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暴れ猫/文
錯乱☆穂波/画


 タタタタタタ・・・・・

 暗い洞窟の中を駆け抜けて行く二つの足音。暗い中でも見えるのか、その速度は速い。

 「こっちよ」

 一人が脇道に滑りこむと、後の人もそれに続く。

 「はぁ!はぁ!はぁ!セ、セリーヌさん!もう大丈夫じゃ!?」

 「甘いわよっ!レナ!事情は後で話すから、今は逃げることに専念してっ!」

 足音だけを残して走り去る二人の女性。その後ろからくる気配は只者ではなかった・・・・・。

 

 

 

 「レナさん、準備はよくて?」

 クロス城下の宿で、レナは明日の準備をしていると、セリーヌが確認をしてくる。

 「ゴメンナサイ。後ちょっとで終わるから・・・・・」

 相部屋のため、部屋の明かりは着きっぱなし。確認を「早く寝たい」の意味で取ると、片付けの手を早めた。

 「じゃ、消しますよ」

 片付けも終わり、明かりを消そうとランタンに手を伸ばした所で、ベッドの上にセリーヌの姿が無いことに気づく。

 「じゃあ行きましょ」

 ドアの前に立っていたセリーヌ。しかも外出姿で。

 「行く?」

 「そっ、クロス洞穴」

 言いながら、昼間手に入れた宝の地図とやらをひらひらさせた。

 「今から!?」

 話では明日行くことになっていた。予定変更も聞いたおぼえはない。

 「だってぇ〜。居ても立ってもいられないんだものぉ」

 「クロードは?」

 「話してないわよ」

 「じゃあ起こしてきます」

 ベッドから立ちあがったレナは、セリーヌの横を通り抜け・・・れなかった。

 セリーヌが正面に立つ。

 「ダメよ」

 「ダメじゃないです!」

 「貴方の為なのよ」

 「私の?」

 話が全然見えない。昼間の行動からいって、自分を差し置いて、クロードと二人っきりで勝手に行ってしまいそうな感じだったが、なぜ今クロードを誘おうとしないのか?

 「だって、私とクロード君が話してると、貴方の視線凄く怖いし・・・・」

 図星であった。ただ一緒に旅をしているだけなのに、クロードとセリーヌが話してるだけで胸の内はモヤモヤとなり、なぜかイラついた自分。それが顔に出ていたのだろうか?

 「クロード君の力無しにお宝を見つけてくれば・・・・」

 セリーヌの顔が耳元にくる。

 「でぇとしてくれるかもよ」

 レナの顔は耳まで真っ赤になった。

 「ちっ、違いますっ!!彼とはそんな仲じゃ!」

 「そぉ?じゃあ私が貰っちゃおうかなぁ?」

 「だめぇ!!」

 「なんで?そんな仲じゃないなら、いいじゃない?」

 「よくない!!」

 真っ赤な顔のままセリーヌの考えを反対する。

 「・・・・・・行く?」

 「行きます、行かせてください!!」

 誘導に乗ってしまったレナ。心の中には「でぇと」の2文字がくっきりと刻まれていた。

 

 

 

 トーチの明かりが洞窟の壁面を照らす。ごつごつとした岩肌に二人の影が降りる。すでに幾人ものトレジャーハンターに洞窟は探索され尽され、宝と呼べるものは全然ない。

 もとよりそれに興味のない二人は、一気に洞窟の奥まで足を進めた。地図にペケ印のある地点に到達する。

 「・・・・・」

 「・・・・・」

 しらみつぶしに壁を捜索する。

 「・・・・・・・・・」

 「・・・・・・・・・」

 なにもない。

 「・・・・・おかしいわねぇ・・・・・」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 怪訝な目でセリーヌを見るレナ。

 「な、なによ・・・・その疑いの目は」

 「地図見せていただきます!!」

 セリーヌの手から強引に地図を奪い取る。何か変である。トーチの明かりを地図に落とす。

 「セリーヌさん、これは?」

 レナの指す所を見ると、うっすらとペケ印がある。注意してなければ見落としてしまうほどの薄さ。

 「ひょとしてここなの?」

 一瞬喜ぶが、レナの表情は怒りに変わっていた。

 「行くんですか?行くなら結構!私はここで帰らせていただきます!!」

 ペケ印の場所は壁の中にある。

 「・・・・・壁?」

 「だから昼に言ったんです!!偽物掴まされたんじゃないかってぇ!!」

 インクの乾ききってない内に折り畳まれ、線対称上に僅かに移ってしまったのだ。

 「ウソでしょ!?高かったのよぉ!」

 「大体なんでおかしいって思わないんですか!?この洞窟は既に発掘され尽くしてるのに、今ごろになって遺跡が見つかるなんて!」

 「そっ、そんなこと言ったってぇ・・・・」

 セリーヌの背筋に寒気が走る。

 「反省してくだ・・・・・さ・・・い・・・?」

 レナも何かに気づいた。

 「レ・・・レナさん・・・・」

 レナはトーチの明かりを着た道にかざす。

 「!!」

 「!!」

 ペケ印に気を取られ、すぐそこまでモンスターの接近に気づかなかった二人。

 明かりに照らされたのはランドウォームであった。

 「出口を塞がれた!!」

 数は5匹。

 「走り抜けるわよ」

 素早くロッドを溶媒に、呪文を唱えるセリーヌ。ロッドの先端に燃え盛る炎が生まれる。

 「ファイアボルトォ!!」

 火の玉が射出される。真っ赤な軌跡を描き、ランドウォームの中心部に着弾する。

 ボーン!!

 火の玉は炸裂し、ランドウォームは逃げ回る。その隙をついてレナとセリーヌは駆け出した。

 「!?」

 レナの足にランドウォームの触手が絡みつく。

 「離しなさい!!」

 レナの拳はランドウォームの殻を突き破る。触手の力が抜け、自由になった。

 そこを狙って、再びセリーヌのファイアボルトが叩きこまれる。ニ、三匹のランドウォームを捲き込んで燃えあがる炎。

 「早く!!」

 この状況なら二人でも容易に片付いただろう。しかしセリーヌの表情は逃げることを優先している。

 ただならぬその姿に、レナは黙って後を追った。

 

 

 

 

 「ここもダメ!?」

 一体幾つの角を曲がったのか。一体何匹のランドウォームを倒したのか。トーチも落とし、休む間もなく逃げつづける二人。

 通路の陰に身を隠し、時を待つ。ランドウォームが二人の追撃を諦める時を。

 「セリーヌさん、逃げてばっかりではダメです。セリーヌさんの紋章術と私の体術で・・・・」

 「無理よ!!あれだけの数をどうやって!?」

 「そ、それは・・・・」

 洞窟の奥に行くまでに一回も遭遇はしてない。しかし今は、いたる所に這い出ており、何処に潜んでいたかも分からない。

 しかしそれ以上に分からないのが、セリーヌの怯え様である。紋章術の使い手から見れば、ランドウォームなど簡単に片付けられるはずである。

 「セリーヌさん、一体なにを怯えてるんですか?」

 「レナさん、ここにはランドウォームは生息しないのよ」

 居ない筈のモンスターがいる。しかしそれだけでは説明不足である。

 「たまたま居たのよ」

 「たまたま居るのが問題なの。聞いて、レナさん」

 セリーヌはレナの方をがしっと掴む。

 「あいつ等はね、今、繁殖時期なの」

 繁殖の言葉にレナはキョトンとする。

 「卵を守る為に私達を排除しようと?」

 「違うわ。私達の身体を使って種を残そうとしてるの」

 「なんでそういう話をしてくれ」

 「!!」

 レナの大声を慌てて塞ぐ。

 「声が大きいわよ!」

 口を押さえられ、コクコクと頷くレナ。

 「私だって、こんなところに居たなんて知らなかったのよ」

 青ざめた表情。その顔に偽りは感じられない。レナに攻められるのを覚悟するセリーヌ。

 「だったらなおさら早く逃げないと」

 「レナ・・・さん?」

 「セリーヌさんは嘘を言ってないです。もし分かってたならこんな所に来るわけないし」

 「ごめんなさい、巻き込んじゃって・・・」

 「謝るなら後でいいです。今はここを逃げましょう」

 二人は立ちあがり、そっと顔を出して通路を確認する。奴等はいない。

 「私が先行します。バックアップを」

 「ええ、分かったわ。でも気をつけて」

 「大丈夫よ。あれしきのリーチじゃ」

 「あいつ等の武器は触手だけじゃないわよ。吐き出す毒薬に気をつけて」

 レナはさっと通路に出る。そして走り出そうとした時だった。

 ヒュン!!

 風を切る音と共にレナの髪飾りが空に舞う。

 「!!」

 「!!」

 次の瞬間にはセリーヌのロッドも弾かれる。後ろを振り向き、そこが通路でない事に初めて気づいた。広い部屋の中央にある、台座の様に一段高くなってる部分の段差を、壁と間違えていた。

 「なっ!!」

 その上には一体の大きなランドウォームが触手を撓らせながらこちらを見ている。

 「見つかった!?」

 「これがランドウォームなの!?」

 それは他のランドウォームよりも大きい。

 「おそらくボス的な存在ね・・・」

 二人の首筋に冷や汗が流れる。

 「来る!!」

 パシュ!パシュパシュ!いくつもの触手が音を鳴らし、伸びてくる。二人はすかさず回避に移る。ガン!ガン!ガン!力を弱める為の攻撃か、目標を外した触手は音と共に岩盤に突き刺さる。

 「キャァ!!」

 セリーヌの叫び。見れば、一本の触手がセリーヌの足に絡みついていた。暗い中、足場もロクに見えない。バランスを崩した直後であった。

 「セリーヌ!!」

 レナの気が一瞬反れる。

 「しまったぁ!!」

 回避が一瞬遅れ、手首を掴まれる。次々に触手が伸びてきて、レナを、セリーヌを拘束する。

 「離しなさい!!離しなさいよ!!」

 逃げようと触手を引っ張るが、ゴムに巻かれているかのように全然応えない。「はぁ!!」

 引いてだめなら押してみよ。逃げるのがダメならレナはジャンプして、ランドウォーム付近に着地する。触手で掴まれているものの、伸びきったいて分が弛んでいる。腰のポーチからアサルト爆弾を取り出すと、すかさず投げつける。

 ドー−−ン!!

 ランドウォームの目の前で炸裂する。その衝撃に触手の拘束が解かれた。

 「セリーヌ!!」

 セリーヌも触手から逃れれた所を確認、後は逃げるのみ。

 「レナ!!」

 セリーヌの声。しかしそこには「早く!!」ではなく、「後ろ!!」の意味があった。

 レナが走り始めた一瞬後、もつれて転ぶ。セリーヌは素早く近づくと、レナの足に絡みつくなにかを踏みつけた。

 「このぉ!このぉ!!」

 ゲシゲシと踏みつけるが、触手はレナを離さない。

 「セリーヌさんだけでも逃げて!!」

 「私だけ逃げれるわけないじゃない!!」

 「クロードを!クロードを呼んできて!!」

 「遅いわよ!!こいつの子供、宿したいの!?」

 「セリーヌさんっ!後ろっ!!」

 目くらましから立ち直ったランドウォームの触手がセリーヌに伸びてくる。

 「がっ!!」

 しかしその勢いは捕獲ではなく、力を奪う為の攻撃であった。セリーヌの体が空に吹っ飛ばされた。落ちたところで触手に捕まる。

 レナもまた足を取られている為に、一旦持ち上げられ、勢いよく地面に叩き付けられる。

 「キシャァァァァァ!!!」

 ランドウォームの唸り声。触手に掴まれたまま、再度空中に持ち上げられた。

 ブン!!力任せに触手を振い、空中でレナとセリーヌは衝突する。

 「ぐあ!!」

 「ぎっ!!」

 折り返す刀で両者は岩盤に叩きつけられた。二人が動かないのを確認し、口元に触手を移動する。微かな呼吸で生きていると判断し、二人に一斉に触手が群がった。

 「や・・・やめろぉ・・・・」

 「やめて・・・・」

 意識の朦朧としている二人の視界に、触手が写る。うねうねと蠢く触手は二人の服に絡みつくと、力任せに破り裂く。無念の念にかられたとき、二人の意識はなくなった。

 

 

 

 「う・・・・・・ん・・・・・」

 セリーヌは温かい光に包まれ、意識を取り戻す。

 「セリーヌさん、気づいた?」

 レナの不安そうな顔が浮かぶ。

 「レナさん・・・・?」

 ヌルヌルの液体の中にいることに気づく。体中の痛みもない。レナのヒールのおかげ。

 「ここ、何処なんでしょうね・・・・」

 やや小さめの部屋に窪みがあり、そこに入れられていた。光り苔が発する光で多少ながら辺りの風景が伺えた。腰の高さほどまでに青色の液体が満たされており、座れば首まで浸かる。しかも全裸で。

 「!?・・・・レナさん、早く出て!!」

 状況を逸早く把握し、そう叫ぶと自分も這い出ようと壁の出っ張りを掴む。

 「なっ・・・」

 力が入らない。掴むことは出来ても、身体を持ち上げることが出来ない。

 「ゲームエンドってとこかしら・・・・」

 セリーヌは力なく項垂れる。

 「私も力が出ないんです・・・・」

 申し訳なさそうに謝るレナ。自分が気を失ってる間に、脱出を試みたのであろう。

 「いいのよ。謝るのは私のほう」

 力のない笑い。それは諦め。

 「どれくらい浸かってたのかしらね。全身に毒が回ったみたい・・・・」

 「でも全然苦しくないですよ。むしろ身体が熱い・・・・」

 「そうね。でもそれが毒なの・・・・」

宝

 セリーヌはレナの後ろに回り、レナの二つの乳房を持ち上げた。

 「はぅっ!」

 「どう?今までこんなことなかったでしょ?」

 何時の間にか二人の息は荒くなっていた。

 「これはね、媚薬よ」

 「媚薬?」

 「人の抵抗をこれで奪う。力を失っている間に種を射れる。それがやり方」

 レナの身体が、「種」という言葉に反応する。

 「媚薬の中にはね、排卵を引き起こす作用もあるの。あいつ等が出すのは卵じゃなくて、人間と同じ、精子よ」

 「じゃ、じゃあ・・・」

 レナの顔が恐怖に引きつる。

 「どれだけ浸かってたかは分からないけど、おそらく既に・・・・」

 セリーヌは自分の下腹部を押さえる。それは妊娠できる状態にあることを意味していた。

 ザパーン!!水面が盛り上がり、その中から巨大な何かが出現する。

 「あ・・・あ・・・ああ・・・・」

 目の前に現われたソレ。一体何処に潜んでいたのか、レナとセリーヌを襲い、服を引き裂いたランドウォームであった。

 力が出ないことを忘れ、壁によじ登ろうとする二人。恐怖も加わり、なおさら力が出ない。ランドウォームもそれを知っているのか、一気に襲わずゆっくりと触手を伸ばす。

 窪みを這い出ようとする二人の顔の隣に、触手がうねりつつ接近する。戦慄に身が硬直し、身体を動かせぬまま、手首に触手が巻き付ついた。

 「ひぃ!」

 液体に浸かる足にも触手が絡みつく。それは肌を這いずりながら、蛇が木を登るかのように太ももの付け根に接近してくる。

 毒を盛られ、力を奪われた二人。もはや逃げる術はなくなった。

 

 

 

 セリーヌの腰にも触手が巻き付く。岩盤から引き剥がすと、背後から接近した触手は二つの膨らみに群がる。媚薬に浸かり続けた乳房は機敏に反応する。

 「やっ!やめっ」

 叫びをあげる口に触手が割りこむ。まるで男性器のように脈打ち、硬い。頭にも触手が巻き付くと、セリーヌの頭を強制的に振らせた。

 じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ・・・・。

 合わせて口中の触手も動く。同時に触手の先端が乳房を突つき、乳首を執拗に押し倒す。

 液体に浸かる下半身も感応の渦に飲み込まれていた。挿入はされないものの、固い先端が男を受け入れる部分をなぞる。

 「ん・・ふぅ・・んん・・・ぐぅ・・・!?」

 乳房が触手から解放される。しかし乳首は触手に捕まったまま、胸の谷間を開ける様に両側に引っ張られる。その谷間に何かが触れると乳房で包み込んだ。

 (なに?)

 見ようとした時、口中の触手が震える。短い痙攣の後、生温かい液体が喉の奥に注がれた。

 媚薬効果と排卵を起こす液体を、直接体内に注入され、まさに儀式は終盤を迎えるかの如くであった。液体を吐き尽くした触手は、そのまま口外に出る。セリーヌの唇と触手を繋ぐ糸は、セリーヌの唾液か、触手の粘液か。

 胸に埋まる何かが動き出す。むにゅむにゅと乳房の柔らかい肉に包まれ、ピクピクと脈動するソレ。先端が乳房の間から見えた時、セリーヌは愕然とする。

 触手よりも一回り太いソレは、先端は柔らかく、小さい穴が一つ開いている。その穴からは透明な液体が湧き出している。男性器から尿道部分を省いた生殖器そのものであった。

 圧迫するかのように、触手は乳房を両側から押す。その間にも、硬くなった乳首を押したり、倒したり、執拗に弄る。

 生殖器のストロークも短くなり、断続的に震え出す。頭の触手が動き、セリーヌの顔を下に向かせた。

 「いやぁぁぁぁぁ!!」

 乳房の間から、にょきっと生殖器が飛び出す。セリーヌの顔の前まで突き出すと、ぶるっと震えた。

 ドクッ!ドクッ!ドクッ!ドクッ!

 先端の穴から白い液体が噴出す。白い液体は満遍なくセリーヌの顔を汚す。二つの膨らみにもかかり、スジとなって肌を滑り落ちていった。

 精液特有の匂いがセリーヌの鼻をつく。しかし身体中を束縛されて、拭うことも出来ない。飛び散った精液は白い塊となり、液体に浮かぶ。

 生殖器は震えが止まると、液体の中に沈んでいった。

 生殖活動の為に。

 

 

 

 レナの腰に触手が巻き付く。身体を岩盤から引き剥がすと、ランドウォームの方を向かせた。水面からは幾本物触手が揺れ動き、獲物を見ている。

 ザプン!小さい波を作り、一回り太い触手が新たに二本出現する。

 ゆらゆらと揺れたいた触手が、レナに向かって伸びてきた。太い触手も一本近づいて来る。

 幾本かの触手がレナの乳房を狙う。やや小さい乳房であった筈が、粘液により興奮状態で、一周り大きくなっている。触られてもないのに乳首も硬く、その突起に触手が集まる。

 薄いピンクの小さな乳輪をなぞり、複数の触手で突起を摘み上げる。触手の先端の穴が大きく開き、乳首を咥えた。

 「!!!」

 微妙な力加減で乳首を噛まれ、その中に官能を見出してしまうレナ。さらに刺激を求め、乳首は勝手に硬度を増す。

 「ダメッ!!噛んじゃやだぁ!!」

 口を大きく広げた時、太い触手が口の中に入り込んできた。

 「うぐぅ!!」

 脈打つ触手はピストン運動に入る。口中でうねり、先端をレナの舌に擦り付ける。先端からは透明な液体が滴っており、苦い味が広がる。

 じゅる、じゅる、じゅる、じゅる・・・・。

 ピクン、ピクン、と跳ねるソレ。苦味に顔を歪めるレナ。

 「!?」

 下半身、秘所に触手の先端が当たる。しかも頭をぐりぐりと押しつけている。

 (や、やめ!!)

 今も尚液体に浸かり続ける下半身。男を知らない秘所も、受け入れようとあっさりと口を開いた。

 ずりゅ!!

 触手が秘所に飲み込まれる。一瞬鈍い重みを感じたが、何かが破れる感覚と同時に消え去る。鎮静効果もあるのか、それ以上の感度が、痛みを掻き消したのか。

 膣奥まで到達した触手は、その先端を子宮口に当てる。と、同時に口中の触手も動きを止めた。

 「ぬぐぅぅぅぅ!!」

 口中の触手がビクンとうねる。

 ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!

 うねる度に、口の中に熱い液体が迸る。口の中に広がる、むあっとする匂いと苦い味が、ソレが精液だと悟らせる。

 射精が続く中、下半身にも圧迫を感じた。膣内の触手が跳ね、先端から液体を噴出している。媚薬を直接性器の奥に、子宮に浴びせる。牝としての本能を呼び覚まし、種を受け入れやすい様に。

 精を出し尽くした生殖器が口中より引きぬかれ、液体の中に消える。

 種を残す為に。

 

 

 

 「いやぁぁぁ!!」

 「やめてぇぇぇ!!」

 二人の叫び声が洞窟内に響く。水面下で起こっている繁殖行為。上半身はその突き上げに揺れ、液体に波紋が浮かぶ。

 セリーヌの豊満な乳房はゆっさゆっさと、レナの乳房はぷるんぷるんと上下に揺れる。それぞれの乳首には触手が食らいつき、激しく吸い上げている。

 「だめぇぇぇ!!」

 「吸わないでぇぇぇ!!」

 言葉を楽しむ知能があるのか、口を塞ごうともしない。

 ランドウォームに知能は無い。ならば先ほどの行為はなんなのか?

 一度射精を行ない、古い精子を排出したのだ。牝の性器を突き上げるのは、牝の本能に生殖行為の高ぶりを呼び、その間に新鮮な精子を作り上げる。

 子宮内に卵子を漂わせることにより、より明確に繁殖を意識させ、受精率を高める。弱肉強食の世界ではたとえ受精させても、母体が襲われることがあり、繁殖率は低い。しかし人間は弱いながら、集団生活により母体は保護される。

 長年のランドウォームの知識が、母体を人間に選ぶ理由。

 「ぐぅ!!」

 「はぁ!!」

 一際強く子宮を突き上げ、止まる。膣内でニ、三度生殖器を震わす。精子が溜まった証。

 「やぁぁぁぁぁ!!!」

 「かぁぁぁぁぁ!!!」

 精液発射を求め、一気に激しく突き上げるランドウォームの生殖器。液体上に浮かぶ波が大きくなり、セリーヌが、レナが大きく揺れる。体内の生殖器の動きの変わりように、射精が近いと分かる二人。逃げようともがくが、触手は緩まない。

 膣壁が生殖器を締め上げ、柔らかい先端を擦る。カリを広げ、ざらざらの膣壁を抉る。乳首を噛んだまま引っ張る触手。胸を突き出すように海老反りになる二人。

 ちゅぽん!

 ヌメヌメの糸をひき、乳首を離す。と、同時に子宮を押し上げた状態で生殖器の動きが止まる。

 「ひぃ・・・・・」

 「あ・・・あ・・あ・・・」

 嵐の前の静けさ。精管の中を走る精液。ランドウォームから射出され、膣内に注がれるまでのタイムラグ。

 ビクビクビクビクッ!!

 レナの、セリーヌの胎内で生殖器が震え出す。

 「そっ!外に出してぇぇぇ!!」

 「いっ・・・イヤァァァァァ!!!」

 

 びゅる!!

 セリーヌの膣内でうねる生殖器。

 びゅるる!!

 吐き出される白濁液。

 ぶぴゅぅ!!

 小さい子宮口を押し広げ・・・

 どぴゅるっ!!どぷ、どぷ・・・。

 子宮に流れ込む白い悪魔。

 

 

 ブピュ!!

 レナの膣内で爆ぜる生殖器。

 ビュルルゥ!!

 注がれるゲル状の命の種。

 ブピュピュゥ!!

 生命の種が求めるもの・・・

 ボプッ!!ドク、ドク・・・。

 新たな命になりし器〔うつわ〕、卵子。

 

 

 「何を・・・・何いれてんのよ!!」

 種を膣奥に放たれ、望まぬ妊娠を恐れる二人。人以外の命を強制的に孕ませられ、絶望の涙が浮かぶ。

 生殖器は入ったまま、さらに何かを子宮にいれる。子宮内さえ犯される、そんなおぞましい感覚。

 膣内に入りきらない精液は、僅かな隙間を縫い、膣外に噴射する。白い塊となり、液体上に浮かび上がる。

 残酷な結果が目の前に浮かぶ。膣内射精の事実。

 

 幾億とも数え切れない精子は、壮大な数の群れを作り、子宮の中を泳ぐ。ランドウォームの強力な精虫は、受精阻止の妨害をいとも簡単に突破し、卵子を取り囲む。丸い表面にはびっしりと精虫がはこびり、隙間さえなくす。

 その様子を覗う極細の管。生殖器から飛び出した管は子宮の口を通り、受精劇をランドウォームに見せる。

 管がしまわれる時、それは妊娠を見届けた時。

 

 

 

 膣内から異物感が消えた。ランドウォームは、そのまま窪みの上に二人を置くと、触手から解放する。ランドウォームの種付けは終わった。ほっといても何処かで無事産むであろう、そうして再び粘液の中に姿を消した。

 強制妊娠にそのまま動かない二人。目から流れ落ちる涙は止まらず、官能さえ収まらない。

 ひく、ひくと性器が蠢くたびに、トク、トク、と、白いランドウォームの種が地面に落ち、染み込んでいった。

 

 終

 


解説

 おかしいなぁ・・・・3×3EYESを書いてるはずだったのに、こっちの方が早く書き終わりました。

 

 というよりも、情報が無くてストップしてるだけなんですがね(^^;

 

 リクにスターオーシャン2ndの触手希望があったんで、前から書いてみようと思ってたんで書いてみました。

 

 「内容」が、触手の2文字のみ。希望者香樹様の詳しい内容もナシ。

 じゃあ妊娠させてやろう!!という鬼畜精神でして、ハイ。

 

 いつもよりも短くなってしまいましたが、いかがでしょうか?

 

 というわけで暴れ猫SS第七弾は3×3EYES。

 初めての予告・・・・・しても大丈夫か?俺(汗

 


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