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昼下がりの逢引(前編)
ぶいすりゃあ/文


 ひなた荘本館(北)の4階にある開かずの間。管理人室で偶然その部屋の鍵を見つけて以来、景太郎となるは頻繁にそこで逢引をしていた。

 決まって申し入れをしてくるのはなるの方からだった。昼夜を問わず、他の住人が居てもおかまい無しだった。

 今日も昼食後、住人達が各々の部屋に戻っていったあとで、二人はここに来ていた。景太郎はポロシャツにバミューダ、なるはノーブラにTシャツとホットパンツという、涼しげな格好をしていた。

 いつもの見慣れたストレートではなく、髪をアップにしたなるは、普段よりも幼い印象があった。

 日の光がわずかに閉めっぱなしの雨戸から差し込む程度の薄暗い部屋で、ひざをついて向かい合い、どちらからともなく、唇を重ねる二人。お互いの唇を舐め合い、そのまま舌を激しく絡ませ合う。

 やがて、景太郎の手が、なるの腰から下腹部、そして恥部へとなぞるように降りていった。そこは、すでになるのカラダの、どの部分よりも熱く、ねっとりと湿っていた。

 なる「んっ、うむぅっ、んんーっ!!」

 景太郎「シッ、声をあげるとみんなに気付かれちゃうよ、いいの?」

 なる「うっ、景太郎の、いじわるぅ」

 潤んだ瞳で、なるが景太郎に抗議する。しかし、その声は、ひたすら甘く、媚びを含んでいた。

 なる「ふふっ、お返しだぁ、えい(はぁと)」

 景太郎「わたたっ、な、なる、まずいって」

 なるが、仕返しとばかり、景太郎の恥部に手を伸ばす。そこはすでにはちきれんばかりに膨張し、脈打っていた。なるはチャックを下ろし、景太郎の逸物を露わにした。

 なる「うわっ、すご...」

 景太郎「な、なる、そんなにじろじろ見ないでよ。恥ずかしいって。」

 景太郎がなるの顔を覗き込むと、なるは恍惚とした笑みを浮かべて、激しく息遣いをしていた。なるは、景太郎の逸物を両手でなでながら顔を近づけ、右の頬に逸物をあてがうと、ゆっくりと頬ずりを始めた。

 なる「うふふ、あったかぁい(はぁと)」

 なるのやわらかい頬の感触が、景太郎の逸物から、直接、脳の中に伝達し、景太郎の理性を司る部位を痺れさせていった。

 景太郎「(ま、まずい。これじゃいつものパターンだ。また、先に逝かされちゃうよ...)」

 

 *

 

 景太郎には悩みがあった。

 宗谷岬で、なるから告白と同時に受けた熱烈なキス以来、初Hも含めて、景太郎はなるにリードされっぱなしであった。最近では、序盤こそ攻めの姿勢で挑めるようになったものの、すぐさまなるに形勢を逆転されてしまうのであった。

 男として、これは少し情けない事なんじゃないか、と悩んでいるうちに、別の感触が逸物を通じて、景太郎の脳に流れ込んできた。なるが景太郎の逸物を咥えて、舌を絡ませてきたのだ。もはや、景太郎には、悩む理性すらも保つ事が出来なかった。

 景太郎「(いいや、このまま身を委ねよう...き、気持ち、いいっ...!!)」

 

 *

 

 なる「(ひょっとして、私、もの凄くやらしい事、してるんじゃ...)」

 一方のなるにも悩みがあった。

 宗谷岬で、景太郎に告白した瞬間から、頭の中で、何かが弾けてしまったかのように、なるは積極的になっていた。初Hの時も含め、気がつくと、いつのまにか、なるの方から景太郎のカラダを貪っているのであった。

 最近では、一方的な姿勢はよくないと思い、序盤こそ景太郎に身を委ねようとするものの、すぐさま欲望に負けてしまうのであった。

 女として、これでは少しはしたないんじゃないかと悩みながら、申し訳なさそうになるが目をあげると、快楽に身を委ねている景太郎の顔が目に入ってきた。

 留学から帰ってきて、幾分大人びてきたとはいえ、眼鏡を外すと、あどけない子供のような顔つき。その景太郎が気持ちよさそうに頬を上気させているのを見た瞬間、なるの理性は彼方に吹き飛んでいった。

 なる「(け、景太郎...か、可愛いっ...!!)」

 

 *

 

 理性の吹き飛んだなるの舌遣いが激しさを増し、景太郎の理性をも侵食し始めた。しかし、景太郎は何とか、わずかに残った理性を必死に守り通す事に努めた。

 景太郎「(声をあげたら、皆に気付かれる...)」

 皮肉にも、なるを攻めようとした言葉が、そのまま自らの身に返って来ていた。景太郎は、なるの頭を両手で抱えるようにして押さえた。無意識の内に、支えになるものを求めた結果の行為であったが、それは同時に、情熱のほとばしりを一点に集中させる行為でもあった。

 閉め切った真夏の薄暗い部屋の中で、火照ったカラダから次々と滴り落ちる汗。ぴちゃぴちゃという水音と、激しい息遣い。触覚以外に、聴覚と嗅覚から入ってくる刺激が、否が応にも二人の感情を昂ぶらせていく。

 景太郎「はぁっ、はぁっ、な、なるっ、出るぅっ!!」

 辛うじて声を押し殺しながら、景太郎は叫んだ。

 なるは、景太郎に頭を押さえられて身動きが取れなかったが、当のなるには、はじめから口を外すつもりは毛頭なかった。なるは右手を景太郎のふぐりにあてがうと、軽く握り締めた。

 

 情熱のほとばしりが、景太郎の逸物から、なるの口の中に次々と注ぎ込まれていった...。

 

 *

 

 景太郎「わっ、ご、ごめん。」

 我に返った景太郎が、なるの頭から手を放す。しかし、なるは景太郎の逸物を咥えたまま、放さない。なるは夢中になって、こくん、こくんと喉を鳴らす。やがて、ほとばしりが途切れると、なるは再び景太郎の逸物を嘗め回し、一滴残らず口の中に収めた。

 なる「あははぁ、おいし〜ぃ(はぁと)」

 景太郎を見上げるなるの顔は、紅潮し、破顔していた。決して景太郎にしか見せない、その無邪気な笑顔。それを見た瞬間、独占欲を刺激され、景太郎のオトコが奮い立った。

 景太郎「(この笑顔は、オレだけのものなんだ。)」

 景太郎は、左手でなるの頭を支えると、ぐいっと自分の方に抱き寄せた。

 なる「ふぇ...?」

 呆けたような声をあげたなるの口を、景太郎は自分の口で塞ぎ、右手でなるの左の乳房をつかむと、汗ばんだTシャツの上からゆっくりと揉み始めた。びしょ濡れのTシャツの上から伝わってくる、生暖かさと冷たさが入り混じった、不思議な感覚。

 なるのふくよかな感触を味わいながら、景太郎は、人差し指でなるの乳首をコリコリと刺激した。なるの口に舌を入れ、貪っている内に、景太郎はあることに気が付いた。

 景太郎「(あれ、こんな展開、今まであったっけ...?)」

 よくよく思い出してみると、大抵は、始めの射精で果ててしまい、いつの間にか、仰向けに寝ている自分の上に騎乗位でまたがったなるが腰を振っている、というのがいつものパターンであった。しかし、今日は違う。

 射精の瞬間に、いつもよりも緊張していたせいなのか、お互いにカラダを掴んでいたからかはわからないが、射精で果てることはなかった。はっと目を開いた景太郎がなるの顔を見ると、なるの両目から、大粒の涙が溢れていた。

 景太郎「な、なる、どうしたの...?」

 なる「嬉しいの、とっても...こんなの、初めてだから...」

 その言葉を聞いて、景太郎は全てを悟った。

 景太郎「(なんて、情けないオトコだったんだ、オレは!!)」

 

 なるが、昼夜を問わずに自分を求めてくるのは、なるがスキモノだからじゃないかと思っていた。だけど、いつも気がつくと、なるにリードされているってのは、なるを満足させることができない自分が情けないからじゃないか。それなのに!!

 

 景太郎「ごめん、なる、オ、オレ、情けないオトコで...」

 なる「いいの、もう、いいの...それより、続けてくれる?」

 景太郎「もちろんだよ、なる...今日は、とことん可愛がってやるよ」

 なる「あぁっ...嬉しいっ!!」

 景太郎は、決意も新たに、なるの胸を愛撫し始めた。人差し指の先端に、隆起してくる感触を感じ、景太郎は、そこに直に触れてみたい欲求に駆られてきた。

 景太郎「服、脱がすよ...」

 なる「うん...」

 景太郎は、びしょ濡れになったなるのTシャツのすそを掴み、ゆっくりと剥ぎ取っていった。なるの首元まですそを上げた瞬間、形のよい乳房と、うすいピンク色をした乳首がぽろんと露わになった。

 なるからTシャツを剥ぎ取った景太郎は、薄暗い部屋の中でひざをついているなるを改めて見つめた。

 均整のとれたプロポーションに、大き過ぎない乳房。やや小さめの乳輪に、少し上を向いた乳首。ホットパンツ一丁の裸身は、見慣れたパンティだけの姿よりも、むしろそそるものがあった。先程なるの頭を抱えたせいか、やや左右の髪が乱れていた。

 景太郎がなるの胸に手を触れようとして近づくと、突然、なるが膨れっ面になった。

 なる「景太郎、ずるいよ。」

 景太郎「へっ?」

 なる「私だけ、はだかんぼなんて不公平だよ。景太郎も脱いでよ。」

 景太郎「ああ、そうだね。じゃあ、脱がしてくれる?」

 なる「へへー、やったぁ(はぁと)」

 おもちゃをもらった子供のようにはしゃぎながら、なるは景太郎のポロシャツのボタンを外し、汗だくになったポロシャツを勢いよく剥ぎ取った。痩せ型で、中性的な印象はあるものの、以前よりはややたくましくなった景太郎の上半身が露わになった。

 景太郎「これで、おあいこだね。」

 なる「うん、おあいこだ。うりゃ(はぁと)」

 景太郎「わっ!!」

 言うや否や、なるが景太郎にいきなり抱き着いてきた。なるの両手が、景太郎の背中でパチンと音を立てる。なるのふくよかな感触が、景太郎の胸に、直に伝わってくる。だけど、景太郎は突然の事態に面食らい、少しパニクっていた。

 景太郎「な、なる、静かにしてよ、でないと、皆に...」

 なる「かまわないよ、見つかったって。」

 景太郎「えっ...?」

 なる「私達、恋人同士なんだよ。当たり前の事、してるだけなんだよ。いけない事なんか、してないんだよ...」

 突然、涙声になり、声を詰まらせる、なる。その様子を見て、逆に景太郎は冷静さを取り戻した。

 景太郎「(オレが頼りないから、なるを不安にさせていたんだ...!!)」

 景太郎は、胸元になるの頭を抱き寄せて、髪を軽く撫でた。すると、なるは背中に回していた両手を徐々に解いていった。景太郎は、なるの肩に手を置き、一旦なるをカラダから引き離すと、右肩にキスをした。そのまま舌を出し、右の乳房へと降りていく。

 少し汗ばんだなるのカラダは、ややしょっぱかった。景太郎が、なるの右の乳首まで降りてくる。舌の先に、突起の感触を感じ取った景太郎は、唇に乳首を咥えて、やや強く吸い始めた。

 なる「は、あぁっ...(はぁと)」

 なるが歓喜の声を上げる。次第に景太郎の口の中で、なるの乳首が大きく勃起してくるのを、景太郎は感じ取っていた。景太郎は、右手の中指と親指で、なるの左の乳首を摘んだ。そこは既に勃起し、充分な弾力感があった。

 なる「あ、あ、気持ち、いい...よぅ...」

 切なげな声をあげたなるは、景太郎の頭を両手で抱え込み、そのまま景太郎の顔面を右の乳房に押し付けた。

 景太郎「んっ、むぅーっ」

 乳房で鼻の穴を塞がれ、景太郎は息苦しくなった。しかし、その息苦しさは、長くは続かなかった。景太郎の頭から両手が離れ、なるが呟いた。

 なる「お願い、私、もう...」

 景太郎が顔を上げると、なるが潤んだ瞳で景太郎に訴えかけていた。景太郎は、一旦なるから離れると、自らバミューダのホックを外した。

 先程のフェラチオで、景太郎の逸物はチャックから露出したままであったが、なるを少しでも安心させるため、景太郎はパンツごと、バミューダを脱ぎ捨てた。細身のカラダに似合わず、勢いよくそそり立った景太郎の逸物が、全て露わになった。

 なる「わぁっ...(はぁと)」

 トロンとした瞳で、なるが歓喜の声を上げる。

 景太郎「後ろに回るよ、いい?」

 なる「うん...」

 景太郎は、なるに確認をとった上で、なるの背後に回りこみ、左腕でなるを抱きかかえると、右の耳の裏からうなじへと舌を這わせた。

 なる「ひゃんっ!!」

 感度の高い部位に刺激を受け、なるがたまらず声を上げた。しかし、景太郎は臆することなく、なるを攻め続ける。景太郎は右手でなるの右腰を撫で始めた。

 なる「あ、あはぁん....はぁぁぁあっ!!(はぁと)」

 もはや、声を上げるなというのが無理なほどの快楽が、なるを襲っていた。景太郎は、右手を徐々になるの腹へと回していき、さらには下腹部へと這わせていった。

 ホットパンツのゴムバンドに指先が当たり、景太郎は焦らすように、ホットパンツの中のなるの恥部へと手を差し入れていく。やがて、景太郎の右手の指先が、なるのショーツに到達した。

 指先を少し立て、やや力を入れると、景太郎の指はすんなりとその中へと入っていった。薄っすらとした茂みは、既に滑った洪水の中に沈んでいた。

 景太郎はさらに右手を深く沈めていき、指先でなるの恥丘を覆い尽くした。景太郎は、中指をなるの恥丘の中央にある谷間に沿わせると、親指を固定したまま、ゆっくりと揉み始めた。

 なる「ひんっ...!!」

 なるのカラダがびくんと跳ねた。幾度となくカラダを重ねた部位であるにも関わらず、本格的に自分以外の指で恥丘を攻められるのは初めての経験だった。

 なるが跳ねた衝撃で、景太郎の左腕が解けた。しかし、景太郎は、右手の動きを止めようとはしない。景太郎は左手でなるの左の乳房を掴み、さらに、再びなるのうなじの右側に舌を這わせ、右手の動きに合わせて、それらをリズミカルに回し始めた。

 なる「はっ、はっ、はっ、はっ...」

 顔を紅潮させ、犬のように舌を出しながら、なるが景太郎の奏でるリズムに合わせて喘ぐ。景太郎の右手は、とめどなく溢れてくるなるの快楽の証で、ねっとりと滑っていた。

 なるの愛液が、ショーツを通して、ホットパンツに染み出して来る。すでに大きな染みからは、小さな雫が垂れかけていた。

 景太郎「すごいよ、なる。びしょびしょだよ。」

 なる「やあぁ、言わないでぇ...」

 やや意地悪気味な景太郎の言葉に、なるが羞恥に堪えるように答える。その口調が、景太郎に悪戯っぽい行動を促す。景太郎はここぞとばかりに右手の動きを早めた。

 なる「やあぁぁ...気が遠く、なるよぅ...」

 景太郎の激しい愛撫の前に、なるはもはや陥落寸前であった。景太郎は、なるの昂ぶりに合わせ、とどめとばかりに、右手の中指を立て、なるの膣中[なか]へと押し込んだ。

 なる「あ、あぁぁーーーーっ!!」

 激しい昂ぶりを迎え、なるは果てた。力尽き、腰を落とす、なる。しかし、辛うじて失神を免れたなるは、満足した笑みを浮かべていた。

 

 *

 

 景太郎は、右手をなるの恥部から引き抜き、なるを仰向けに寝かせると、ホットパンツに両手をかけた。

 景太郎「なる、いくよ...」

 なるがこくりと頷く。景太郎は、指先をホットパンツの両脇から割り込ませ、ショーツごと剥ぎ取っていった。

 なるは、景太郎を気遣って、ひざを浮かそうとしたが、力を入れる事ができなかった。初めて味わった絶頂の反動が強すぎたのか、なるのカラダは、下半身を中心に、心地よいけだるさに覆われていた。

 なるのつま先から、最後の衣類が剥ぎ取られる。期待と緊張が入り混じった感情の中で、なるは全てを景太郎に委ねた。

 なるから剥ぎ取ったホットパンツとショーツを、景太郎は傍らに投げ捨てた。たっぷりと汁気を含んだそれは、畳の上にべちゃっと貼り付いた。

 景太郎は、なるの足元の辺りで膝をつき、両足を掴むと、なるのカラダの方向へと押し込んでいった。力の抜けたなるの膝が、外側へと開いていく。

 なるの両足を外側へと広げると、景太郎の眼前に、上気したなるの恥部が現われた。なるの快楽の証は内股全体にべったり広がり、その源からはかすかに湯気が立ち上っていた。

 景太郎はなるの足首から両手を離すと、なるの内股に顔を近づけ、右の内股に舌を這わせて、なるの蜜を舐め始めた。

 なる「はぁぁぁ....」

 けだるさに満ちたなるの喘ぎと、ぴちゃぴちゃという水音。とろけるような蜜の味と甘い香り。舌と唇を通じて伝わってくるやわ肌の感触。目の前に広がる淫靡な光景。五感全てから入ってくる刺激が、景太郎を昂ぶらせていく。

 これまで未知の世界だった官能の刺激の数々が、景太郎の逸物をこれまで以上に膨れ上がらせていた。右の内股の蜜を舐め尽くした景太郎は、同様に左の内股も舐め尽くしていった。

 恥部の辺りにわずかに蜜を残し、景太郎は、なるの腰に両手をあてがうと、ゆっくりと持ち上げた。意外とボリュームのある、なるの尻の重みが景太郎の両腕に伝わってくる。

 景太郎は、はちきれんばかりの逸物を、なるの渓谷にあてがうと、まだ溢れているなるの愛液に絡ませ、濡らしていった。

 なる「やぁん...焦らさないでぇ...」

 けだるげな声を上げ、なるが哀願する。景太郎はべったりと濡れた逸物の先端を、なるの渓谷にあてがった。

 景太郎「挿入[いれ]るよ...」

 なるは無言で頷き、静かに目を閉じた。景太郎は少しなるの腰を引き寄せると、先端をずぶずぶとなるの膣中[なか]へと沈めていった。

 なる「(あぁ...景太郎が...挿入[はい]って...くるよぅ...)」

 なるのカラダがぶるっと震える。局部から伝わる熱い摩擦感が、なるの全身を火照らせて行く。一度は果てたなるの魂が、再びカラダの内側から燃え盛り、なるの顔は、とろけるように破顔していった。

 景太郎は、先端を全て埋めこむと、一度姿勢を直してから再び逸物を沈めていった。

 景太郎「(す、すごい...こんなに強く、締め付けてくるなんて...)」

 景太郎の逸物が最大限にまで膨れ上がっていることもあったが、なるの昂ぶりが、必要以上に膣中[なか]を収縮させていた。景太郎の根元となるの深部に余裕を残したまま、挿入が止まる。景太郎はなるの腰を固定したまま、自らの腰を引いていく。カリの部分まで引き抜き、また挿入する。

 景太郎の逸物が出入りする度、なるの恥部から快楽の証が滴り落ちてくる。腰の動きを繰り返しているうちに、なるの収縮が徐々に収まり、景太郎の逸物は、少しずつなるの奥へと進んでいった。

 なる「あぁ〜ん(はぁと)...ふあぁぁあ〜ん(はぁと)...いいよぅ、気持ち、いいよぅ(はぁと)」

 破顔しきったなるの口から、甘い喘ぎが漏れてくる。根元近くまで挿入(はい)るようになったのを見計うと、景太郎は畳の上に腰を下ろし、左腕をなるの背中に、右腕をなるの腰の後ろにまわし、なるの上体をゆっくりと起こしていった。

 なる「うわぁ(はぁと)...あぁ...あはぁ〜ん(はぁと)」

 なるのカラダの重みが、景太郎となるの繋がりにかかる。口元からやや唾液を垂らしたなるの顔が景太郎の眼前に現われた瞬間、景太郎の逸物が、根元まで食い込んだ。

 なる「はぁんっ!!」

 なるが叫ぶや否や、景太郎が腰をぐりぐりと動かし始めた。景太郎の逸物が、なるの膣中[なか]を掻き回す。あまり茂みのない二人の恥部が、根元で直接擦れ合う。溢れ出てくるなるの蜜が、徐々にその隙間を埋めていく。やがて、淫靡な水音が、二人の繋がりから聞こえ始めてきた。

 景太郎「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ...」

 なる「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ...」

 景太郎の腰の動きに合わせ、二人の喘ぎが絶妙なハーモニーを奏でる。さらに淫靡な水音が、二人の合唱に合わせて伴奏する。

 狂おしいくらいの官能が、二人の間を包み、螺旋のように絡み合いながら、高みへと昇りつめていく。それにつれ、腰の動きが激しさを増していく。

 なる「はぁんっ、け、景太郎、景太郎っ、な、なんかくるよぅっ!!」

 景太郎「オ、オレもだ、なるぅっ!!」

 一層激しくなった腰の動きの中で、二人の絶頂が近づいていた。今の二人には、ゴムを装着していない事など、意にも介していなかった。

 景太郎「い、いくよ、なるぅっ!!」

 なる「け、景太郎、きてぇっ!!」

 二人の叫びが部屋中に鳴り響いた瞬間、なるの膣中[なか]がきゅうっと締まった。

 

 情熱のほとばしりが、景太郎の逸物から、なるの子宮へ次々と注ぎ込まれていった...。

 

 *

 

 景太郎「やっちゃったね。」

 なる「うん、やっちゃった。」

 仰向けに寝転がっている景太郎の上に、なるがうつ伏せになっている。二人は繋がったまま、先程までの余韻に浸っていた。

 二人の顔に迷いはなかった。むしろ、お互いに抱えていた悩みを乗り越え、一つに結ばれたという充足感に満ち溢れていた。

 景太郎がなるをいとおしく見つめる。なるが景太郎を頼もしげに見つめる。その視線が不意に一致した。

 景太郎「ははは」

 なる「あははは」

 どちらからともなく、笑いはじめる二人。やがて、なるがやや上体を起こし、景太郎にささやいた。

 なる「ねぇ、景太郎...もう一回、しない?」

 景太郎がやや呆れた顔になった。

 景太郎「なる...オレたち、まだ繋がったままなんだけど...」

 なる「え?あ、はひゃいっ!!」

 恥ずかしさのあまり、なるが慌てて立ち上がった。その勢いで、なるの恥部から景太郎の逸物がすぽんと抜けた。

 なる「あ...」

 しまったと思ったが手遅れであった。なるは景太郎の上にまたぐ格好になり、恥部から自分と景太郎の快楽の証を、景太郎の腹の上にこぼしていった。

 

 

 


解説

 初めまして、ぶいすりゃあと申します。

 

 この小説は、HINATA.114に刺激されて、2ch少年漫画掲示板の「ラブひな キャラ萌え統一スレッド その6」という所に思いつくまま勢いで書き込んでいったものです。景太郎×なるです、べたべたな展開です^^;)。

 該当スレッドには文字数制限があるため、トータルで20回にも及ぶものになってしまいました。

 この「昼下がりの逢引(前編)」は、そのうちの前半10話をまとめて、若干の手直しをしています。

 

 こういうのを書くのは初めてなものなので、至らぬは多々あるかと思いますが、何卒、よろしくお願いします。

 

 なお、後編の展開には、自分でも少々納得がいかない部分もあるので、初出版とは少し展開を変えようと思っています。

 

 それでは、また。

 


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