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剣の聖女、後編
暴れ猫/文


 「あの?」

 一連の行為が終わり、部屋から出たが、アナスタシアの歩き方が微妙に違うことに気づく。

 「なんか歩き方変わってません?」

 「あのねぇ(汗」

 苦笑いを浮かべるアナスタシア。

 「アシュレーくんってかなり危険道ばっかり歩いてたみたいね」

 「?」

 「量が多い上に濃すぎるのよ」

 「僕が過ごしてきた過去と、量がなんで関係あるんですか?(汗」

 性行為のことを思い出し、真っ赤になるアシュレー。

 「人間の種保存本能よ。常に死と隣り合わせにいれば、種を残そうとする力が大きくなるの。出る量が多くなって、液体の中に含まれる精子の数が多ければ多いほど粘度が高いの」

 「確かに安全だった任務はあんまり無いけど・・・・」

 「たくさん出した上に、濃いから少しずつ漏れてくるのよ。薄ければ一気に外に出てこんなふうにはならないのに(汗」

 「そ、そんなこと言われても、どれだけ出るかなんて分からないし(汗」

 「まあいいわ、こっちも気持ちよかったし」

 気づかない内に先行するルシエドの鳴き声に、歩みの止まっていることに気づく。

 「じゃあ行くわよ。もうすぐ、私の『記憶』も途切れるわ」

 

 いくつかの通路を渡り、アナスタシアが目指す部屋の前に辿り着く。その扉の前には今だ名を知らない少女が立っていた。

 「お主。アナスタシアは命をかけてロードブレイザーを封印するという。封印じゃぞ。倒すのではない、あくまでも事象の地平に封じるだけじゃ」

 少女は強い視線でアシュレーを見ている。

 「今のわらわたちの力では、彼奴めを倒すこと適わなかったのじゃ」

 「今はダメでも明日なら・・・。明日がダメでも、次がある。僕たちは昨日より、明日の方がきっと強い。だから・・・」

 「封じたものは、いつかは解き放たれる。『いっしょに戦おう』・・・お主、そう申しておったな。その言葉に偽りないか?」

 「もちろんだ」

 「ならば約束じゃ。次にロードブレイザーの力が、再びファルガイアを脅かす時・・・彼奴の存在そのものをファルガイアから消し去るために、共に戦ってくれるな?」

 「ああ」

 アシュレーは力強く頷いた。

 「お主のそれを聞いて安心した。イモ−タルであるノーブルレッドの寿命は永劫じゃ。その時まで・・・お主と出逢うその時までわらわも休むとしよう」

 今まできつい目でアシュレーを見ていた少女であったが、その瞬間だけは笑っていた。

 少女はそのままアシュレー達が来た方へと歩いていく。

 「その時まで、さらばじゃ」

 そして少女はその姿を建物の奥へと消した。

 「入りましょう」

 少女を見送っていた二人。少女の姿が見えなくなるのを確認すると、部屋に入った。

 

 「この先に、わたしの『記憶』はないわ。何も存在しない虚無の世界・・・。

 でも、あなたが、あなたの帰るファルガイアを強く、思い描けば『途』(みち)

 ができるわ」

 その部屋の中央にもクリスタルは浮いている。しかし今まで見てきたクリスタルとは何処か違う雰囲気を醸し出していた。

 「僕の帰るファルガイア・・・」

 「クリスタルに手を当てて、そしてあなたのファルガイアを思い描いて」

 アナスタシアに促され、アシュレーはクリスタルに触れる。そして目を瞑り心の中にファルガイアを描き出す。

 「僕がいる世界・・・それは・・・・・・・」

 

 

 目を開けると暗い空間の中に一本の道が浮かんでいた。そこにアシュレーとアナスタシア、ルシエドがいる。

 「道が1本開けたわ」

 アナスタシアはその道の彼方を見つめる。

 「この向こうにあなたのファルガイアがつながっているはずよ」

 二人そろってその方向に歩き出す。

 「ただ、そこにいたるまでのあいだ、道標なんて無いわ・・・」

 「それでも、行かなくちゃいけないんだ・・・。僕は・・・帰らなきゃいけないんだ」

 どれくらい歩いただろうか、道の先に光が満ち溢れ始めた。

 「あれは・・・」

 「感応石の輝き・・・?」

 アシュレーも感じた。

 「あなたのことを強く想う光よ・・・」

 「あの先に、みんなの待っている僕の世界がある・・・。あの光を頼りに、僕は行くよ・・・」

 (なぜだろう・・・・。帰りたかったはずなのに、違う。いや、違わない。でも・・・)

 歩こうにも足取りが重く感じる。

 (疲れか?)

 でもなんか違う。アナスタシアの顔を見る。そこにある顔は悲しそうな顔だった。

 「・・・・いっしょに行こう・・・」

 アシュレーは気づく。昔話でしか聞いたことの無い、かつての英雄<剣の聖女>。直に話し、触れて、その存在が心の中で大きくなっていたことに。

 「ここが、私のいる世界なの・・・。それにあなたの世界はもう・・・私がいちゃいけない世界なの。だから・・・」

 「そうか・・・」

 悲しそうな顔からして、断られることは予測していた。それでもこうもはっきりと断られてしまうと、アシュレーの心は何かにぎゅっと締め付けられたようだった。

 「でも僕は行くよ・・・・」

 アナスタシアを背に、アシュレーは歩こうとした。

 「わたしだって、こんなところにひとりぼっちでいたくないッ!」

 歩き出そうとした瞬間、アナスタシアが叫んだ。

 「アガートラームなんて、手にしたくなかったッ!」

 アシュレーは振り向く。

 「戦うのは怖かったッ!聖女なんて呼ばれても嬉しくなんてなかったっ!!」

 アシュレーは何も言えなかった。アナスタシアの頬には止め処もなく大粒の涙が流れていた。

 「・・・・・死にたくなかった・・・。そうよ、死にたくなかったわっ!」

 アナスタシアは俯いた。涙が落ち、足元に染み込んでいく。

 「でも、他に方法がなかったのッ!」

 「・・・・・・」

 「大好きなものを守るために仕方なかったのっ!」

 あまりの痛々しい姿に、アシュレーは近づき、抱きしめる。

 「アシュレー・・・くん」

 「いいんだ。俺が聞いてやる。だから、だから胸のうちに溜まった愚痴を全部吐き出してくれ。おれもこのまま自分の世界に帰りたくないっ!帰れない!」

 「・・・・・ぅぅ・・・」

 「クゥ〜ン・・・・」

 ルシエドも状況を把握したのか、小さく鳴くと光と共に姿を消した。

 「・・・・ともだちと他愛も無いおしゃべりをするのが好きだった。父様と母様といっしょにいられるだけで幸せだった」

 しばらく肩を震わせ、声を殺して泣いていたアナスタシアが、ポツリ、ポツリと心の内を話し出す。

 「・・・・・好きな人だっていたわ・・・・・・。でもね、わたしが・・・・わたしの全てを棄てることでしか世界を守ることができなかったの」

 やがて泣き止んだのか、肩の震えが止まっていた。

 「言葉には出さなかったけど、わたしには分かっていた・・・・」

 アナスタシアはアシュレーの顔を見上げた。

 「死ななきゃ『英雄』になれなかったのッ!焔の災厄を退けることができなかったの・・・・」

 アナスタシアはアシュレーから離れると、後ろ向きになる。二、三歩歩く。

 「みんなが・・・、みんな望んでいたのよ。わたしが死んでしまうことを・・・」

 「そんなことないっ!!」

 アナスタシアの言葉を、アシュレーは思いっきり否定する。

 「みんな知らなかったんだ。誰も人が死ぬことを望んじゃいない!!」

 「だったらなんで!!」

 アナスタシアが振り向くと、また、涙を流していた。

 「僕が聞いていたように、<剣の聖女>の言い伝えのように、誰も真実は知らなかったんだ。アガートラームを手にしたものは死にゆく運命だったなんて、あとで取って付けられた話だと思ってたんだ!!」

 「・・・・・・」

 「友達だって、両親だって、誰もがあなたが生きて帰ることを望んでいた。誰もそんなふうになるとは知らなかったんだ!!」

 アシュレーはアナスタシアを引き寄せると強く抱きしめる。

 「誰もあなたに死んで欲しいなんて考えちゃいないんだ!!」

 「アシュレー・・・くん・・・ぅぅ・・・・わぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 声を押し殺そうともせず、アナスタシアはアシュレーの胸の中で泣いた。

 

 「ごめんね、みっともないところ見せちゃって・・・」

 アガートラームを、バイアネットを地に刺し、背凭れにして座りこんでいる二人。

 「いいんですよ。胸の苦しい思いを吐き出せたならそれで」

 「でも、光が消えちゃった」

 感応石の光は、アナスタシアガ泣き止んだ頃には消えて無くなっていた。

 「大丈夫ですよ。きっとマリナは寝ちゃったんです。マリナが起きればまた光り始めます」

 「・・・・・つよいんだね、キミって」

 「そんなこと無いですよ。みんながいたからこそ僕はここまでやってくることができたんです。みんなが僕の帰りを待ってくれてたから、だから僕も絶対帰らなくちゃいけなかったんです」

 「・・・・やっぱり強いよ。わたしなんて、勝手に思いこんでた。周りの人がわたしに死んでくれって思ってるとばかり思ってた。だからかな?死ぬしか方法ないと思って、別の方法なんて考えなかった」

 アシュレーはそっとアナスタシアを引き寄せる。アナスタシアもアシュレーに寄りかかる。

 「ねぇ・・・・もっとキミの話が聞きたい」

 「聞きたいって言われても・・・・・ずっと見られてたし、話せる内容なんて・・・」

 「違うわ。わたしが見てたことじゃなくて、アシュレーくんが見てきたことを聞きたい」

 「面白くないかもしれないよ」

 「そうなの?トカゲの二人組みとのやり取りは笑い転げてたけどなぁ」

 「そ、それだけは勘弁して(汗」

 「だぁ〜めっ」

 こうして再びアナスタシアの顔に笑顔が戻る。それがアシュレーにとって嬉しかった。あのまま帰っていたら、きっと後悔していたかもしれなかった。幾つかの話をしている内に、アナスタシアから寝息が聞えてきた。

 「疲れてたんだね・・・・」

 アシュレーは、アナスタシあの髪を撫でると、自分も睡眠の時間に入っていった。

 

 

 

 「んん・・・・・」

 「おはよ。アシュレーくん」

 止まっていた意識が動き出す。

 「・・・・おはよ・・・・おはよう?」

 ここに来てから時間の経過が分からなくなっていることに気がつく。

 「どれくらい寝てたんだ?」

 「ん〜と、四時間か、五時間か」

 すでに起きていたアナスタシアは、さっとアシュレーに手を差し出す。差し出された手を取り、アシュレーも立ち上がった。

 「まだ光は出てないけど、ここをまっすぐに行けばいいよ」

 寝る前に、光があったほうを指差す。

 「そうか、そうだね」

 バイアネットを引き抜くと、心の重みを感じつつ、歩こうとした。

 「・・・・・」

 別れを言おうと振り向いた時、アナすタシアはアシュレーに背を向けていた。

 「どうしたの?」

 肩に手をかけようとしたとき、その肩が小さく震えていることに気がついた。

 「・・・・どうしたの?・・・早く行かないの?」

 声で分かる。泣いている・・・。

 「いつまでもここにいるわけにはいかないん・・・でしょ?」

 アシュレーはバイアネットを地に突き刺すと、アナスタシアを後ろから抱きしめる。

 「そんなふうに泣かれると・・・帰れない」

 「だって・・・・しょうがないじゃない・・・。我慢しよう、我慢しようって・・・・やってるけど、、、涙が出てきちゃうん・・だもん」

 「だったら・・・・泣き止むまでここにいるよ」

 「ゴメンね。もうちょっとだけ・・・・こうしていたい」

 甘いアナスタシアの髪の香りがアシュレーの鼻をくすぐる。アナスタシアはぎゅっとアシュレーの腕を掴む。

 「<剣の聖女>よ。僕はアナスタシアという女の子から悲しみを拭い去り、笑顔を与えたい。僕はその力が欲しい」

 抱きしめる腕にもう少しだけ力が入る。

 「もういちど・・・あなたを抱きたい」

 アナスタシアも、ちょっとだけアシュレーの腕を掴む力を入れると、答えた。

 「・・・・・・・嫌や・・・」

 「だったら・・・・、腕を振りほどいて欲しい」

 「<剣の聖女>に、本当にアナスタシアに笑顔を与えたいと思うなら・・・私のことを『あなた』なんて言わないで。『アナスタシア』って、ちゃんと呼んで」

 「・・・・アナスタシア。僕はもう一度あなたを、アナスタシアを抱きたい」

 「・・・・いまだけでいい。今だけでいいから、わたしを、アシュレーの恋人にして欲しい・・・」

 アナスタシアはアシュレーに振り向くと、互いに抱きしめあった。

 

 

 

 アナスタシアと、アシュレーの唇が触れ合う。強く押し付けあった後、アナスタシアの唇が少し開き、舌がアシュレーの唇をこじ開けようとした。アシュレーも唇を開き、舌を出す。舌先同士でじゃれあい、アシュレーの舌がアナスタシアの口の中に誘われた。交互に互いの口の中に舌を誘い、じゃれる。

 「アナスタシア・・・」

 「アシュレー・・・」

 顔が離れても、二人の唾液が糸となり、二人を繋ぎとめている。アシュレーの手が、服の上からアナスタシアの胸を触った。服の上からでは分からないが、かなりのボリュームを持っていた。下着は着けていないらしく、膨らみの頂点にある蕾も手の平に感じた。

 「待って・・・」

 アナスタシアは後ろ向きになると、アシュレーの両手の平に胸を掴ませる。

 「片方だけじゃ、不公平だから」

 下から持ち上げる様に胸を包み、揉みしだく。親指と人差し指で蕾を弄ぶと、徐々に硬くなってきた。

 「気持ちいい?」

 硬くなった乳首をクリクリながら問う。服の上からでもはっきり分かるほど、乳首は硬くなり、布を持ち上げていた。

 「イジワル・・・・・」

 それだけ言うと、アナスタシアはアシュレーの股間を弄った。カチカチになったペニスが、布を突き破らんとするほどに肥大している。

 「アシュレーだって」

 アナスタシアも、アシュレーの性器をぐりぐりといじりながら、逆に問い返した。

 ジィー・・・・。アシュレーのズボンのジッパーを下げる。パンツごと性器が外に飛び出て、それをキャッチする。薄い布一枚になっただけでも得られる感度は飛躍的に向上する。

 アシュレーもそれに合わせ、アナスタシアを脱がしにかかった。服のボタンを外し、「脱がすよ」と聞かせ、ゆっくりと剥ぐ。キャミソールっぽい白い布に包まれたアナスタシアに変わる。先端の蕾がより強調される。

 「アシュレーくん、ちょっといい?」

 アナスタシアは振り向くと、アシュレーのおでこに、自分のおでこをくっつける。

 「なるほどなるほど・・・」

 一人で何か納得している。

 「?」

 「ここで決定!!」

 突如、暗闇に等しかったその場所が光に包まれる。数秒もすると光が消え、周りの風景にアシュレーは驚く。

 「ここは・・・・僕の部屋!?」

 見慣れた壁、見慣れた机、見慣れた棚、そしてベッド。

 「なぜ僕の部屋が?」

 「キミの記憶を頼りに、キミの部屋を擬似空間に再現しただけ。殺風景な場所よりもましでしょ?」

 「でも、だからって、なんで僕の部屋が?」

 「あらやだ、Hする時は彼氏の部屋って決まってんじゃない」

 「・・・・・・フッ」

 アシュレーは微かに笑うと、アナスタシアを抱き上げる。そのままベッドの寝かせると、上半身にかかる布を捲り上げた。

 ぶるん、と、大きな乳房が視界に映る。こねるように両手で揉みしだき、先端の突起を口に含む。

 舌先で乳首を押すと、いとも簡単に乳房の中へと沈んでいく。その柔らかさをもう片方の乳房で、手の平を通して堪能する。

 「アシュレー。手馴れてるね」

 「そっ、そんなことないよ。初めてだし・・・」

 「でも、おっぱいの揉み加減、とっても気持ちいい・・・」

 「とっても、柔らかいよ・・・」

 乳首を口に含み、吸い始める。唇で摘み、引っ張ってみたり、薄い桃色の部分を周回し、そのまま横から押し倒してみたり・・・・・。

 「アシュレー・・・・こっちも」

 もう片方の乳房を差し出す。乳首に吸いつくと、アナスタシアはアシュレーの頭に手を回し、乳房に押し付けた。

 「オッパイでないけど、吸って」

 その乳房の大きさから、母乳が出るのでは?と思ってしまうほどである。

 「あん!!違ぅ!!」

 ちょっとだけ乳首に歯を立ててみた。アナスタシアの身体にビリッと電流が流れたような感覚が走り、少しだけ海老反りになる。逆に乳首は硬さを増し、歯を押し返す。ならばレロレロと乳首を舐めて、チュ−っと吸ってみる。

 「そっ、そうよ・・・もっと吸って」

 さらに力を加え、アナスタシアは乳房にアシュレーを押さえつける。それに応えるかのように吸い上げつつ、自分の身体の位置を調整する。押さえつける両手の片方を手に取ると、自分のペニスを握らせた。

 「アシュレーも気持ち良くなって・・・」

 アシュレーの意図を知ると、ゆっくりと摩り出す。熱くたくましいペニスの先端からは透明な液が流れ始め、そこを中心にシミが広がっていく。アシュレーは自分からベルトを取ると、ペニスを握るアナスタシアの手がアシュレーのズボンを下げた。

 シュッ、シュッ、シュッ・・・。直に肉棒を握られ、さらに熱を持つペニス。

 乳房から顔を離し、もう一度アナスタシアの唇を奪う。舌同士で交流を深める間、アシュレーの手がアナスタシアの聖域を目指す。

 「んっ!」

 アシュレーの指は、聖域を守る布の下に潜り込み、その入り口に触れる。すでにヌルヌルになっている聖域。

 「濡れてるよ、アナスタシア」

 耳元で囁く。

 「アシュレーだって・・・」

 ペニスの先端から流れ出る汁に、握るアナスタシアの手は即に濡れている。一旦ペニスから手を放すと、スカートに手をかける。スカートだけ脱ぐと、「最後の一枚はお願い」と、アシュレーの手に最後の砦を掴ませた。

 アナスタシアの足の方に回り込み、ゆっくりと引き下げる。

 聖域と布の間に糸が引き、切れる。押さえを失ったワレメから愛液が滲み出てきた。

 「すごい・・・洪水だよ」

 足を開かせると、聖域に向かって舌を伸ばす。

 ぴちゃ・・・・ぴちゃ・・・・ぴちゃ・・・・ぴちゃ・・・・。

 丹念に愛液を舐め取るように、掬い取る様に舌を動かす。その度に淫らしい音が響き、アナスタシアが微かに歓喜の声を漏らす。

 「ひぁ!」

 舌先を割れ目に侵入させる。クチュクチュと音が変わり、アナスタシアは指を咥え、快感に耐える。

 「全然洪水が止まらないよ」

 ピチュッと口そのものをワレメに密着させた。ずずずずずー・・・。そのまま愛液をすすり出した。甘酸っぱいアナスタシアの愛液。

 「あっ!ふぁぁぁぁぁぁ!!」

 予測もしない吸い上げに、身を硬直させ、シーツをぎゅっと握り締める。アシュレーは愛液をすすりつつ、ワレメ上部にある薄い肉の皮を剥ぐ。充血し、肥大したアナスタシアのクリトリスが外気に触れた。指の腹で少し押してみる。

 パシィ!!

 アナスタシアの意思か、無意識か、両手がアシュレーの頭を掴み、そのワレメに押しつける。

 「もっと・・・・もっとぉ」

 さらに両足を閉じ、頭が逃れられないように固定する。アシュレーは舌をさらに奥に入れ、上下に動かす。膣壁を擦られ、高みに昇っていく。昇り詰めようとしているのか、腰もアシュレーの舌の動きに合わせ、動き始めた。舌の動きを早める。

 「あ・・・あぁ・・いっ・・・イクッ・・・」

 腰の動きがさらに激しくなり、舌は擬似ペニスを装い、抜き差しを始める。タイミングを見計らって、一気に愛液を吸い上げ、クリトリスを軽く摘む。

 「だっ!だめぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 アナスタシアの歓喜の絶叫。そして絶頂。頭を押さえつける手に、頭を挟む足に力が入り、舌がきゅっと膣壁に締め付けられた。

 プシャァァァァ!!

 ワレメから大量の分泌液が噴出し、迷わずアシュレーの口の中に流れこんだ。

 一滴も漏らすまいと、入ってきた先から飲み干していくアシュレー。やがて大洪水も終わり、アナスタシアの手と足の力が弱まった。

 「悔しい・・・」

 アナスタシあの一言。

 「え?」

 「悔しい!!だって、まだ一回しかHした事がない男の子にイかされちゃうなんて!」

 悔しいと言ってはいるものの、その顔は笑顔に包まれている。

 「今度は一方的にイかせてやるぅ!」

 アシュレーをベッドの脇に立たせた。ペニスはギンギンに勃っていて、痛々しいくらいだった。ぐにっとペニスを掴むと、先端の穴から下に続く線に舌を這わせる。線をなぞりつつ、舌をこじ入れ、中から湧き出してくる汁をすすう。

 亀頭だけを口に含むと、舐めながら手で竿を擦る。精管の形がくっきりと皮膚に浮かび、指で押して、中に詰まる先行液を搾り出す。

 「あむ・・・・」

 口を大きく開けて、ペニスを根元まで一気に飲み込む。手で睾丸の入っている袋を揉み、亀頭に舌を絡めると、ペニスは歓喜の震えを起こす。顔を前後に動かし、唇で竿を撫で上げ、先端から湧き出す雫を掬う。

 亀頭を摘み上げ、裏スジを舌でなぞる。先端から袋までをツツツーと滑らし、往復すると、ペニスはぴくぴくと蠢き、ピュッと先走り汁を飛ばした。

 「イかせてあげる・・・・」

 もう一度ぱくっとペニスを食べると、汁を強く吸い上げながら、頭を前後に振った。イかせようとするその動きに、アシュレーの感度が高まり、口の動きに合わせて腰を振り出す。陰毛に当たる鼻息が次第に強くり、ジュルジュルと吸い上げる音も淫らしく響き始めた。

 「クッ・・・だ、出すよ・・・クゥ!!」

 口の中でペニスがビクン!!と跳ねた。

 「ぷあっ!」

 アナスタシアは咄嗟にパニスを吐き出すと、根元を掴み扱き上げる。もう片方の腕で両乳房を下から持ち上げ、亀頭の先を乳房の間に差し込んだ。

 ぶぴゅ!ぶぴゅ!・・・ぶぴゅ!!

 乳房の間で亀頭が大きくなり、ドロドロの液体を射出する。柔らかい乳房に包まれての射精は、口内とも、膣内とも違う別の射精感を生み出す。

 「相変わらずすごい量ねぇ・・・」

 ペニスを抜き去り腕を外すと、胸の谷間から濃く白い液体が肌を滑り落ち、デルタゾーンに吸収される。吸収されようがない高粘度の部分が残る。

 「赤ちゃんの素がいっぱい・・・・」

 ダルタゾーンに被さる精液を指で掬い、ネチャネチャと遊ぶ。アシュレーのペニスは、俄然硬さを保ち、天井を向いている。

 「さぁ、挿れようか?」

 アナスタシアはベッドにごろんと横になり、正上位で挿れやすい格好を取る。

 アシュレーはベッドの脇の台からティッシュを取ろうと手を伸ばした。

 「だぁめっ!」

 アシュレーよりも早く、アナスタシアはティッシュを取り上げた。

 「ダメッたって(汗」

 アシュレーのペニスには、特に亀頭には精液が纏わりついており、尿道からも白い筋を垂らしていた。

 「そのまま挿れると妊娠させちゃうけど、でもこのまま挿れたいっていう男のロマンはないの?」

 とんでもないロマンである。しかし「ない」とも言えなかった。

 「避妊するってのも愛情だけど、中に出すってのも愛情なんだよ。わたしは後者の愛情を選びたいなぁ」

 「アナスタシアがそう言うなら・・・」

 アシュレーもベッドの上に乗ると、ペニスを扱きながらアナスタシアの足の間に身体を入れる。

 「ここに、お願いね」

 アナスタシアは人差し指と中指で女性器を開く。アシュレーはサーモンピンクの膣壁を確認すると、亀頭を内壁に当てた。亀頭を上下に動かし、亀頭に纏わりつく精液を膣内に塗りつける。さらに奥に押しこみ、亀頭が完全に膣内に隠れたのを確認し、自分の位置を修正する。

 「アナスタシアの膣内〔なか〕、とっても温かい」

 いきつく所まで腰を沈めた。恥骨と恥骨がぶつかり、同時に亀頭の先に何かが当たるのが分かった。

 「根元まで、挿ったよ・・・・あ・・・」

 ピュルっと先端から液体が出たのを感じた。外に出ることが出来なかった精液が、膣の圧迫によって尿道から飛び出たのであった。

 「動いていいよ・・・・ゆっくりとね」

 「ゆっくり?」

 「早いとすぐイっちゃうじゃない」

 アナスタシアの認識は間違っていた。ゆっくりとであっても今のアシュレーなら早々に達してしまうであろう。

 現に「動いていいよ」と言われても、アシュレーは動かずにいた。否、動けなかった。精液が付着したままのペニスをナマで挿れ、根元は縛られておらず、いつでも発射可能な状態が『妊娠』の文字を刻み、その興奮のみで射精直前まで身体か高ぶっていた。

 「どうしたの?」

 動かずとも、アナスタシアの締め付けにぺニスは悲鳴を上げていた。どう動こうが、射精予告のサイレンが鳴り響いていて、じっとしているしかなかったのだ。

 「だ・・・・だめ・・・出ちゃいそう・・・」

 「そんなに膣内〔なか〕、気持ちいい?・・・・縛る?」

 アナスタシアが起きあがろうと身体を動かす。

 「動かないで!!」

 慌ててアナスタシアの動きを制す。

 「収まるまでちょっと・・・待ってて」

 目を瞑り、視覚的刺激を遮断する。別のことを考えて煩悩を排除する。限界感度以下にまで射精感が収まるのを待って、ゆっくりとペニスを引き抜いた。

 髪の止め具を外し、作った細い糸で根元を縛る。突き入れ、射精感が消えるわけではないが、自らの意思で果てることがないだけでも気分が楽になる。

 「そのままで・・・」

 対面座位。天井に向かって雄雄しく立つペニスに、自らの腰を当てるとゆっくりと生殖器を飲み込んでいった。

 アシュレーは腰を動かし、アナスタシアを突き上げる。より深くまでペニスを飲み込もうと、アナスタシアはアシュレーの突き上げに合わせて腰を下げる。アシュレーの目の前では二つの大きな膨らみがぷるんぷるんと揺れ、アシュレーを誘っているかのようだった。片手を背中に回し、アナスタシアの体位を補助し、片側の乳房を揉みつつ反対の乳房にむしゃぶりつく。

 「そう・・・そうやって舌で・・・・あん!上手よ」

 アナスタシアはアシュレーの後頭部に手を回し、添える。

 「上になってあげる・・・」

 アシュレーをきちんとベッドの中央に寝かせると、ワレメを亀頭にあてがい、腰を落とす。

 「おおきいよ・・・・」

 ペニスの先を子宮壁に感じ、そのまま上下に腰を振り始めた。アシュレーもさっと腕を伸ばすと、上下に揺れ動く乳房を鷲掴みにする。

 「もっと、もっと乱暴にして!!」

 人差し指と中指の付け根に乳首を挟み、むにむにと乳房を揉む。柔らかい乳房はアシュレーの手の中で形を変えて、アシュレーの目を楽しませた。指の間からは肉がはみ出るほど強く握り、時には乳首を摘んで引っ張ってみる。

 「そんなにひっぱっちゃいやぁ」

 と言ってみるものの、結合部から湧き出す愛液の量は増える一方である。アシュレーも自然に腰が動き、太くなるペニスに、根元を縛る髪の毛が引き千切れそうになる。

 腰を落としたまま、ペニスを中心に円回転を加えた。子宮の壁が亀頭を舐めまわすように、敏感な部分を擦る。

 「アナスタシア・・・そろそろイきたい」

 アシュレーはすでに限界を超えている。ただ、根元を縛ってるが故に射精が出来ないだけであった。

 「うん・・・分かった」

 アシュレーの上から降りると、ベッドに仰向けになり、足を開く。秘所を自分の指で開き、ペニスを誘導する。

 くちゅ・・・・。

 亀頭が内壁に触れる。

 「外すよ・・・」

 根元を縛る髪を解く。

 気を抜けば一瞬で達してしまいそうなアナスタシアの中。膣壁が蠢き、侵入してきたペニスを撫で上げる。アナスタシアはちょっとだけ腰を横に動かしてみた。微妙な角度の違いが、亀頭に絡みつく膣壁の締め付けの力を変える。

 「動くよ・・・」

 恥骨同士がぶつかる度にクチュ、クチュ、っと音を立てる。膣壁はぴっちりと竿の部分にも絡みつき、ざらざらした感触がアシュレに射精を促す。

 突き上げるごとに、ジュプ、ジュプッと音を立てて、愛液が溢れ出す。愛液はアナスタシアのお尻を伝い、シーツにシミを着ける。

 膣壁の小さな突起が射精させようと、ペニスの先を刺激するなら、負けじとカリの部分を太くし、膣壁を強く擦る。

くちゅくちゅくちゅくちゅ!!

 結合部から聞える音が次第に大きくなり、間隔も狭くなってきた。溢れ出す愛液は互いの陰毛をベチョベチョに濡らし、糸を引く。

 腰が動いたままアシュレーの上半身が倒れてくる。そのまま唇同士が触れ、糸を惹いて離れる

 「ア・・・アナスタシア・・いっ、イきそう!」

 「いっ、イってもいいよ・・・そのまま、そのまま中でイって!!」

 「いいの?中に出しちゃっても!」

 「濃いの、たくさんだしてぇ!」

 「妊娠しちゃうよ・・・赤ちゃんできちゃうよっ!」

 「大丈夫だから・・・今日は大丈夫だから!!」

 「わかったよ・・・・イクよ、このまま中でイクよっ!!」

 アナスタシアの手が、アシュレーの首の後ろに回る。今の状態なら腰を引いてもペニスの先端は膣内に挿ったまま。

 アシュレーの手がアナスタシアの肩を掴む。身体を固定し、膣の一番奥で精を吐き出すために。

 ニチュニチュニチュニチュ!!アシュレーの腰がラストスパートにはいる。カリが激しく膣壁をえぐり、膣壁が亀頭を強く摩り上げる。射精の予兆がペニスに現われる。

 パンパンパンパンパン!!

 激しく腰が打ちつけられ、二人の頭の中が真っ白になっていく。

 「あっ!!あっ!!あっ!!・・・・ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 アシュレーの肉棒がアナスタシアの子宮壁に打ちつけられた。子宮を持ち上げられた瞬間、頭の中がスパークする。イった反動でアシュレーを強く抱きしめた。足もアシュレーを離すまいとアシュレーの腰に絡みつき、自分の方に引き込む。

 「くっ・・・ううっ!!」

 アナスタシアの膣壁がぎゅっと縮小する。今までにない締め付けに感度の針が絶頂の範囲に入り、振り切る。ペニスがビクン!と大きく膣内で震える。ペニスを限界まで挿し込み、躊躇なく精液を放出する。

 ドピュ!!ドピュ!!ドピュ!!ドピュ!!

 「うっ!くぅ!あっ!・・・あっ・・・・」

 射精時の快感に、放出に合わせて声を出す。欲望の液体は膣の中に広がり、アナスタシアの身体に染み込んでいくようだった。膣内に入りきらなかった欲望は、アナスタシアの愛液と混ざり、濁流になって外に噴出す。尿道の中に残ってしまった精液も、膣壁の圧迫に全て残らず膣内に放出された。

 そのままアシュレーは、アナスタシアに覆い被さる。

 「はぁ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

 激しい動機も収まり、ゆっくりとした息使いになっていく。

 「アシュレーくんでいっぱいだよ」

 「自分でも分かる。すごくたくさん出たよ」

 膣内にペニスが入ったまま、互いの唇を貪る。

 

 

 

 「お姉さんの最後の我侭、聞いてくれるかな?」

 今だ萎えず、硬さを保ったままのペニス。結合部から溢れ出た精液は、シーツの上で溜まりを作ったまま。

 「僕に出来ること?」

 「キミにしか出来ないこと」

 起きあがろうとしたが、背中に回ったアナスタシアの手は弛まない。

 「このままで聞いて・・・・」

 「うん。僕に出来ることならなんでもするよ」

 「赤ちゃんが欲しい・・・」

 「えっ!?」

 「キミのお○ん○んでお姉さんを妊娠させて欲しい・・・」

 口調、そういう顔の表情は決して冗談を伺わせるものでなかった。

 「僕の子供・・・・」

 「そう。キミの赤ちゃん」

 「でも・・・・」

 「キミがここにいた証が欲しい。聖女として崇められた私じゃなくて、普通の女の子でいられた証が欲しい」

 「・・・・・」

 「じゃないと、また泣いてるだけの私に戻っちゃいそうで嫌なの。私を愛してくれた人の、普通の女の子としてみてくれた人の子供が欲しい」

 「僕にしか出来ないことだね。でもどうやって?」

 「そのままで居てくれればいい」

 「受精するまでこのまま繋がってればいい?」

 「それは無理だよ。いつキミの世界に通じる道が開けるかわかんないし」

 「じゃぁ、どうすれば・・・くぁ!!」

 アシュレーは何が起こったか分からなかった。亀頭部分に強力な気持ちいい感覚が起こる。

 「どんな感じ?」

 「すごく・・・すごく気持ちいい。このまま出ちゃいそう!」

 「もうちょっと我慢して」

 そう言うとアナスタシアは自分の腰を軽く叩いた。

 「何が!?グゥ!!」

 眉間にしわを寄せて、快楽に抵抗する。

 「もうちょっと、もうちょっとだけ我慢して」

 アナスタシアは目を瞑り、何かを感じている。しかしそれは快楽を感じている表情ではない。

 「だっ・・だめ!出ちゃう!!」

 「お願い、もう少しだけ耐えて」

 ぐっと歯を食いしばる。アナスタシアが何をしているかは分からない。

 「ぐあっ!!」

 アナスタシアがぱっと目を開く。アシュレーの背中に回してある手に力を込めて、おもいっきり抱きしめた。

 「出して」

 その声が脳に聞えた瞬間、アシュレーは快感の川に身を投げた。

 どぴゅ!どぴゅぴゅ!びゅるっ!!

 大きくペニスが脈打ち、精液を放つ。気のせいか、膣内射精の時以上の量を放った気がした。しかし吐き出された精液が、亀頭に纏わりつく感覚がない。それ以上に、亀頭に感じる快感が遥かに大きく、放ったばかりだというのに、すでに次の射精感が待機していた。

 「あ・・・・あ・・・・あ・・・・あ・・・・」

 ぶぴゅ!ぶぴゅ!!ぶぴゅる!どぷぅ!!

 何がなんだか分からないうちに、射精が始まる。射精させようとする膣壁の締め上げは感じない。それでも腰がガクガクと震え、ねっとりとした何かが亀頭を撫で、その中で大量の精を吐く。

 「いったいなにが?・・・・うあっ!」

 びゅる!びゅるる!ドクッ!ドク!!

 三度目の発射。睾丸がフル活動をして命の種を作り上げていく。そして作り上げた矢先から次々と撃ち出していく。ペニスはヒクヒクと蠢き、命の雄叫びを上げる。吐き出した矢先から吸収されるかのように消えていったが、三度目の射精が終わる頃、亀頭に何かが纏わりつくのを感じた。

 「アシュレーくん、ありがとう」

 亀頭の先から快感が消える。

 「アナスタシア、今のは?」

 「うふふ・・・子宮内射精☆」

 「子宮内射精?」

 「お○ん○んの先っちょ、すごく気持ち良かったでしょ?そこだけ子宮に挿れていっぱい出してもらったの」

 「子供は出来そう?」

 「ある程度なら身体のコントロールは出来るわ。キミがイク前に排卵しておいたの。お○ん○んの先っちょに卵を置いたから」

 そう言って、アナスタシアは下腹部を摩る。よくよく見れば、アナスタシアの下腹部が少し膨れていた。

 「赤ちゃんの種でいっぱいになっちゃった。精子くんもびっくりね。外に出たぞぉって思ったら、目の前に卵があるんだもん。一生懸命赤ちゃんになろぉって卵、突ついてるよ」

 嬉しそうにアナスタシアは語った。

 

 

 

 「じゃあ行くよ」

 目の前にはアシュレーの世界に繋がる光が満ち溢れていた。

 「僕は、『英雄』になる為にファルガイアに戻るんじゃない」

 「聞かせて、何の為に帰るの?」

 「それは多分、アナスタシアと同じ、大切なモノがあるから」

 「そう」

 「そして、大切なモノを守るのに『英雄』という『生贄』にすがるんじゃなくて、もっと別の方法を見つける」

 「きっと見つかる・・・違う。見つけて・・・。そしてヴァレリアの悲しみを止めて」

 「ああ、必ず見つける。またここに来る道も見つけて、会いに来るよ。アナスタシアと、僕の子供に」

 「待ってるわ。アシュレーくんが来るのを・・・」

 アナスタシアの顔からは完全に悲しみは去った。終始笑顔に包まれている。

 「その時まで、待ってて」

 バイアネットを担ぐと、光に向かい歩き出す。

 「アシュレー!!」

 「なっ、なに?」

 突然の大声。思わず振り向く。

 「今、今ね・・・受精できたよ。アシュレーの赤ちゃん、出来ちゃった」

 恥ずかしそうに、下腹部を摩る。アシュレーはアナスタシアの前に来ると屈みこんだ。

 「お母さんの言うことはちゃんと聞くんだぞ」

 着盤のために降下する受精卵に向かい、アシュレーは優しく微笑んだ。

 

 「わたしはもう一人でも大丈夫。今までありがとう」

 アシュレーの姿が完全に消えた頃、傍らにいるルシエドに話しかける。

 「もう一人じゃないから、だから今度はアシュレーに力を貸してあげて」

 「ウオォォォォン」

 ルシエドは高らかに鳴くと、アシュレーを追い、光の中に消えていった。

 

 

 お願い・・・。ヴァレリアの悲しみを止めて・・・・

 

            剣の聖女    完

 

 

 オマケ

 

 男性器の侵入に、子を成す準備を進める子宮。子宮壁がペニスの突き上げに歪む。突き上げがいっそう激しくなり、壁にめり込んだままペニスの動きが止まった。精液が壁に向かいぶちまけられる。その部分だけがビュン、ビュン、と膨れ、また元に戻る。

 そのまま暫く静寂が訪れる。

 くく・・・くくくぅ・・・子宮口が動き始めた。小さい口が大きく開く。赤黒い何かが侵入してきた。亀頭。命の種を与えしモノ。カリの部分まで入りこんでくる。一番太い部分が通過すると、子宮口は締まる。竿の部分をがっちりとしめると、かさの部分が引っかかり、外に逃げ出すのを不可能にした。

 同時に排卵管が動き出す。もぞもぞと動くと、丸い卵が排出された。性器の侵入を知った卵は、新たな命になろうと、精を受け入れ受精卵に生まれ変わろうと、卵管の中を滑るように移動する。

 子宮の中に到達した時には、子宮内壁が亀頭を包み込み、子宮口がかさの裏を刺激する。亀頭のワレメからは透明な液が噴出し、すぐそばまで白い液体が来ているのが分かる。透明な液に含まれる精子がすでに泳ぎまわり、卵を探していた。卵の接近を知ると、卵に向かい泳ぎ出す。

 ビクン!!

 亀頭が激しく震えた。射精直前の震え。卵は亀頭のワレメの目の前に急速接近する。

 ぶるっともう一度亀頭が震える。透明な粘液が卵にかかった。

 どくん!どくん!どくん!どくん・・・。ワレメから白いゲル状の体液が噴出した。その命の液体に一瞬にして飲み込まれる卵。その勢いに後ろに下がる。

 びゅる!びゅる!びゅる!びゅる・・・。暫くして、二度目の射精が始まる。

 精子漂う液体の中を卵は流れる。表面はすでに精子で埋め尽くされ、我先に受精せんとばかりに殻を崩していく。

 どぷ!どぷぷぅ!どくん!どく・・・。三回目の子宮内射精。子宮の中は遺伝子で埋め尽くされ、さらに卵管の中までも満たす。逃げる事を知らない卵は、ただ静かに精液の中を漂い、受精の時を待つ。精子の隙をぬい、殻に到達しようと周りを泳ぐ精子達。産毛が生えたかのように、表面には小さな線が揺れている。何億とも数え切れない精子が漂う中、精子を子宮に送りこむ役目を終えた亀頭が、ゆっくりと子宮外に出ていった。子宮口も、精子が外に出れないようにさっと閉じる。受精までのカウントダウン。

 

 やがて一つの精子が卵の中に入った。卵の持つ遺伝子情報に、精子の情報が刷り込まれる。他の精子達が入れぬように、殻が硬化し、精子の攻撃を跳ね除ける。受精完了。

 くぱぁ、っと子宮口が開き、新たな命になれなかった精子を排出する。受精卵はゆっくりと降下し、内壁を目指す。子宮の外から男の声が聞えた。

 

 「お母さんの言うことはちゃんと聞くんだぞ」

 

 やがて着盤が無事完了し、妊娠が確定する。そして数十分の後、一回目の細胞分裂が始まった。

 

 終

 


解説

 前編のHシーンが濃すぎた(と思ってる)為、後編のHの中身が何処まで迫れるかが心配です。

 そもそも書こうと思いついたのが「一人ぼっちでいたくない」と叫んだ所でして、「じゃあ孕ませてやろう!!」というとんでもない考えから妄想が始まりました(その時は禁断の森執筆中)

 よくよく考えてみれば、マリナが帰ってきてと祈ってる時にアシュレーくんはせっせと子造りの最中。いいのか?アシュレー。

 で、まだWA2はクリアしてません。アナスタシアイベントで止まってます。

 さぁ、あそぶぞぉ〜ということで、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


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