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はぁ、、、、、はぁ、、、、、、、はぁ、、、、、、はぁ、、、、、はぁ、、、、はぁ、、
、、、はぁ、、、、、、はぁ、、、、自分の呼吸がやたらと耳障りだ。頭に血が上ったように熱く、
体は逆に異様なほどに冷え切って感じられ、その体の一点が苦痛すら感じるほどに猛り狂い
俺を追いつめていく。
、、、俺は深く呼吸を取り、理性で奧から沸き上がる衝動を抑えつけ、自分の右腕を見つめる。
そこには幾つかの針で刺したような痕がある。その痕の一つが、俺自身の今を生み出している。
麻薬ではない。『ある少年』を分析し中毒性を抜き男女共用の媚薬として作り替えたのものだ。
そして調整の最終段階として俺自身への投薬を行ったのだが、、、
ただ漫然と立っているだけでも呼吸が辛く、危うく意識が跳びそうになる。興奮のためか非常に喉が乾く。
少し落ち着こうと、軽く自室を見回してからあらかじめテーブルに置いてあった冷たい水を一気に
飲み干す。
「太助さん、、、居る、、、よね?」
頼むから何も喋ってくれるな、、、俺は理性を保つので精一杯なんだ。
他人が見たら血走っているだろう目を押さえ、軽く呼吸を整える。
俺は目の前で横になっている少女〜
肩で切りそろえたつややかな黒い髪、童顔で大きな瞳
(もっとも今は目隠しをしているのでその瞳は見えないが)。
巫女のものらしいが動きやすそうなゆったりとした白い服、横になっている為、
その体のラインは服の下からさり気なく自己主張している。
アメリアという名の異界の少女だった〜
その少女を見ながら苦しくなったズボンのチャックを外し、打ち震える肉棒を外に出す。
押さえつけられていた強張りがバネ仕掛けの様に飛び出してくる。
俺はその逸物をアメリアに近づけその手に握らせる。
「あ、、太助さん」
熱くなったモノを握らされて一瞬身を硬くしたが、すぐに甘えた声を出した。
そして、そのまま握ったモノをゆっくり愛おしそうに擦り始める。
「太助さん、、、熱くて大きいです、、、」
顔に笑みを浮かべつつ行為を続ける。その笑みは目隠しではっきりと見えないとは言え、
召還される以前のアメリアでは作ることの出来ない艶のある笑みだった。
「気持ちいいです?」
アメリアの愛撫によって、俺の腰から肉棒の根本に向かいマグマが集まってくる。
「何も、喋ってもらえないんですね、、、」
喋れないんだよ、、、心の中でそう呟きながら俺は意識を保とうと精神を強く持とうとする。
アメリアは嬉しそうに肉棒を撫でるように擦ると、人差し指と中指で傘の裏側を、親指で鈴口を
同時にスッと撫でていく。
「くぅ、、、」
「きゃっ」
掌の裏側で亀頭を包むようにしていたアメリアの手の中へ強く放出し、俺は一旦アメリアから
少し離れる。
「、、、、、」
何か言おうと口を開きかけ、しかし口を閉じたアメリアは手の中にある粘りある液体の感触を
楽しむようにクチュクチュと手を動かす。
それは俺に「おいでおいで」と手招きしているようにも見える行為だった。
「んむぅ!?、、、ふぐぅ」
俺はアメリアのその余裕じみた態度が許せず、自らの分泌物でベッタリとした逸物をその口へ
捻り込む。
チュ、、、チュパッ、、、ズズズゥ、、、
アメリアは多少驚いたようだったがすぐに俺の味を楽しむように音を立て、強く弱く尿道に残った
精液を啜るように吸い上げる。
「う、、、ぁぁ、、」
アメリアは俺の呻きにも気付かず、ひたすら奉仕に没頭している。目隠しをさせていてもここまで
イニシアチブを握られてはまったく意味がない。俺はアメリアの陰部に手を伸ばし、下着の下へ滑り込み
中を軽くかき回してやる。
「ン!!、、、ぷはぅ、、そんな、、、いきなりぃ、、、、」
ビクっと仰け反った拍子に口から逸物が解放される。アメリアの陰部はすでに程良く湿っており、俺は
そのまま下着ごとズボンを脱がすとベットに腰掛けて彼女を抱え上げ体勢を組み替え後ろから一気に貫いた。
「ふあぁ、、、奥まで届いて、、はぁ、、、ぅん、、、」
俺の体重が加わった勢いで最下層まで突き刺さった肉の槍を確認しようと、アメリアが手を伸ばしてくるが
寸での所で軽く腰を使ってやる。
「あうっ、、、きゃん」
不意の一撃で身を悶えさせ、そのままバランスを崩し倒れそうになるアメリアの肩を押さえ、そのまま
前のめりに押し倒し、更に刺激を与えていく。
「あ、、、、ぁう、、ぅう、、あぁ」
「どうした?もっと激しくした方が良いのか?」
「うむぅ、、、ぅぅ、、ぅう」
俺は刺激を送りながら体を前に預け、アメリアの上に覆い掛かるようになり、耳元で囁く。
答えようとしたアメリアの口に指を入れてやると、舌を絡め音を立てて指を吸いながら答えられず何度も
頷いた。
「ひぁっ、ああっ、はぁぁ、っ、あぁぁ、、ふあぁっっっ、、、」
アメリアの片脚を抱えて腰の距離を狭め、そのまま激しく打ちつける。片脚を取られて揺さぶられ全身を
ガクガクと震わせながら俺の子種でベトベトになった手でシーツにしがみつきながら高く甘い鳴き声を
あげ始める。
「ひぁぁっ、、あぁあっ、、くぅっぅぅ、、あはぁっ、、」
「アメリア、どうして欲しい?」
「ちゅ、、ぱ、、、、イクときに、、太助さんの、、顔をっ」
答えやすいように口から指を抜いてやるが、口から抜け去っていく指に最後まで愛おしそうに吸い付きなが
ら、必死になって答える。、、、近いな。俺は今までアメリアの目を覆っていた布を後ろから無造作に
取り払う。
「そうか。、、しかしこの体勢では無理だな」
一度引き抜いた指を再度しゃぶらせながら、耐え難い下半身からの快感を悟られないよう、出来るだけ
冷静に言い放つ。
「っふぅっ、、そんな、ぁ、っとめて、、下さいぃぃぃっ」
振り返り抗議しようとするアメリアを激しい衝撃で震わせ邪魔をする。俺の動きに反応し、アメリアの
膣内も徐々に動きを変え、頂点へ到達しようと激しく絞り込み始める。
「もぅ、いく、、いっちゃうぅっ、、はぅぅぅっぅぅぅぅ」
アメリアが一際高く反り上がり美しい声をあげた瞬間渾身の力とも思える勢いで締め付けてきた彼女の中へ、
俺は大量の精液をそこへそそぎ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁぁ、、」
体中の力が抜けたアメリアは熱病のような荒い息をしながら、ガックリと俺に体を預けてくる。俺の胸元の
アメリアの大きく潤んだ瞳がゆっくりと俺を見つめる。
「やっと、、見れた。太助さんの顔」
疲労と興奮から来る太い鼻息を抑えようと必死の俺には、それに答える余裕はない。
「もぅ、、何か言って下さい。いじわる」
少し体を動かし、俺の首筋に軽く接吻をする。
「あの、、太助さん、、、」
「あぁ、何だ、、」
少し落ち着いたとは言え、力んでいる為憮然とした口調になってしまう。アメリアが呟く、、、
「あの、、、まだ、、硬いです、、、」
、、、やれやれだ。
俺はゆっくりと立ち上がり主人の意志とは無関係に欲望に奮い立つ逸物を目の前に跪いているアメリアの
可憐な唇に押し当てる。
「はい、、」
アメリアは自らの体を貫いたそれを何の躊躇もすることなく口に含んで、しゃぶり始めた。
上手くはないが懸命に奉仕する姿に髪を撫でてやる。
「ん、、んぅ、、んん、、」
「そうだ。上手いぞ。」
誉められたことが嬉しかったのか、甘えるような声を出し、一層強く奉仕し始める。
が、あまり単調な責めでは面白くないので、一旦アメリアを引き離し、改めて奉仕させる。
「裏側から、エラを舌でなぞるようにして、、、く、そうだ」
俺の顔を下から伺いながら言われたとおりに奉仕するアメリアは、俺が体を強張らせるのを見て嬉しそうな
顔を見せる。、、、俺はそのまま唐突に腰を動かす。
「むぐっ、、ゴホッ、、ゲフ、、ゴホッ」
やはりいきなりはキツかったらしく強く咽せたので、逸物を引き離す。
「ゲホ、、フゥフゥ、、はぁ、、」
アメリアは一頻り落ち着くと再び目の前の逸物に舌を伸ばし始める。、、、こいつは俺のちょっとした悪意
など気にもせず、純粋に仕える喜びとやらを満喫しているらしい、、、なんとなく癪に触るが、
まあいいだろう。
「気持ちいいですか?」
「ん、、、まだまだだな」
「一生懸命やりますから、もっと教えてください」
言ってみたモノの、正直、我慢するのがやっとだった。しかも、こういう時に時折見せる笑顔は俺の手元へ
来た頃と変わらず、実に子供じみた無垢な笑顔を見せる。
「出すぞ。全部飲め」
しかし、それを受けて深くくわえ直そうとしたアメリアの八重歯に先端が当たり、俺は僅かに腰を引いて
しまい、口よりも顔の方へ放ってしまう。
「くっ、、、」
「キャッ!?」
アメリアの頬から右の瞼まで全体を覆うほどの量を放出した後でも、俺の逸物は堅さを失わなかった。
正直、今回の薬は成功したのが失敗だったといっても過言ではないでろう。
「あの、、気持ちよかったですか?」
「、、、、少しだけな」
「もう一回やらしてください。大丈夫です。次はもっと上手くなりますから」
「なら今度は全部飲むんだぞ」
「だったら、口の中に出して下さいよ」
「お前が歯を立てたからだ」
「それは、、、ぅぅぅ、、、」
返す言葉がないのか下を向いてゴニョゴニョと口の中で呟くアメリア。俺は屈み込み、アメリアの頬に
付いた精液を指ですくい、尚も動き続ける口の中へ運ぶ。
「ん!?、、ちゅ、、ぅ、、ぷはっ」
運び込まれた精液を舌ですくったのを感じて指を引き抜く。入れたときに噛まれたのか指先が少し痺れたよ
うな感覚だった。
アメリアが自分の顔にこびり付いた精液を自分の指ですくいながら、俺にゆっくりと覆い被さってくる。
俺はゆっくりとベットへ倒されながらすでにベトベトに汚れたアメリアの白の上着を脱がしていく。
横になった俺に対してアメリアがゆっくりと愛撫を始める。、、、まぁ、たまにはこんなのもいい余興だ。
俺はアメリアから与えられる快感を感じながら、徐々にそれに身を任せていった。。。。
・
・
・
「ふぅ、、、」
あの後、結局予想以上の薬の効果で一滴も出ない様になっても逸物が収まらず、ただひたすらアメリアを
逝かせながら効力が切れるのを待ち続け、ようやく一息つけるようになり自前の珈琲を啜りながらふいに
出たのがため息だった。落ち着いたといっても未だに逸物は十分な堅さを誇示している。
『少年』の精液を組織分解し中毒性を抜き、薬品として作り替える。それは俺がこの島でもっとも興味の
ある研究の一つだが、正直完成にはまだ時間が掛かるようだ。まぁ、今のままでも製品化は十分に可能
だが、こんな物が市場に出回れば性犯罪の飛躍的増加は確実だ。俺のように理性ある人間が使用して
あそこまで追いつめられたのだ。とてもではないが、世間一般の俗物に扱いきれる代物ではない。
製品化に際して、その辺の調整が詰めだな。・・・もっとも、それとは別に純粋に『少年』の精液を
超える物を製造するのもいいかな。限りなくアナログに近いデジタル時計を作るのと同じ自己満足の
世界だが、、、、それも悪くはない・・・
そんなことを考えながら珈琲を半分ほど飲み干した時、不意にドアをノックする音が聞こえる。
、、、アメリアはまだベットで精液と汗にまみれたまま横になっている。、、、仕方ないな。用件は解って
いるし、俺が出るしかないか。俺は履き古したジーパンとよれよれのシャツを羽織り(これが俺の正装だ)
ドアまで出向く。と言ってもここでは来客の心配はまずないので開けっ放しなのだが。
「誰だ?別に空いてるから勝手に入ってもいいんだが?」
「私だが、、、失礼してもいいかな?」
「!!、、、委員長?」
俺の手がドアノブに届こう、というときにドアは独りでに開き、そこから想像しなかった人物の姿が
あらわれる。正直、量産型の警備と高を括っていたので、突然目の前に現れた最高責任者に俺は不覚にも
露骨に動揺してしまう。
「失礼。驚かしてしまったかな?」
「、、、あ、いえ。それよりどうしました?お忙しい筈の貴方がこんな所に、、俺に何か?」
「近くによったものでね。依頼した物が出来たと聞いていたのでついでに、と思ったんだが迷惑だった
かな?」
「迷惑じゃないですが、、いつもみたく警備の6式が取りに来ると思ってたんで、少々意外でしたよ。」
言いながら委員長を奧へ案内する、といっても多分大会から支給された部屋なので他の部屋と同じような
作りだろうし、以前何度がこの部屋で委員長とは意見を交わした事もあるので勿体ぶって言うほどのモノ
でもないだろうが。
委員長を窓際のソファへ案内し、締め切っていたカーテンを開ける。様々な緑のツタがオブジェを絡め取
っており、しかし手入れを怠っているわけではいことがわかるベランダの向こうに深く蒼い海が輝いている。
俺はそのまま席を外し、依頼された物と飲みかけの珈琲を持って戻り、ソファの前にある小さめの円卓に
置き、自分も委員長の横のソファに座る。日差しは弱く室内を程良く照らしている。
「何か飲みますか?」
「いや。遠慮しておこう。まだいくつか残っている事があるのでね。」
「そうですか。」
俺は失礼して飲みかけの珈琲を一口啜り、それから円卓に置いた小瓶を手に取り口を開く。
「これが依頼されていた治療薬です。一応『ノスフェラトゥ』と名付けてますが。」
小瓶の蓋を開け委員長に差し出す。小瓶の中を確かめながら無言で続きを促す。
「見ての通り、軟膏です。患部に塗ることで全身の代謝機能を高め、死にかけた細胞に活を入れて元気な
細胞に作り替える。その効果は触媒作用で全身に広がり、どんな危険な状態でもホンの数分で極めて健康
な体が復活する、という代物です。、、、、どうぞこちらへ」
言って俺は席を立ち窓を開けベランダへと歩を進める。その後を追いゆっくりと席を立つ委員長。
ベランダの中心に位置するオブジェの前で俺は足を止め、委員長に向き直る。
「これが何かはお解りですね?」
オブジェー正確にはそのオブジェの陰に隠れるようにして崩れている少年を指して声を掛ける。
「旧式だな。、、まだ動いてはいるが時間の問題だろう。」
何の感慨もなく答える。ま、もうこっちの意図は十分伝わっただろう。俺は失礼して委員長の手元の小瓶
から軟膏を人差し指にすくい、もっとも致命的と思われる首筋の傷跡にそれを塗りつける。
「ま、見てて下さい。」
塗り終えるとそれだけいって俺は見やすいように委員長の前から体を退ける。暫くして患部から鈍い光が
漏れ始め、徐々に全身へと光が広がり始める。
「、、、、、、、」
何も言わずその光景を見つめる委員長。、、、なんかリアクションしてくれた方が嬉しいんだがなぁ。
俺がボーっとそんな事を考えている内に治癒が完了したらしく、もはや廃棄処分確定だった旧05式
不知火が新品同様な姿で横たわっていた。
やがて、意識が回復したらしい05式は素早い動作で直立し口を開く。
『身体状況、異常なし。神経反応、異常なし。指示を待ちます。』
「、、、流石だな、黛君。申し分無い成果だ。」
全てを見届けた後、委員長の最初の一言だった。
「、、、まぁ、報酬分の働きをするのは社会人の基本ですよ。」
俺は当然のセリフを聞き、一言だけ礼を言った。
・
・
・
「では、これは本部の医療班に製法と一緒に送っておきます」
室内に戻り、もはや完全に冷えてしまった珈琲を飲み干して俺は委員長に言った。
「ああ。すまないがよろしく頼む。」
「ふっ、、あの報酬に比べれば安い物ですよ。」
「それならば良かったが、、、報酬は役立っているかな?」
「ええ。良い刺激になってますよ。『ノスフェラトゥ』の完成にもかなり役立ちましたしね。」
言って、俺はベットで眠るアメリアの方を見る。彼女は未だ目覚めずスゥスゥと寝息を立てていた。
・・・本来医療品を製造しない俺が『ノスフェラトゥ』の製造に協力した訳、それはひとつには委員長から
の直接の依頼であったこと、そしてもうひとつに報酬、つまりアメリアだった。
この島に来てから『錬金術』『魔法』という絵本の中の技術を目の当たりにすることが出来、俺は当然なが
らそれに興味をしめした。そんな時にこの依頼が委員長から、報酬として召還したが入札者が消息不明の為
持て余していた異界の少女アメリアを前払いで渡す、という条件で提示された。
『魔法』の研究、実験体の確保、俺個人の護衛兼暇つぶし、あらゆる面でアメリアは魅力的であり、俺は
その依頼を引き受けたのだった・・・
そしてアメリアは確かに予想以上に役に立っていた。
彼女の魔法は俺の常識を軽く争覇し、新しい観点を切り開いた。未だ見たことの無かった『魔法』の能力と
その分析は、気分でしか働かない俺を休み無く働かせるに十分な刺激となり、それは結果として
『ノスフェラトゥ』の開発にも大きな影響を与えたのだった。
「では、黛君。私はそろそろ行くよ。」
アメリアの状態とその他の開発状況を報告すると委員長はソファから腰を上げながら言ってきた。
まぁ、以前から忙しい人だったが開始まで僅かとなったこの時期に世間話が出来ようとは思わなかったが
どうやら本当に忙しいようだな。主催者というのは実に大変だな。
「先程の05式は君に譲ろう。好きに使いたまえ」
「では、一旦大会の方で回収して貰えますか?出来れば情報収集使用に改装して欲しいのですが。」
「、、、解った。その話は私の方で通しておこう。後で旧式を本部に出頭させてくれ。」
委員長は振り向かずに答える。俺はドアに向かう委員長の後ろ姿を見送りながら胸のポケットに入れっぱ
なしになっていた試験管を手に取り、弄ぶ。
ま、これで至急の依頼は片が付いた訳だし暫くは自分の研究に打ち込めるかな、、、
「、、、済まないが君にはまだ大会側で開発してもらい物がいくつかある。詳細は追って説明がいくと思う
がよろしく頼むよ。」
、、、、この人は偶に人の考えが覗けるんじゃないかと考えるときがある。しかも大会側の依頼ということ
は共同開発とはいえかなりの量だろう。いつもながらサラリと言ってくれる。
「ああ、それと、、、、」
不意に立ち止まった委員長は、こちらを振り返りゆっくりと続ける。
「君の推薦した女性の捕獲に成功したと先程連絡が入ったよ。その事を伝えようと来たんだったが
危うく忘れるところだったよ。」
それだけ言うと委員長は「では、頑張ってくれたまえ」と言い残し、俺の部屋を出ていく。
俺はドアが音を立てて閉まり、廊下を歩く委員長の足音がやがて聞こえなくなっても、自分の内から
止めどなく溢れ出す歓喜に身を任せながら、委員長の言葉を反芻し続けた。
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人は、その生涯で数多くの人に出会う。しかし、自分の生き方に影響を与える人というのは少ないはずだ。
俺は17の時に故郷を持たず海上を彷徨う武器商人に出会い、親しくなった。その男には威厳があり、
才覚があり、そして常人には無い奇妙な能力を持っていた。彼は俺よりも二廻りは年上だったが出会った
時から非常に話が合い、彼は謎めいていたがとても親しい友人となった。俺が彼の住処である海上戦艦へ
行ったり、彼が俺の所へ来たりと。彼の話はとても興味深いものばかりだった。
「『生きる』とはどういうことだと思う?」
彼は唐突にそう切り出した。
「私は『生きる』とは『死を意識する』ことだと考えている。生きることは死を意識することで初めて
意味を成すと。」
彼は右手に持ったワインを傾けながら続ける。
「死を意識したとき初めて人間は生に意味を求め理想を探しそれに近づこうと足掻く。それこそが『生』
だと私は考えている。だからこそ人類には『争い』が必要なのだ。『争い』こそが人類を進化に導き、
生命の根底に流れる物だと信じている。」
「だから武器を世界中へ?」
「あぁ、人はどこかで死を意識する必要がある。しかし人間が進歩したのは技術であり、精神ではない。
優れた人間が管理しなければ人は自らの技術によって滅びるだろう。争いには必ず『ジャッジ』が存在する。
私は中立にして絶対なる『審判』なのだよ。そして私は人を死から遠ざける『医療』という偽善を嫌う
。それらはその愚かな行為で生きることの意味を奪い『生きるために生きる』下らぬ生物を生み出す」
「、、、、つまり?」
「黛、、、君自身の才能を無駄に使うな、ということだよ。」
彼は俺の才をいち早く見抜きそれを買っており、そして俺も彼の商才や帝王学とでもいうべきものに
共感をしていた。
だが、俺に多大な影響を与えその才能を欲してくれた友人は殺害される。
1994年太平洋での事だった・・・殺害したのは特殊組織の暗殺者。
それから俺は待ち続けた。おおよそ叶う筈のない親友の敵を討つという感傷の実現のため。
そして運命は俺を見放さなかった。
「・・・レオナ」
一人その名を呟く。口元に自然と笑みが浮かぶのが解る。彼を殺した男の娘・・・叶わぬ感傷を晴らすため
に訪れた好機。存分に楽しませてもらおう。
「・・・・・少々急ぐか」
俺は一人呟き立ち上がり研究を再開すべく開発室へと歩を進める。
そぅ・・・最高の持てなしをするための準備を進めるべく・・・・・
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