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その機体は危険です!!
はやく、降りてください…お願いです!
「う………ん………。」
開いた目に、蛍光灯の白い光が突き刺さるように感じた。
どうやら、眠ってしまっていたらしい。
「・………なんて夢だよ、全く…。」
大きく息を吐きながら、ブリットは、ゆっくりと体を起こした。
そのまま、ベッド脇にあるテーブルの上のペットボトルを引っ掴む。
「………くそっ」
光沢のある金髪を乱暴に掻き上げ、ボトルのふたを開けると、中の液体を一気に飲み干した。
そして、ぽつりと呟く。
「………クスハ…。」
………クスハ……それは、彼の1番大切な人の名前だった。
同じハイスクールに通う、彼の恋人。
おとなしくて、自分より他人を心配する、心優しい少女……。
しかし、彼女は、ブリットの持つ、特殊な力を覚醒させる為に利用されていた。それまでの「自分」を忘れ、彼の「恋人」となるように偽りの記憶を刷り込まれた…。
長い戦いの末に、やっと再会を果たしたものの、彼女が、ずっと自分の「真実」に苦しんでいるということを彼は知っている。
そして、自分が何の助けにもなってやれないということも……。
(情けないな…。守ってやるって……約束したのに…。)
(誰だ?……こんな時間に・…?)
微かに、部屋に取りつけてあるベルの音が鳴った。
先ほどの戦いで出撃したパイロットの大半は、まだ仮眠を取っているはずなのに。
(………?)
不思議に思い、来訪者の確認もろくにせずいきなり扉を開ける。
「きゃっ…。」
「クスハ・…?」
そこに、クスハがいた。
先ほどの戦闘終了からかなり時間はたっているのだが、まだパイロットスーツを着ている。
「どうした?……休んでいなかったのか?」
彼女がここ来た理由より、休息を取ったかどうかの方が気になった。
外見から受ける印象ほど、彼女は、弱くない。
だが、自分にとっての彼女は、繊細で華奢な女の子だった。
無理をさせたくはない。
そんな彼の心配が伝わったのだろうか、クスハは気まずそうに俯き、口を開く。
「……ブリット君に聞きたいことがあって……。少し、いい?…」
「ああ、俺はかまわないけど…。いいのか?…休んでなくて?」
「大丈夫。それほど、疲れてはいないから…。」
「そうか。……じゃあ、入れよ。」
「それで……話っていうのは…?」
「うん……。……あの…。」
そう言ったきり、口篭るクスハ。彼女は、依然として俯いていた。
その様子に不安を感じたブリットは、できるだけ優しい声で呼びかける。
「クスハ…?」
「………どうして、ブリット君は私に優しくしてくれるの・……?」
「え……?」
「………私の記憶の中に、あなたはいない…。……私は…記憶を操作されているとはいえ、あなたにひどいことをしてしまった……。…なのに……どうして…?」
微かに語尾が震えているのは、気のせいではないだろう。
彼女が自分に罪悪感を持っているのは知っている。そして、そんな彼女を見るたびに、ブリットは何もできない自分の不甲斐なさを強く感じるのだ……。
「……クスハは、俺に……いや、俺達にとって大切な仲間だから、だよ。」
君を愛しているから、とは言えない。彼女にとっての自分は、恋人ではないのだから。
告げれば、苦しませる。これ以上彼女の心を、傷つけたくはなかった。
「……皆が、そう思ってくれているのはわかるわ。………でも、ブリット君には……。」
彼女は、決してブリットを見ようとはしない…依然として、俯いたままだ………。
どうやら彼女の心の傷は、自分が考えているよりももっと深いのだろう…。
「……クスハ、お前だって被害者だ。俺は……確かに、お前がいなくなって辛いと思った。…敵として、お前が現れた時は……正直、ショックを受けた。でも、でもな、それはお前のせいじゃない!お前には、何の責任もないんだ!………俺は…ずっと、お前を守れなかった自分が……許せなかった!」
それは、クスハが行方不明になって以来、ずっと持ちつづけてきた想いだった。
<俺が、お前を守ってやるよ。>
それは、彼女に約束した言葉だった。
たとえ、彼女の記憶には残っていなくても、守れなかった約束の想い出は、ブリット自身の心をずっと強く責め続けてきた。
「ブリット君……。」
顔を上げると、いつの間に顔を上げたのか、クスハの澄んだ蒼い瞳がブリットを捉えていた。
「………ありがとう。…でも、あなたにとって私は、ただのパートナーでいい。…それ以上の気持ちを受け取る資格は……私にはないから。」
「クスハ……」
「……ごめんなさい、お邪魔して…。そろそろ、戻るね。」
(ただのパートナー…?…確かに、俺一人で戦う事はできない…。彼女の力は必要だ……けれど……!)
ブリットは扉へと向かうクスハに近づき、背後から抱きしめる。
「!!………ブ、ブリット君!」
「……クスハ……」
彼女の柔らかい髪に顔を埋め、耳元でゆっくりと囁く…。
「俺は……たとえ、お前に俺との記憶がなくても、俺の……気持ちは、変わらない。……お前の傍にいられるのなら、それでいい。」
「…ブリット…君……」
まわした腕に、彼女の手が重なる。
表情は伺えないが、耳まで赤くなっているのが見えた。
おそらく、内心は酷く焦っているに違いない。
当然といえば、当然だが……いきなりこんな行動に出られて困らない人間はいないだろう。
だがしかし、ブリットはそんな彼女の戸惑いを無視して、聞いた。
「……クスハが、俺と一緒に戦ってくれるのは、俺に対する罪悪感からだけ……なのか?」
そうだ、と答えられれば、自分は立ち直れないかもしれない…けれど……それでも、彼女の気持ちを確かめたかった。ただのパートナーで居続ける自信は、自分にはもうない。
生殺しよりは、いっそ、はっきりと玉砕した方が良い……そう思った……。
「……私は……あなたに悪いことをしたって思ってる。どうしたら償えるか、そう思ってもいる…。
……でも、それだけじゃない……私は……そのことがなくても、あなたの力になりたい、って……思ってる…から……。」
「…………。」
「……ブリット君…。」
クスハを振り向かせ、その桜色の唇に自分のそれを重ねた。
「っ……ん…。…ブ…リット…く……。」
(クスハ……。……クスハ…。)
貪るように激しいキスを繰り返した。
理性の鎖が引き千切れ、何も考える事ができなかった。
「…クスハ…。」
ゆっくりと顔を離す。2人の唇を繋ぐ液体の曲線が、光を受けて銀色に煌く。
ブリットは、すぐにでも彼女を押し倒したいと思う自分を、必死になって抑えていた。
これ以上の事は、彼女の同意が必要だということくらいは、今の彼にも分かるのだ。
そんな彼の内の想いが伝わったのだろうか、クスハは微笑んで、言った。
「…いいよ。ブリット君…。私も…あなたのことが好き…だから…。」
ブリットは、彼女のその言葉をとても嬉しく思う。
平和に付き合っていたハイスクール時代には、めったに自分の気持ちを言ってくれたりはしなかったのだから。
「……クスハ…。」
瞳を閉じたクスハの顔の彼方此方にキスの雨を降らせていった。
そしてそのまま、彼女の身体をベッドへと押し倒していく。
「……ブリット君………。」
「クスハ…。……愛してる…。」
クスハのパイロットスーツを脱がし、ゆっくりと胸を揉みしだく。
やや小さめのクスハの胸が、ブリットの手の動きに合わせ、形を変えていく。
その度に、クスハの身体は小さく反応を示した。
「…ぁ………っん…。」
微かな喘ぎ声を聞きながら、ブリットはクスハの胸の小さな突起を指で愛撫する。
「…ぁっ……。」
そのまま、片方を指で摘み、徐々に力を加えていく。
もう一つの突起は口に含み、自らの舌で刺激した。
「あぁっ……。や…ぁ…っ。…ブリット…君……そんなに…しちゃ…ぁっ。」
クスハは結構敏感な体質らしく、すでに感じてきているらしい。
そんな彼女の声をもっと聞きたくなって、ブリットは口に含んだ突起に軽く歯で刺激を与え始めた。
「ちょ……んっ…だ……ダメ……っぁ……。」
胸への愛撫を続けたまま、ブリットはクスハの下腹部へと空いている手を伸ばす。
「!…ブリット…君っ……きぁっ……あああああっ。」
たどり着いたクスハの秘所は、はっきりそれと分かるほどに濡れていた。
彼女が、感じてくれているのがうれしかった。そしてそのまま、彼女の亀裂に指を挿入しゆっくりと動かす。
「……あ…っ……あぁ……っ……。」
次第に指の動きを早めていく。その動きに合わせて、微かな水音が聞こえ始める。指が動く度に、淡く色づいたクスハの身体は、軽く痙攣した。
「ふぁ……あ……ぁ……ん。」
「クスハ…。」
いつも、清純な雰囲気をまとっている彼女のそんな姿に、ブリットは自分を押さえきれなかった。
「…クスハ……挿れる…からな。」
「……うん……き……て……ブリットく…ん……。」
シーツに跡を残すほどに蜜を分泌し、潤ったクスハの花弁の中心にブリットは自らの分身を沈めていった。
「っ…………。」
「……痛いだろ?……大丈夫か?」
「……へ……平気…大丈夫…だから……。」
クスハの手が、シーツを握り締め、微かに震えていた。
それを見るだけでも、彼女がかなりの激痛を感じていると言う事が分かる。
が、クスハは、それを直接口に出そうとはしない。
そんな彼女を、心底、愛しいと思う。
「……ん……はぁっ…あっ。」
途中、僅かに自分の侵入を阻むものの存在を感じたが、構わずに進んでいった。
「……っああっ!!…く…は…ぁんっ…。」
クスハの身体が一瞬、硬直する。彼女の秘所からは、鮮やかな鮮血が溢れ出していた。
ブリットは更に奥へと進んでいく。……そして、自分のものが何かに突き当たるような感覚を覚えた。
ちょうど今、彼女の最深部へと到達したのだと悟る。
すぐにでも動いてしまいたかったが、しばらくそのままの体勢でじっとしていた。
……少しでも、彼女の痛みが和らぐように。
初めてのクスハの胎内は暖かく、例えようもなく心地良い。気を抜けばすぐにでも達してしまいそうだ。
「……ブリット…君……。」
クスハは、目に涙を浮かべて、ブリットを見つめていた。
その涙を指先で優しく拭ってやりながら、ブリットは彼女と一つになっている喜びを噛締めていた。
「クスハ……わかるか?……今、俺達は一つになってるって…。」
「う……ん…。わかる…わ。……私の中…ブリット君で…一杯になってる…。」
「…クスハ……。」
彼女の名を呼びながら、ブリットはゆっくりと動き出した。
「ふ……ぁ…っ…。」
クスハが、無意識のうちにブリットの背に手を回し、抱きしめる。
「ん……あ………はぁっ……っ…あ……ぁ…ぁ……っ…。」
自分のものが締め付けられる感覚にブリットの意識は、飛んでいきそうになる。
必死でそれを我慢しようとしながら、更に激しくクスハを突き上げていく。
「んっ……あぁっ……ふぁぁっ…ブ……ブリット…く…っ…ん……っぁ…。」
「…ク……スハ…ぅ……っくぅ…。」
もはや、言葉は意味を失い、二人は急速に遥かな高みへと昇りつめようとしていた。
「……ぁ…あぁぁぁぁっ……も…もう……わた……しっ…ふぁぁぁぁぁ…。」
「…くっ……お…俺も、…っ……だ、だめだっ…。……出る…っ。」
「い…いいよ……出し…て……っ…。」
「…く……うっ……クス…ハぁっ……。」
「ぁぁっ……ブリット…君っ……っ。」
びくん、とクスハの身体が大きく痙攣した。
それと同時に、ブリットのほうも彼女の胎内に自らのものを放出する。
自分の中に暖かいものが広がっていく感覚がクスハを包んでいた。
だがそれは、決してイヤな感覚ではなく、身体と共に心の中まで暖かくなっていくように彼女には感じられる。
急速に薄れていく意識の中で、クスハは自分にとって大切なものを見つけ出したと感じた……。
ぱさり
意識を失ったクスハに上を掛けてあげながら、ブリットは大きな幸せを感じていた。
クスハの頬に口付けし、彼女の邪魔にならないよう、隣りに潜り込む。
僅かに乱れた髪を優しく撫でながらゆっくりと言った。
「……今度は、守ってみせる。…失いは、しない。絶対に…。」
終
どうもはじめまして。葛城真と申します。
最初に、お気に召さなかった方、ごめんなさい。
これは、知る人ぞ知る、SRWα…正式名称、スーパーロボット大戦α、の二次創作です。
なかなか、マニアックなイメージの強いゲームですが、このゲームのオリジナルキャラが設定、デザイン共に大好きなので、こうしてSSじみたものを書いてみました。
原作を知らなければ、少々分かりづらいでしょうし、文系は、苦手なので変な表現がたくさんありますが……すみません、これが私の限界のようです。
読みづらい話でしょうが、読んでくださった方、ありがとうございました。