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精霊の森の処女
赤色106号/文


 シグルドは一人、精霊のすむ森といわれるヴェルダンの森で迷っていた。

 シグルドは前線にいたが、剣を持つ右の腕に痛手を負ってしまった。このままではまともに戦えない。

 そのため、後方にいる部隊まで行って回復しなければならなかったのだが…

 この広い森、出口も分からず、道に迷わないようにと彼の持っている方位を示す磁石もこのあたりでは狂いっぱなしだ。

 「ロプトの人たちは他の人に見つからないようによくこういう地形を選んでひっそりと生活していると聞いたことがあるが…」

 今、自分がどんな立場に置かれているかをまるで知らないようにシグルドはのんきにそんなことを考えていた。

 晴れた日の昼間でさえも薄暗いのに、空は雲行きが怪しくなり、今にも雨が降りそうだ。早くエスリンやエ−ディンのもとへ行って自分のけがを回復させなければ。

 そうこうしているうちに雨が降り出した。

 こんなところにはもう人影さえも現われないだろうと思ったその時…!

 女性の白い姿が見えた。

 「あの時助けた…ディアドラ!?」

 あのとき、一目見て好きになった少女。もう、逢えないと思っていた。ずっと逢いたいと思っていた。こんなところで再会するとは…

 咄嗟に走って追いかける。それに驚いたディアドラは走って逃げる。

 無理もないだろう。普段、誰もいないはずのこの場所から体格の大きな男が自分に向かって追いかけてくるのだから。

 「待ってくれ!ディアドラ」

 「!」

 あっという間に追い付かれてしまった。シグルドは左手でディアドラの細い腕をつか

 んでいる。ディアドラの方は突然の出来事だったのでしばらくは無言で震えていた。

 「シグルドさ…ま…」

 震えていたディアドラがようやく口を開いた。その体は雨に濡れて下着どころか肌の色まで透けて見えている。

 空いた方の腕は必死に胸を隠している。それでも足の付根の部分までは隠せない。

 「君の住んでいるところはこの近くなのか?」

 シグルドは抱きたいという感情を押さえながらいった。

 「…はい」

 ディアドラはシグルドに見られていることの羞恥心に耐えながらも腕を掴まれたまま自分の住処に案内する。歩く度に濡れて貼り付いた服が足の間に食い込んだ。

 その後ろ姿は体のラインをくっきりと浮きあがらせている。それがまたシグルドの欲情を駆り立てる。

 ようやく彼女の住む家に到着した。その時になって初めてディアドラはシグルドの怪我に気付いた。

 「シグルド様…ひどい怪我」

 「これでもたいしたことはないと思うが」

 「でも…これはひどいです…」

 「サンディマの暗黒魔法に比べたらずっとましだ。」

 サンディマはもともとはディアドラを探し出すためにヴェルダンに派遣された暗黒司祭である。そのサンディマのせいで現在のヴェルダンは内戦状態になってしまっていた。

 サンディマの話を聞く度にディアドラの身は凍り付きそうになる。

 「リライブをかけてあげます。じっとしていて下さい…」

 シグルドはディアドラにリライブをかけてもらったおかげですっかり傷はよくなった。

 「ありがとう」

 シグルドはディアドラの唇にそっとキスをした。するとディアドラは顔色を変えてとっさに身を引く。

 「…わたしは人と交わってはならないんです。これ以上私にかまわないでください。

 これ以上構うと私…」

 「なんだ?」

 「…シグルド様のことを好きになってしまいます…」

 「だったらそれでいいだろう」

 「人と交わってはならないのにそのような感情はいけないと思うのです…だから…構わないで」

 ロプトの直系の血をひく者は子孫を作ってはならないと言い伝えられており、ディアドラもそれにあたるのでなるべく人の目につかないよう、特に男性には関わらぬようににひっそりと暮らしていたのだった。

 「そうはいかないな。そんなものは迷信だ」

 すでに歯止めの効かなくなっていたシグルドはもう一度キスをすると今度は深く舌を絡ませた。ディアドラもそれに応じる。

 「んっ…ふうっ…」

 シグルドはゆっくりとディアドラの服を脱がす。

 「あ…」

 張りのある乳房もすでに硬く尖った乳首も日に当たっていない白い素肌も大事な部分を覆い隠している薄い毛も全て露になる。

 しかし、ディアドラは恥ずかしさのあまりうずくまってしまった。

 「着替えを持ってこなければ…」

 シグルドに見つめられてなかなか動けない。

 「着替えはまだいいよ」

 そういうとシグルドはディアドラを抱えてベッドに寝かせ、手で隠している部分を力づくで振りほどいていった。

 そして自らも全裸になってディアドラに体を重ねてきた。

 緊張を解きほぐすためにキスをする。ディアドラの乳首と自分の胸板が擦れる感覚が気持ちいい。

 「あっ…あ…」

 ほんの少し、喘ぎ声が聞こえてきた、が、それでもまだ身を固くして小さく震えていた。

 今まで人との関わりを避けて生活をしてきたし、シグルドの温もりもなにもかも

 初めての経験なので無理もないだろう。

 それから乳房を揉みしだきながら体全体を舐め回す。感じる度に少しづつ嬌声を上げ、

 体を震わせるがそれでも体はまっすぐに伸びたままで足はかたく閉ざしたままだ。

 「ディアドラのそこも見たい」

 と言ってディアドラの足を開く。

 「…いや…いやっ…」

 閉じようと必死で抵抗するが、男の力には到底かなわなかった。足を開かれたことによってようやく恥部が露になった。シグルドはその肉襞を指で開いた。

 「やっ…あああっ…」

 「きれいだよ、ディアドラ」

 「いやあっ、そんなとこ見て言わないでえっ!」

 叶わぬ恋だと彼のことを思い、ひとり慰めていたその対象が今、目の前にいる。

 そこはまだ緊張しているせいか、それほど濡れてはいなかったが、襞をなぞったり淫裂を扱いていたりしているうちに少しずつ濡れてきた。

 「ああん…あっ、はあん、あっ、あそこが…熱いのおっ…!」

 粘っていて濁りを含んだ液が自分のとは違う指の刺激によって体から滲み出してくるのが自分でも分かる。

 「分かるよ…もう…こんなにグチョグチョだ」

 「お願いですからそんないやらしいこと、言わないで下さい、っん、ああっ」

 「でも、間違ったことは言っていないぞ。」

 好きな人にこういうことを言われるのはこの上なく恥ずかしいものである。シグルドの舌は乳首を捉えて執拗に攻めてくる。

 「ん…あっ…ああん…ああああ…」

 「もっと声を聞かせてくれ」

 「いや…ああん…そんな…恥ずかしい…っあああ…」

 ディアドラの嬌声を聞くことはシグルドにとっては快感であった。

 「きゃああっ!」

 扱いていた指が不意に股間に入り込んできた。

 「痛いか?」

 「いえ…でも…こんなの…恥ずかしいです…んっ…ああっ…あああああっ…」

 シグルドの太い指を出し入れされる度に濡れぼそった音がする。

 引き抜いた指に蜜が絡み付き、抉れた肉襞が顔を覗かせる。

 こぼれそうになる蜜を指ですくって突起した部分に持っていく。かたくなった肉芽をその指で愛撫する。

 「ひゃあっ…!…あっあっ…ああんっ!」

 腰をひねりながらのけぞり、悶えるディアドラの表情ををシグルドはじっと見ながら指の動きを激しくさせた。

 親指で陰核を愛撫しながら人差し指で淫裂の中を掻き回す。

 自分の指一つでこんなに乱れるとは。

 「あああっ…んはあっ…あっ…あっ…はああっ…あああああああっ!!」

 ふと、ディアドラとシグルドの視線が合う。するとディアドラは手で顔を覆い隠してしまった。

 「なぜ隠す?」

 「恥ずかしい…恥ずかしいのおっ…!」

 「じゃあ、キスしてもいいか?そうすればきみの顔が見えなくなるから」

 ディアドラの柔らかい唇を押さえながらシグルドは聞く。

 こくん…とディアドラは無言で頷いた。

 「目を閉じて…」

 股間に今まで感じたことのない強烈な感覚、ぴちゃぴちゃと何かを舐める音。内股に髪の擦れる感触。

 キスの場所は唇でなくてなんと…局部だった。

 「いやあああー!やめてええ!シグルド様あああああっ!!そ…そこだけはだめえええっ!」

 頭を押し退けようとするが力が出ない。そんなディアドラをよそにシグルドはじゅるじゅるっと音をたてて彼女から溢れてきた愛液を啜った。

 「いやああっ、吸わないでっ、ああああああああああああっ!!!」

 「嫌じゃないだろう?もっとして欲しいだろう」

 指が出し入れされたところに今度は舌が出し入れされる。熱い息とざらざらとした舌の感触に意識が途切れそうになった。

 「やっ、あっ、ああああああああっ、んっ、はああああああっ!!」

 「ディアドラ…」

 「ん…んん……………」

 愛撫を止めて、ディアドラの脚をさらに開く。

 そこに体勢を変えて自分のいきり立った物をそこにあてがい、お互いのものを擦り合わせてなじませていく。

 「あ、あっ、あ、ああ…きゃあああああああ!!い、痛いっ!!!シグルド様!!やめて、止めて下さい …………!」

 嬌声が悲鳴に変わる。それがディアドラの体内にねじり込まれていったのである。

 他の男よりもひと回り大きいといわれるものが誰も入ったことのない処女地に侵入されていく。

 ディアドラは必死で抵抗するが、その時にはすでに体が固定されていた。

 痛みから逃れるために暴れるが腰をがっしりと掴まれ、そこからは逃れることができなかった。

 「いやああああっ、痛い、痛いいいっ」

 「しばらくの間だけでも辛抱してくれ」

 「それはでき…ません…あううっ!…痛っ!!」

 ついにそれは処女膜を突き破り、根元まで貫通した。きつくくわえこんだ部分から鮮血が流れている。

 「掟を破る」とはこういうことだとようやく実感した。しかし、それだけでは終わらなかった。

 残酷にものたうちまわるディアドラを押さえ付けながら激しく腰を動した。

 「あううううっ、ひいっ、ん、くうっ、もうっ、許してええっ!」

 「はあ…はあ……ディアドラ…」

 ぢゅ…ぢゅぷ…ぢゅぷっ…

 淫らな音を立てながら激しく交わり合う。

 顔は痛みに拒絶していても下の方は血と愛液を流しながら離さないと言わんばかりに男根を締めつけていた。

 ディアドラはすでに動く気力も失い、ぐったりとなってその痛みに耐えるだけだった。

 「…いいよ…ディアドラ…すごく…いいっ!…あっ」

 自分の中で感じて悶えているシグルドがとても愛おしく思えた。

 彼の頭に手を回し、自分の顔に近付けてキスをする。接吻の吐息と体の動きに従って次第に痛みとは違う感覚が芽生え始めてきた。

 「あん、あっ、シグルド様っ、わたし、何か、ああんっ、変なのおおおっ、」

 「それで…いいんだ…っっ…!」

 さらに激しく出し入れされる。交わっている部分は熱くなって溶けそうになった。

 「あっ、あっああ、ああん、わたし、あああああああああああああっ!!!!」

 「…っく、ああっ、ディアドラ…ううっ、あっ!!!」

 ディアドラの体内にありったけの大量の精が注がれる。交わっている部分から白く濁った精液があふれて流れてきた。

 

 「…はあ…はあ…すまなかったな…ディアドラ…どうしても、我慢できなかった」

 そのディアドラは破った掟のことも、体に付いている血も、身体から流れてくる残りの精液も気にかけられないほど疲れ果てて言葉を失っている。二人が横たわっている

 ベッドがさっきまでの行為の凄まじさを物語っていた。

 「たとえ天罰が下ろうともきみを絶対不幸にはさせない」

 シグルドはそう言ってディアドラをぎゅうっと抱きしめて、二人はそのまま眠りに付いた。

 

 間もなくして、シグルドはディアドラを正式に妻に迎えた。

 「ただいま、ディアドラ」

 「おかえりなさい、シグルド様」

 「用意はできているね」

 「はい、シグルド様…」

 シグルドは下半身をむき出して、すでにいきり立ったものをディアドラの前に突き出した。

 「いつものように頼む」

 ディアドラはそれを嬉しそうにくわえる。

 「うっ…上手くなったな」

 そして二人は激しく絡み合い、お互いに求め合い、貪り合う。その行為は二人が再会してからは毎日のように続いていた。

 現在、ディアドラのお腹にはすでにシグルドの子供がいる。

 そして禁じられた掟はすっかりと忘れ去られていった…。

 

 終

 


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