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UGLY 序章
べっかむ/文


 朝、目がさめると、下半身に鈍い感触を感じる。毎朝の事ながら、慣れないものだ。

 

 何人かいるメイドたちには、毎朝の朝立ちの処理を仕事のひとつに命じている。

 今日は「愛」が担当のようだ。愛は身篭っているので、その後交尾することはない。

 やがてどくどくと射精された精液を、愛は全て飲み干した後言った。

 

 「おはようございます、ご主人様。」

 

 「おはよう。胎の仔の具合はどうだ?」

 

 「はい、順調です。6ヶ月になりました。」

 

 少し膨らんだ胎をさすりながら愛は言った。

 

 

 

 

 「葵、今日の予定を教えてくれ」

 

 「今日は、大和高校で四時まで、その後はフリーです。」

 

 「わかった。」

 

 いつもどおり8時に朝食を取り終わり、予定の大和高校へと向かう。

 

 

 フリー以外の時間は全て決められたことをしなくてはいけない。

 人はうらやましいというが、自分にとってはいいことだけではないと言える。

 

 大和高校に到着後、校長からリストを受け取る。

 「では、よろしくおねがいします」

 

 黒光りした顔をゆがませながら校長は言った。

 

 「リストをこなしてくだされば手段はどうでもよろしいです。」

 

 「伝えてはあるのか?」

 

 「はい、全員に伝えてあります。未だに拒んでいる者もおりますが、

 かまやしません、好きなようにしてください。」

 

 校長はこう言うが、結局は自分のために言ってるのだ。どんな危機的状況に

 なろうと、それに飛びついて儲けようとするものはいる。いや、こういう状況

 だからこそこう言う人間が多いのか。

 

 「まあ、どうなるかわかりませんがやってみますよ」

 

 「危険日リスト」と題されたリストを片手に校長室を後にした。

 

 

 


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