程。大会本部内のVIPルーム。本戦が

 開始され観戦中に居眠りをこいた訳か。流石に5日連続徹夜ってのは疲労の蓄

 積も馬鹿に出来ないものだな。

 「あぁ、、、それより・・・」

 

 『格闘戦による敗北のため、これよりティファ選手には24時間のペナルティ

 を受けていただきます。 身元引受人は、マイケル・T・レオーネ様。』

 

 俺の言葉をかき消すように場内アナウンスが響き渡る。それに呼応して、先程

 の声の主と思われる男が席を立つ。男ーマイケルと呼ばれていたがーは近くに

 座っていた男に軽く声を掛けて、軽い足取りで歩を進める。

 ・・・?負けた割には威勢がいいな・・・この大会の掛け金は世辞にも安い

 とはいえないハズだ。余程の財力があるのか、ただの開き直りか。

 「あの、、、太助さん」

 「ん、、、何だ?簡潔に話せ」

 マイケルの行動を興味を示していた俺にアメリアが怖ず怖ずという感じに袖を

 引っ張りながら声を掛けてくる。

 「いや、えーっと。、、、周りの方が、、、」

 言いながら小さく指を指すアメリア。その方向に視線を流すと、確かに俺に対

 して嫌悪とも侮蔑ともつかない視線を向ける男が一人。、、、いや、気付かな

 かったが俺の周りの席に着く奴数人が同じ様な視線を俺に送っているが、、。

 状況を把握しきれない俺にアメリアが耳打ちをする。

 「太助さん、、寝てる間ずーっと、凄い寝息立ててたから。それで、、、」

 「、、、俺も疲れてたんだろ」

 成る程。俺は気のない返事をアメリアに返す。別に喧嘩売られてた訳ではなく

 単にさっきから大きな寝息立ててた奴が起きたからネチネチ視線を送って来て

 た訳か。更に耳打ちするアメリア。

 「そりゃ5日も徹夜すれば居眠りもするでしょうけど、、、一応謝った方が

 いいんじゃないです?」

 「構わんさ。気のせいだろ。迷惑してるなら直接言ってくるハズだ。この場に

 お前みたいな女がいるのが珍しいだけじゃないのか?」

 俺は視線の主達にはっきり聞こえるだけの大きさでハッキリと言う。

 アメリアが耳打ちをした段階から俺が謝罪すると思っていたのだろう。

 ニヤついた男ーよく見ればかなり歳をくっているような印象を受けるーの表情

 が僅かに歪むのが見て取れる。だが、それでもこちらに向かって来る気配はな

 い。所詮はその程度の半端者どもか、、、

 「アメリア、程度の低い人間を相手にしても疲れるだけだ。ほっとけ」

 アメリアにそれだけ囁き、俺は再びマイケルに視線を向ける。アメリアもそれ

 以上何も言ってこなかった。

 マイケルは、、、VIPにしてはかなり若い少年の背中を陽気にバシバシ叩いて

 いた。、、、お礼参りか?一瞬そんな昔気質な言葉を思い浮かべたが、警備の

 人形達が出てこない事を考えるとそれは否定された。

 何やら一方的に喋っているマイケルと対照的に苦しそうに咳き込む少年という

 不思議な光景。残念ながら距離が遠く何を離しているかまでは聞こえない。

 

 『マイケル様、ティファ選手の準備が整うまで、特別室にてお待ちください。

 なお、30分経ってもお部屋にいらっしゃらない場合は、権利は第二権利者の

 方に移行いたします。』

 

 場内アナウンスに毒付きながら尚も少年を叩き続けるマイケル。

 そして叩くだけ叩くと笑いながら颯爽とVIPルームを後にした。

 「・・・何なんだろうな」

 「・・・何なんでしょうね」

 俺とアメリアはそんなやり取りを眺めながら呆然と呟いた。

 マイケルが去った後も咽せ続ける少年に、マイケルの部下らしき大柄な男が

 頭を下げ、一頻り何か言うと後を追うようにVIPルームから出ていった。

 、、、まぁ、いいか。結局よく解らないまま自体は一応終結したらしい。

 少年もマイケルの部下が去ってから暫くは呆然と突っ立っていたが、やがて

 自分の席に戻っていく。一瞬声を掛けようかとも思ったが、いきなり

 「何やってたの?」と聞くのもおかしな話なので止めておく事にした。

 、、、何とも、つまらないな。マイケルとか言う男の行動は理解に苦しむ上に

 今だに俺に向かい絡み付くような不快な視線を送る輩の存在。

 このままここにいても仕方ない。俺はアメリアを促し、退室する事にした。

 

 「・・・悪いがこれから休憩をとる。俺の順が廻ってきたら起こしてくれ。」

 「かしこまりました。ごゆっくり・・・」

 

 入り口の扉の横にいる男に身分証明を兼ねた賭け札を見せると、恭しく一礼

 してから扉を開ける。豪勢な作りの扉がゆっくりと開かれ、延々と続くかの

 様な印象を感じさせる長い通路が姿を現す。

 扉が閉まると、室内の喧噪が一切聞こえなくなり、廊下にはカツカツという

 俺とアメリアの無機質な足音のみが響き渡る。

 「・・・太助さん」

 俺の横に並び歩いていたアメリアが俺の顔を覗き込むようにして前に出る。

 足音が止み、アメリアの声が長い廊下を反響し、幾重にも響き渡るような気が

 した。

 「さっき寝てた時、どんな夢を見てたんですか?私の名前を呼んでた気がした

 んですけど?」

 やれやれ。寝息のみならず寝言もか。思った以上に疲労が蓄積されているの

 かもな。

 「・・・さぁな。夢を一々覚えている性分じゃないからな」

 「え〜、そんな予想通りの答えじゃつまらないですよ〜」

 答えが不満という風に頬を膨らませ仏頂面をするアメリア。

 俺はそれ以上構わず歩を速くする。

 、、、この女もどこまで本気なのか、、、そんな事をふいに考える。

 夢の内容は覚えている。元々夢を見ない部類の人間なので、偶に見る夢は

 その分印象に残るからだ。そして夢で見た記憶は間違いなくこの島に到着後、

 委員長からの依頼の報酬として送られてきたアメリアと初めて会った時の物。

 確かに、俺は動かし易いように薬を使った。あの後も様々な媚薬の実験体と

 して利用し、魔力の解明の為の研究にも使った。だが、ここまで速く俺に

 懐くのは以外だった。薬の効果とも考えたがそれも釈然としない。

 考えられるのは、、、、

 「どうしたんですか?」

 「いや。・・・・別に構わんさ。」

 「・・・?」

 俺の思考を遮るように口を挟んできたアメリアに、俺は思っていた事を

 そのまま口にした。、、確かに、アメリアが俺の寝首を取らん為に芝居を

 うっている可能性は充分あるが、構う事ではない。飼い犬に噛まれるのも一興

 かも知れん。もっとも、、、簡単に噛まれるほど間抜けではないがな。

 俺はそんな事を考えながら口元に小さな笑みを浮かべる。

 

 アメリアは何も言わず訝しげに後を歩いている。

 

 俺もアメリアも、それ以上は口を開かず長い廊下を進んで行き、、、

 

 そのまま本部を後にした・・・

 

                    to be cotinued...

 


解説

 初めて読んで下さる方、初めまして。

 前作を読んで下さった方、また会いましたね。

 こんばんわ。まいるどです。

 進歩のない駄文にて申し訳ありません。

 とりあえず前作よりも凌辱度をUPさせようと努力したのですが・・・

 いかがだったでしょう?

 とりあえずこの辺が今の自分の限界って感じですね。

 『to be continued』って事で、一応この話は前後編になってます。

 後編は・・・十中八九、エロ無しな予感です(笑)

 とりあえず、予定は未定。(爆)

 なるだけ早く仕上げますので、気長にお待ち下さい。

 でわでわ。。。

 


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